無理をせずに暮らす~「心の病がない」野生動物に学ぶ
連日の猛暑、酷暑が続きます。
毎日、エアコンをフル稼働しないと健康も維持できないほどになってきています。
日中もそうですが、特に睡眠中も注意が必要です。
住んでいる所の環境、年齢、性別などなど、人それぞれなので、何が正解と言うわけではありませんが、睡眠中にエアコンをうまく使わないと、寝ているときに熱中症になったり、あるいは暑さで目を覚まして、睡眠不足、睡眠の質を落とすことにもつながったりします。エアコンも、昔のような「贅沢品」ではなく、「生活必需品」になってきました・・・。
そういえば、この夏、あまり蚊に悩まされないなあと感じています。
皆さんのお住まいはどうでしょうか。
聞くところによると、夏特有の虫である蚊も暑すぎると活動しなくなるそうです。猛暑に弱く、35度を超えると活動が弱まるようです。
(以下、生き物の写真があります。苦手な方はスルーしてください)
身の回りの動物たちも、それぞれ、自分が気持ちよく過ごせるように、いろいろと工夫しているみたいです。
最近、近所の猫が私の車の下にいることが増えてきました。
車で出かける時、私の気配やエンジン音で、さっと移動はしてくれますが、もしかして、気付かずにいて事故にならないかと少し心配はしています。
でも、猫の気持ちもわからないでもありません。こー暑くては、たしかに、どこかで涼まないと・・・。
車の下は日陰になっていて、コンクリートも冷たくなっています。また、タイヤ以外の四方が開いていて、風通しもいいです。
「気持ちいい」場所なんだろうなあ。
逆に、冬の寒い日などは、日当たりがよさそうなところで太陽の光を浴びながら丸くなって気持ちよさそうに寝ています。その時々で自分にとって一番気持ちよく、快適に過ごせる場所、環境を探して移動しているようです。
そういえば、最近1カ月ぐらい目にしていなかった「ガマ君」も、再び、戻ってきました。1カ月前より、体つきが少し大きくなった気がします。
彼?も、この暑さの中では、散水栓のふたでできた陰の下、蛇口付近の湿った場所が気持ちいい環境なのかなあと思います。
なにか、彼らの姿を見ていたら、時に我慢して、時に、同じ場所に居続けようとして、環境の方に自分を合わせようとする人間の方が、おかしな生活をしているのではないかとすら思えてきました。
考えてみれば、大昔の狩猟採集生活では、環境の変化に対して移動生活をしていたわけで・・・。
農耕時代に「定住」するようになって、その場所の環境に、我慢して、あるいは無理をして適応するようになったともいえます。
そんな制限や制約、環境の変化に対して我慢、無理をするから「心の病」に悩む人が多くなるのかもしれません。
きついノルマをこなしたり、嫌でも人間関係を維持したり。
野生の動物、車の下で気持ちよさそうに寝ている猫にも、悩みがあるのかはわかりませんが、「心の病」にかかってはいなさそうです。のびのび生きていますし・・・。
人間も自分の得意な事や好きな事だけをやることができれば、「心の健康」を保ちやすいのではないかと思えます。
ちょっとしたストレスも乗り越えて行けるのではないかと思えます。
(野生の)動物たちは、病院に行かないし、薬も飲みませんが、健康に暮らしていますし、うまく自分の体にあった環境を見つけて、無理せず生活しています。
ある意味、本能と言っていいのでしょうが、自分の体(心)の声を聞いて、素直にそれに合わせて生きています。
私は、テレビなどの「健康情報」にすぐ飛びつき、平均的、みんなにとって「いいことだから」と言う話を鵜呑みにして、逆に自分の体の都合を無視し、心の声を聞かず、体調をおかしくするという生活をしていました。
例えば、ヨーグルトを食べすぎて、おなかを冷やして下痢ばかりしていました。
今回、身の回りの生き物たちを見ていて、彼らを見習って、もう少し、その時々の体調に応じて、自分を労わってあげようと思いました。
「自分の体(心)については、自分が専門家だ」、と言う気持ちで過ごしていれば、とびきり健康にはならないとしても、少なくとも悲惨な状態にもならない気がします。
生き物たちの様子を見て、そんなことを考えていました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです