#78【練習】細部まで言語化すると自分の意見を持てるようになるという話。
こんばんは。昨日投稿しようと準備していたのですが、風邪をこじらしてしまい、更新が1日遅れてしまいました。
前回、木下斉さんのVoicyを聞いて「仕事」と「作業」の違いについて、自分が思うことを書きました。
今回はその延長のお話です。
○ローソンTOBのニュースを見て
一昨日、KDDIのローソンTOBのニュースが報道されましたよね。三菱商事と3社で資本業務提携して、各社の強みを生かし次世代のコンビニを目指す。
この話、私の想像が足りてない可能性もありますが、率直な感想として「なんで?」と思ってしまいました。
この3社が資本業務提携するメリットをあまり理解できないのです。
ビジネスなので、目的は当然利益を得られる(メリットがある)からですよね。
商社とコンビニなら原材料の調達も含めたサプライチェーンの構築等のシナジーは想像できるのですが、「はて、KDDI?」となってしまいます。
例えば提携のわかりやすいものだと「チャネル(流通経路)の拡大」等がありますよね。セブン&アイ・ホールディングスでは、金の○○シリーズをスーパーに陳列したり、逆にスーパーのPBをコンビニに置いたり等。
確かに人手不足等でコンビニからすると自動化は必須の状況。
その他、需要予測で発注の精度を高める等かなと思いましたが、それはもう取り組んでいるだろうし。いわゆる「通信」事業のシナジーがあまり想像ができないんですよね。
ということでKDDIのIRサイトを覗いてみました。そこには中期経営戦略(2023年3月期~2025年3月期)が出ており、注力事業として、DX、金融、エネルギー、LX、地域共創とあります。
お、このLXって何だ?と思い確認したところ、ライフ・トランスフォーメーション(Life Transformation)の略語とのこと。
うーん、これを読んでも具体的なイメージがあまりわかない。
コンビニでドローン配送ってあんまメリット想像できないし。。
なので、私は、KDDIにとって今回のローソンのTOBは、高い買物になるだけなんじゃないかなと思ってます。
○言語化しようとすると自分の頭で考えることになる
当たり前ですが何かの事象に対して説明しようとすると、細かい部分まで言語化しないといけません。
「この3社が資本業務提携契約を締結することで各社にとって○○という部分で△△というメリットが生まれ、結果的に各社の売上(利益)の向上が見込まれる」という言語化ができないと「?」となってしまいます。
言語化をしようとすると、細部まで考えないといけないので、必然的に自分の意見を持つことができるようになるわけです。
○曖昧な情報をそのままにしない
ローソンの件は大きなニュースなので、それを見て「おおー」ってなり、その雰囲気に飲まれて「あの3社が何かやるのか、すごいなぁ」となって聞き流してしまうこともあるかもしれませんが、こういうニュースは頭のストレッチになります。
自分の頭で考えて言語化してみることで、自分の意見が持てるようになるし、そのニュースの続報に対しての感度も高くなります。
日々のニュースを曖昧にせず、目的やメリット等、自分でテーマを設定し言語化してみると日々のニュースに接するのが楽しくなりますので、おすすめです。