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小林正観さんに学ぶ〜〔悪い予言]があっても、「今・ここ」を一生懸命に生きていれば関係ない。誰にでも寿命はあるのだから。    

「1999年 7の月 空から恐怖の大王が降ってくるだろう」

 ノストラダムスの大予言として、流行った?言葉です。

 1990年代当時、バブル崩壊後、経済も停滞気味。
 震災やオウム真理教の事件を経て、世の中的に閉塞感や暗い空気が漂っていました。
 それがよけいに、「予言」に傾倒する下地になっていた気がします。

 私自身も、当時、うまくいかないことが多々あり、何となく、悪い事ばかり起こるという気持ちになっていたので、この予言の言葉を聞いて、よけい暗い気持ちになっていました。
 「どうせ、1999年に何か起こって、大変な状態になる(人類が滅亡する)なら、今頑張ったって、しょうがないじゃん」みたいな、投げやりな気持ちもどこかに抱えていた時期でした。
 
 その後どうなったか・・・。
 何も起こりませんでした。
 大予言が当たると騒いでいた人は、「1999」は「1999年ではなく、~年のことだ」とかなんとか、いろいろと解釈を述べて、また、次の予言の解釈につなげていました。

 そういえば、2012年もたしか「マヤの予言」みたいなものもよく耳にしました。

 マヤの暦が終わるということで、何やら「今の世界も終わる」的な話が出たり、逆にそこから「新しい世界に変わる」ということで、新時代、アセンションや次元上昇という言葉も何となく見聞きした覚えがあります。


 私自身は、超能力があるわけでも、「何か見える」人でもない、ただの凡人なので、実際に、何か次元が上昇したのか、時代が変わったのかは分かりません。

この時は、仕事も忙しく、「ミステリー」的なものとして、ちょっと興味をもつぐらいで流していました。

また、2012年までに小林正観さんの本を読んでいたので、少し「免疫」ができていたのかもしれません。


 

小林正観さん自身は、大学時代に「精神科学研究会」に入っていて、超能力にも目覚めたそうです。
 そして、その中で、透視能力が進んで、時に「人の死」が見えるところまで行ったそうです。それから、人生で一度だけ、強い依頼を受けて、その人の「死ぬ日」を伝えたことがあったそうですが、「人生最大の嫌悪感に襲われた」とも言っています。


本に次のようなことが書いてありました。

・たとえば、ある人の死が見えたとします。
その人に告げたらその日まで苦しませることになる。
当たるか当たらないかは別として、「優しさ」の観点から、その苦しみをあたえるわけにはいかない。だから、人の死は予見してもなんの意味もないんです。
 
・外れる可能性もありますし、当たったとしても、お互いに気分がいいものではありません。
 そして、そういう悪しき予言というのは、言うべきではないのです。たとえ、未来を読みとったとしても、「盗み(犯罪)」「男女関係」「死」は言ってはならないと決められています。

宇宙方程式の研究

 最近も「2025年7月に・・・」といような話が出てきているようです。
 実際にそういうビジョンが見えた人は、世の中の人のためを思って言ってくれていると信じたいです。しかし・・・

 私が思うのは、

予言が当たっても、あたらなくても、人には寿命があるということです。そして、大切な人にも寿命があるということです。

いつかは死を迎えると言うことです。

(生まれ変わりや魂があるのかは知りませんが、あったとしても、今の私という肉体、性格、生きる時代、一緒になった家族はきっと、この私一代限りではあるはずです)

 死を迎えるのが2025年なのか、もっと先なのかは分かりませんし、知りたくもありません。

日本は地震や噴火、台風などの災害大国であることは事実です。
 だからこそ、日頃から、その備えをしておくこと、自分や自分の大切な人の命を守る対策に力を注ぎ、今日一日を何事もなく、平和に暮らせたことや、少しでも、この世の中で一緒にいる時間を持てたことに感謝して、これからも幸せに暮らすことに意識を向けたらいいんじゃないかと思います。

 
 人間には危機回避の本能もあって、生存のために「ネガティブ」なほうに意識を向ける(そのおかげで、安全に危機を逃れていく)傾向があります。また、マスコミもそういうネガティブな内容の方が人の耳目を集めるので、意図的かどうかは別にして、報道しやすい傾向にもあります。

 でも、

「FACTFULNESS」(ファクトフルネス)という本にあるように、長い年月をかけて、だんだんと世の中で改善されている、良くなっていることもたくさんあります。ただ、あまり耳にしなかったり、自分がネガティブなほうに意識を向けていることで「見えなかったり」するだけです。
 

「予言」にとらわれて、人生の貴重な時間、大切な人との関わりを無駄にしなことの方がよっぽど重要です。悔いが残らないよう、「予言」に惑わされないよう、人生という限られた時間を全うしたいです。


経験からの実感です。

皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです

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