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読書会に参加して学んだこと8 ~テキストの輪読、感想交流で得たもの
先日、合同読書会に参加してきました。
全国各地で開かれている読書会メンバーが集まる会で、コロナ禍を経て、再び1年に1回開催されるようになりました。
各地の読書会に開催場所が引き継がれるシステムで、京都、奈良、鎌倉、草津、四国中央・・・などなど、本当に全国各地で行われてきました。今回で11回目。遠い場所は、旅費も含めて難しいところがありますが、たまたま、今回は、私も行けそうな場所だったので、思い切って参加しました。
参加してみると、一人新聞で交流がある方や、トイレ掃除でお世話になっている方などなど、お会いすることができ、交流を深められました。オンラインでの会もありますが、やはり、実際に会ってお話しできるというのは貴重な時間になります。
さて、合同読書会の約3時間の内容は次の通りでした。
➀易経研究家の方の講演~「豊かな人生を送る」
②読書会~同じテキストを輪読し、感想交流
③読書会メンバーによる、漫才や落語披露
それぞれが楽しく、学び多きもので、あっという間に時間は過ぎました。
以下、②の読書会内容の紹介です。よかったらお付き合いください。
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1 輪読テキストの言葉を紹介
今回のテキストは「而今(にこん)ニコニコ」です。
「而今」じは、「今・ここ」の意味。
つまり、今・ここから笑顔を始めましょうというような意味です。
編集者は、寺田一清先生です。
内容は一人ずつ、テキストにある言葉とその解説を音読していき、後で、その中から気になった言葉を一つ選び、感想などを発表するというものでした。
私が気になった言葉は次の通りです。
1 笑顔があれば、笑顔がかえる。「人は鏡」。笑顔を映そう。
2 一笑一若・一怒一老。
3 何よりうれしいあなたの笑顔
4 笑顔は万国共通語
5 笑顔にまさる化粧なし。感謝にまさる霊妙なし。
6 ワリ箸一本くわえて、鏡笑法。
2 私の感想
・笑顔があれば、笑顔がかえる。「人は鏡」。笑顔を映そう
これを読んで、私はすぐに「鏡は先に笑わない」の言葉を思い出しました。
鏡の中の顔に対して、「そんな怖い顔をしていないで、笑ってよ」と言っても、鏡の顔は笑いません。
そう、鏡に映る自分の顔、まずは自分が笑わないと、笑顔は映りません。
自分は、けっこう、人に対して矢印を向けがちです。
人を責めたり、注意したり、ああしてほしい、こうしてほしい・・・。
相手を変えようと頑張ってしまうことがあります。
しかし、「他人は変えられません」。
変えられるとしたら、まず自分から。
まず、私が笑顔にならなければ、相手も心を開いてくれません。
人間関係の難しさを経験することは多いですが、基本は、笑顔。まず自分からを大切にしたいと思います。
3 輪読メンバーの話から
他のメンバーの感想で学べたことも多々ありました。
「一笑一若・一怒一老」
実際、笑顔を作ると、脳内ホルモンが出るそうです。
特に痛みを和らげるホルモンだそうです。
笑顔を作るだけで、健康につながります。
逆に、「怒る」と血管が収縮し、「戦闘モード」になります。そして、エネルギーを消費しますし、血液も「凝固」しやすくなります。いつも、怒ってばかりいれば、体に負担がかかるのは、明らかです。
そういえば、戦国時代に長生きをした徳川家康は、健康オタクだったことでも知られています。そんな家康さんが遺した言葉に次のものがあります。
堪忍は、無事長久の墓、怒りは敵と思え
笑顔で心穏やかな生活は、若々しく長生きできる秘訣なのかもしれません。
「ワリ箸一本くわえて、鏡笑法。」
鏡笑法とは、鏡の前で笑顔の練習と言う意味です。
やはり笑顔も練習の積み重ね。
そして、いつも穏やかな気持ちでいれば、ニコリと表情も柔らかくなります。和顔です。しかし、いつも怒ってばかり、不平不満ばかり言っていると、口が「への字」に曲がっていきますし、眉間に縦じわも多くなります。
彫刻家の朝倉武夫さんは、「人がにっこり笑った場合は、16の顔面筋がゆるやかに運動し、反対に怒った時は、一瞬に63の顔面筋がひきつる」と言っています。
「顔は履歴書」と言われるのは、顔の変化があらわすのは、その人の内面の成長や後退、日々変わっていくことが顔つきに刻まれるがゆえに、「履歴書」たり得るからです。
いつでも、さっと自然な笑顔でいられるように、今日から、鏡の前で3回は練習したいと思います。
4 まとめ
昔は、読書といえば、「一人で本を読むこと」と思っていました。
しかし、読書会に参加するようになって、同じ本を読んでも、人それぞれ感想は違うし、気になる言葉も違い、互いの感想、考えを交流することで、さらに学びが広がることを実感しました。
また、
感想を発表するというアウトプットをすることで、その内容が記憶に残りやすくなります。そして、人の役にも立ちます。よい事ばかりです。
本を読んでの感想交流を今後も続けていきたいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです