「楽しい」とは~語源から考える。自分の殻を破る、ぐっと手足を伸ばす状態。
「手伸し」
書き間違ったわけではありません。
「てのし」と読みます。
縮んでいた手を伸ばすことであり、手を伸ばして喜び舞う様子を表します。
そして、実はこの「てのし」の読み方が変化してある言葉になりました。
「たのし」 「楽しい」という言葉です。
日本神話の古事記にある「岩戸開き」(天照大御神が閉じこもっていた岩戸から戻られ、暗かった世界が白く明るくなり、みんなが手を伸ばして喜び合った)で使われた「手伸し」が、「楽し(い)」となって、そのまま今も使われています。
「楽しい」というのは、「手を伸ばして~」という語源から考えると、自分の殻を破って今の自分を変えて、大きくしていくことにつながるかもしれません。
自分を成長させていくことをしていると「楽しく」なります。
工夫したり、新しいことを知ったり、チャレンジしたり・・・。
・何度も練習して逆上がりができた
・自分の英語が、相手に通じた!
・思い切って、~に参加してみた
・目標を決めて、それを更新、達成した
・朝のひと時が快適になるように改善した・・・
嬉しいと同時に、やっていることが楽しくなると思います。
楽しいのポイントは、「変わること」。
自分は何もしないで、回りに楽しませてもらおう、周りに変わってもらおうとしていると一時期は楽しくても、すぐ退屈します。すぐに飽きます。
そして、満たされない思いがつのります。
自分が変わらないからです。
自分の殻の中に閉じこもっているからです。
「楽しい」気持ちをもてるのは、自分が主体的に動いて、自分が変わっているから。
最近、楽しくないなと言う時は、
「自分の殻に閉じこもっていないか」
「自分の変化を恐れていないか」
を見直すといいかもしれません。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです。