あるメンターの教え②~頼まれごとを引き受ける生き方にも向き不向きがある、「ハマる」と成長しない
私が親しくしている方から聞いた話です。
実際にご自身が会われた、あるメンター?の教えについてです。
「この教えはあまりに一般常識とはかけ離れている内容が多いため、仲が良い人にも言わずにいた。でも、自分だけのものにしておくのはもったいないと思えてきたので・・・たぶん、頑張っているのにうまくいかない人、空回りしてしまっている人の生き方のヒントにはなると思います(自分がそうでしたので)」
とことわりつつの話でした。
確かに、「え、本当に・・・」「う~ん」と考えさせられ、信じられないと思える内容も多々ありました。しかし、「そう考えると生きやすくなるかも」「人生が充実してくるかも」と思える内容も多々ありました。
また、実際、その教えを知って生き方をかえられたその方は、現在、作詞作曲もしますし、YouTubeに歌をアップしています。自分で(仲間と)塾(勉強会)を立ち上げられていますし、最近、本まで出版したり、と大活躍しています。その方自身が大きく変わられた、「うまく歯車がかみ合い始めた」様子でしたので、説得力はありました。
とはいえ、私とその方とは別の人間なので、100%当てはまるわけではないと思います。よって、ここでは私が共感できた、腑に落ちた部分について紹介します。
*スピリチュアル系な話が苦手な方はスルーしてください。
*あくまで一つの見方、考え方です。それがすべて「正しい」「事実(真実)」と言うことではありません。
1 魂の成長は「幅を広げること」
科学的には証明されていないので、いきなり、「あやしい」話かもしれませんが、人間には「魂がある」と言う前提で話が進みました。
そして、魂の目的は何か?ズバリ一言でいえば
成長すること。
そして、
(魂の)幅を広げること
になります。
さらに面白いのが、魂は生まれ変わるので「人生の前半(40歳くらいまで)」は、過去世の影響を受けるのだそうです。
なので、過去世でストイックな生き方をしていた人は、やはり、その影響を受けて、ストイックに頑張る生き方をしがち。
逆に、人のために奉仕する生き方を過去世でしていた人は、やはり、職業などは違うにしても、人に関わり、支える仕事に就きやすいそうです。
しかし、今世で、過去世と同じような生き方をしていると、魂的には「全く成長にならない」です。
過去世で行ってきたこと、卒業した生き方を、今世で繰り返しても、成長がない~魂の幅が広がりません。だから、過去生とは別の考え方、生き方が求められます。
なので、ストイックな生き方(過去世)だった人は、「楽しむ」ことを積極的に取り入れたり、「~すべき思考」になりやすいので、「ゆるく(ゆるす)」生き方を意識したりすると、「魂の幅」が広がり、なおかつ、現実世界(自分の人生)が、うまく流れていきます。
あるいは、人を癒す生き方(過去世)だった人は、今世は、自分を大事にするという意味で、「自分を主張して」「アグレッシブ」な生き方を意識して、行動につなげていくと、魂の成長につながります。
2 「頼まれごとは喜んでやりましょう」にも向き・不向きがある。
私自身、「頼まれごとを引き受けていくと人生が開ける」と言うような言葉を多くの経営者や小林正観さんも語っていて、丸ごとそのまま一つの指針にしてきた一人です。
なので「向き・不向きがある」と聞いて、初めは反発と言うか、100%いい事なんだから、おかしな話だなと思いました。
しかし、こんな続きを聞いて、考えさせられました。
「頼まれごとは何でも喜んでやりましょう」とは、社会の中で辛さや苦しさを抱えた人たちを救おうとした言葉です。
たいてい、日々の生活で辛さや苦しさを抱えている人たちは、考えてばかりで行動するのが苦手な人が多いです。考えすぎて、多くはネガティブな気持ちを大きくしてより混乱と苦しい思いを増幅しています。ですので、
そういう考えすぎの人が行動を起こしやすいようにするためのアドバイスとしての言葉です。」
実際、この話は、私に丸ごと当てはまります。
これまでの記事にも書いているように、小心で内向的で、行動より、考えることを優先しがちな性格なので、確かに、動けなくなっていました。そして、動くことを避けるために(怖がっていたので)、「考え事に逃げ込む」ような状態でもありました。
そんな時、「頼まれごとを引き受けて、喜ばれる存在になる」という言葉を聞いて、一つの指針としたことで、迷って、悩んで、その果てに何も行動しないという状態は避けられるようになりましたし、そこでご縁も広がって、少し人生もうまく流れるようになってきました、そういう実感もあります。
さらに続きに、こんな話がありました。
「逆に、頼まれごとをそのまま全部やりすぎて、苦しくなってしまう人も世の中にはいます。ひどいと、うつ状態になる人だっています。
なので、考えるタイプには有効でも、もとから「行動するタイプ」の人には、不向きな言葉になります。」
「魂の成長とは、幅を広げる事なので、違う言い方をすると、今の自分のタイプと逆のことをすることともいえます。ですので、
行動するタイプの人は、何でも頼まれごとを引き受ける方ではなく、むしろ「考える事」を優先していくと、幅が広がる、魂の成長につながります。」
自分に合うかどうかは、実際に行った後に、自分の人生が良い方向へ行っているかどうかで判断してみるのがよさそうです。
古典や「偉い人」のアドバイスや名言が、すべての人、そして、自分に当てはまるわけではない、だから、鵜呑みにするのではなく、自分に必要なことを見ていくことの大切さを学びました。
3 「ハマる」ことは成長につながらない
先ほどの続きですが、どんな「教え」も、人それぞれに向き・不向きがあり、合う合わないがあります。
だから、世間や有名人がそれで「成功したから」と言って、自分も同じになるかどうかはわかりません。そして、同じにならなかった時に、人によっては自分の努力が足りないとか、自分には才能がないとか、自分を責める方向に行ってしまうとよけい苦しくなります。
次のような話がありました。
「トイレ掃除をすると人生が好転するという話をよく聞きます。実際、ビートたけしさんや和田アキ子さん、大谷翔平さんや菊池雄星さんらも高校の野球部時代に経験していますし、イエローハットの創業者である鍵山秀三郎さんらも、トイレ掃除によって人生が大きく変わった、というようなことを話しされています。
しかし、このトイレ掃除にしても、やはり人によって向き不向きがあります。
開運する人もいれば、何も変わらない人もいます。
そこは、実際に自分がやって、少し続けてみて、その効果があるかどうかを客観的に見てみる必要があります」
この話も、自分にはドキッとする内容でした。
自分自身は、掃除の会にも参加していて、その効果や自分の運が上向いてきたことを実感しているので、「合っていた」とは思います。
ただ、この会を広げようとする時、周りの人にすすめる時、「いいことだから」と何でもかんでも、勧めるべきではないという気持ちにもなりました。やはり、トイレ掃除が「合わない」人だっています。そういう人に、「いいことだから」と言って無理やりすすめれば、煙たがられます。
トイレ掃除以外の事でも同じだなと考えさせられました。
それは、自分に合っていないのに、有名人がしているから、それで成功しているからといって、「自分もやらなければ、続けなければ」と無理やり行うのは、意味がありません。
効果が無かったり、気持ちが伴っていなかったりするわけですから。
そういう状態を「ハマる」と言うそうです。
つまり、パターン化してきて、マンネリになっていたりするのに、「いいことだから」「〇〇さんがやっているのだから」と頭で考えて無理やり続けている状態の事です。
でも、やめる事にも勇気が要ります。
とくに、これまで長い時間をかけて取り組んできていたらなおさらです。
やめてしまったら、何となくもったいない、これまでの時間が無駄だったのか、と否定する気持ちにもなります。
そういう時は、「休憩してみる」「一度、距離をとって3カ月やめてみる」というような形で試してみることが有効です。
そのやめる経験の中で、本当に自分に必要か、効果があったのかを点検して、その後の事、続けるかどうかを決めてもいいみたいです。
みなさんは、いかがでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです