2024年に出会った名言3選~「きょうよう」が必要、汚れが汚れを呼ぶ、・・・あとはおまけ。
年末年始が好きな理由の一つが、世間的にも仕事が休みになって(もちろん、働いている方もいますが)、1年が終わり、また新しい年を迎える事の中で、自分の気持ちも整理できることです。
1年を振り返るきっかけになります。実際、頂いたはがきや手紙、資料などを読み返したり、手帳を整理したり、さらに服や身の回り品などの断捨離をしてすっきりとしたりして、新しい年へのイメージを広げ、わくわくしながら計画を立てられます。
今回は、そんな手帳やはがき、一人新聞を整理しながら思い出した、自分に刺さった言葉(名言)を紹介します。よかったらお付きあいください。
1 高齢者には「きょうよう」が必要なんです
一緒にトイレ掃除をしていて、定年退職された参加者が、
高齢者には、「きょうよう」が必要なんですよ。
と言っていました。私は、「教養」と思って、「生きる知恵」とか「心の豊かさ」の事かなと考えていたら、その方はフフフと笑いながら、こう言われました。
高齢者にはね、「今日、用」が必要。
何か、用事があって出かけることが必要なんですよ。
やっぱり、人に頼られたり、自分にもできることがあるっていうのは、うれしいことだし、励みになるんですよ。必要とされているということが生きるエネルギーにもなるしね。
もちろん、用事があって出かければ、体も動かすし、健康にもいい。
休日があるのは嬉しいですが。毎日、お休みというのも退屈したり、逆にはりがなかったり、それはそれで「しんどい」ことなのかもしれません。毎日、仕事を含めて、やることがあり、その中で、また自分のやりたいことがありで、バランスが取れるのかなといろいろと考えさせられました。
2 汚れが汚れを引き寄せる
ボランティアで学校のトイレ掃除を行っていた時、参加者の一人が言った言葉です。
学校のトイレを掃除していて気づいたんだけど、きれいになったトイレほど、綺麗に使ってもらえるだよね。
人間の不思議な心理で、たとえば、自分が粗相をしてしまったら、綺麗なトイレほど、ちゃんと後始末をして、綺麗さを保とうとするよね。
でも、汚れていると、雑に使ってしまったり、汚しても平気になったり。
だから、
汚れが汚れを引き寄るというか、汚れているトイレ(便器)ほど、すぐに、さらに汚れるみたい!!
「汚れの引き寄せ」という言葉をおもしろく思いましたが、私は、話を聞いていて、「割れ窓理論」の話を思い出しました。
荒れた学校や犯罪が多い町は、必ずと言っていいほど汚れています。
ゴミがいたるところに落ちていたり、落書きばかりだったり。
あるいは掲示物がはがれていたり、物が散乱していたり。
汚れや割れた窓などが、「悪い気」を引き寄せると言い換えてもいいかもしれません。掃除することで、自分自身の気持ちもすっきりしますが、学校や街全体の安全や「空気の浄化」にも役立っている、貢献していると知れて、さらにモチベーションも上がりました。
また、大きな問題解決の前には、目の前の小さな問題解決が必要、先決と言う教訓も得られた気がします。
3 たった一人を笑顔にしただけで、この世に生まれた意味ありだよ。あとはおまけ。
一人新聞(葉書通信)で交流している元教師の方が、子供との対応に迷い、苦しみ、教師を辞めようかと思っている時に、かけられた言葉だそうです。
当時、悩みぬいて、食事がのどを通らず、昼食は点滴だったとか。
そんな中で出会った言葉。
あとはおまけ・・・。一人ずつ笑顔を増やしていけばいいのか。全ての生徒からの引き算ではなく、一人をまず笑顔にしてからの足し算をすればいい・・・自分は背負いすぎていた・・・とほっとでき、そこから立ち直っていったそうです。
このことは、何も教師と子供だけに限らず、いろんな人間関係でも言えるし、家族に対しても、あるいは関わる全ての人に対しても言える事だなあと胸に強く響きました。
完璧な人間はいないので、何かしら至らないところは誰しもあります。そして、気が合わない人だっています。100人いたら、20人は自分のことを嫌う人がいるとも言われています。
だからといって、その20人を好きになってもらうように頑張る必要はなく、むしろ、自分を好きと言ってくれる人を大切にし、その他、何とも思っていないだろう残りの多くの人とどれだけ笑顔で関われるかに力を注げばいいのかと、私も勇気をもらえた言葉です。
2025年。今年はいったいどんな言葉(名言)と出逢えるでしょうか?
ここまで読んでいただき、ありがとうございます
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです