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小林正観さんの「夫婦論」に学ぶ~相性診断で関係を見直してみる。        

 小林正観さんの本を読むようになって、15年が経過しました。
 「宇宙を味方にする方程式」「神さまに好かれる話」などのタイトルだけを見て、ちょっと「怪しい」のかなと思っていました。でも、読み始めると止まらなくなりました。それは、日常生活のあれこれの中から見つけた「法則」「共通項」等の紹介や、どうしてそうなるかの仕組みなどの説明が書かれていたからです。そして、「おもしろいなあ」と共感しながら読めたからです。

 正直、科学的なのかは分かりませんが、「現象としてあるものはある」ということで、いろいろとユニークで興味深い話が書かれていました。
 一例をあげると・・・
 
「掃除を続けると、お金や仕事の問題はなくなっていく」
「否定的な言葉をやめるとどんどんと健康になる」
「倒産する会社の庭や駐車場は必ず汚れている」
「人間には、喜ばれると嬉しいという本能がある」などなど。
 
 何より小林正観さんは、信じないと悪いことが起こるだとか、実践しないと不幸になるだとかいうスタンスではなく、おもしろがった人、興味がある人はやってみるといいですよ~という感じ。そして、それでうまく行ったり、いいことがあったら、よかったですね~で笑っている、そんなやわらかい感じで書かれていました。そこに一種の安心感がありました。
 
 また、そうやって紹介されている内容が海外の大学で認められ、「心理学博士」「教育学博士」「社会学博士」になりました。
2011年に亡くなられた後に、どんどんと本が売れていくという、本当に「不思議な」方です。

 さて、今回のテーマ、

小林正観さんの「パートナーとの相性診断」

です。
 よかったら、お付き合いください。


1 診断方法

 誕生日の月と日を足し算します。
 また、誕生日の月と日を引き算します。大きい数から小さい数を引きます。
 そして、出てきた数字を小さい順番に並び替えます。

 実際、正観さん自身が、自分の誕生日で示しています。
 
 正観さんの誕生日は11月9日。
 足すと「20」
 引くと「2」
 これを小さい方から順番にならびかえると、「022」
 ちなみに、正観さんのパートナーの誕生日は11月11日。
 足すと「22」
 引くと「0」
 小さい方から順番に並び替えると「022」 

 二人の数が出たら、それぞれの数を対比させます。
 自分と相手の持っている数を〇で囲んでいき、その割合を調べるそうです。

2 安らぎの相性

 正観さん夫婦は、6つの数字、全てに〇が付きました。
 PERFECT。
 相性ばっちりです。
 正観さん曰く、結婚してから30年以上たっても、一度も喧嘩をしたことがなかったそうです。
 100%の相性と言うのは、かなり稀なんだそうです。
 50%の割合であっても、かなり高い方。 

平均的な夫婦は、15~20%くらいだそうです

 例えば、30%の相性だった場合、2人の間には70%の溝がある。
 それを「35%ずつ歩み寄りなさい」と言う意味で、2人は夫婦になった・・・
  正観さんは、そんな説明をしています。
 
 正観さん夫婦は、正観さんが年間300回を超える講演で全国を飛び回り、家に帰宅するのは数日だけ。正観さんのパートナーも忙しい生活をしている・・・。
 そういう意味で、二人とも会うと安らぐのですが、互いにバラバラな生き方をしていたそうです。
 また、安らぎの相性では、2人とも「同じものを持っている」ので、お店などを始めた場合、やることや方向性が同じになりすぎて、逆に発展しない場合が多いそうです。

3 補完関係

 では、この診断方法で、全く数字が一致しない場合はどうなるのでしょうか。
 例えば、夫が「035」。妻が「248」だった場合などです。
 この2人の場合は、やすらぎの相性は「0」。
 しかし、

 逆に言うと、互いに持っていない数字を相手が持っています。
 これを「補完の関係(相性)」と言うみたいです。

こういう夫婦の場合、自営業などをするとすごく相性がいいそうです。
 一緒に何かに取り組むと「足りないものを補い合う」からです。

 例えば、夫が事務や経理、材料へのこだわり、妻が営業、内装、店の雰囲気づくりで、それぞれに力を発揮するなどです。
 もちろん、二人ともそれぞれの分野に意見を持っていますから、ぶつかり合って、二人で「やりあう」事にはなりますが、互いの折衷案としてまとまり、ほどほどに溶け合った店になり、それが発展の元になるそうです。

4 まとめ どちらの相性でもいえること 

人は、「内面を研ぎあう」ほどに成長します。 

 そういう意味では、内面の「成長が必要ですよ」と言う人は、相方との補完関係の方が高くなるみたいです。そして、安らぎの度合いは低くなります。
 逆に「内面の成長は必要ないから、エネルギーを外に向けて使う」という場合は、安らぎの相性は高くなるようです。

でも、どちらがいい、悪いの問題ではないです。

「やすらぎ」が足りないからと相手を責めて喧嘩しても意味がありません。
 きっと、相手との出会いも偶然ではなく、自分の「心(無意識)」か「魂」が望んで選んだのだと思います。この人となら、自分も成長していけると、どこかで感じていたからかもしれません。
 
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです
 


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