ビタミンB6とビタミンB12と葉酸の血液合成とホモシステインの関係性
こんにちは、ちょらです。
今回はビタミンB群であるビタミンB6、B12、葉酸(B9)の関係性についてお話しします。
これらのビタミンは血液の合成などに欠かせず、似たような働きをしますが、それぞれ役割があるので、どれか一つだけ摂取していれば良いと言う訳ではありません。
性質は似ていますが、それぞれ重要な役割を担っているのでバランスの良い摂取をこころがけましょう。
ビタミンB6、B12、葉酸の赤血球合成の関係性
ビタミンB6とB12、葉酸は赤血球の合成をする働きがありますが、B12と葉酸は合成の前半で、B6は合成の後半で必要です。
またB12と葉酸はお互いに助け合って働いていますので、どちらかが欠乏しても貧血を引き起こします。
B12や葉酸はDNAと深い関わりがありますから、これらが不足すると赤血球が大きくなりすぎて、大球性貧血を引き起こします。
赤血球合成の後半ではヘモグロビンが作られますが、その際に必要な鉄(Fe)やビタミンB6が不足すると小球性貧血や低色素性貧血の原因となります。
これらのことから貧血の種類でどの栄養素が欠乏しているのかが、大まかに判断できます。
ビタミンB6、B12、葉酸とホモシステインの関係
ホモシステインは必須アミノ酸であるメチオニンを代謝する際に生成される副産物です。
増えすぎると、動脈硬化や認知症の原因となります。
ビタミンB6、B12、葉酸はホモシステインを代謝してくれる働きがあります。
B12や葉酸はホモシステインを再びメチオニンに戻し(再メチル化経路)、B6はホモシステインをシステインへと変換します。(イオウ転移経路)
システインはメチオニンのその後の形で、メラニンの生成抑制など肌に良い効果をもたらします。
また、解毒作用や抗酸化作用のあるグルタチオンの成分となりますので、肝臓のサポートをします。
メチオニンが肝臓に良いと言われているのはこれが理由です。
最後に
ビタミンB群はお互いに支え合って効果を発揮します。
ビタミンをサプリメントで摂取しようとすると、偏りができやすいですから、野菜などの食物から摂取を心がけてください。
それではありがとうございました。
健康生活をお過ごしくださいっ!