「インタビュー講座でこんなこと習った!」って記事を見たんだけどさあ。
ピコちゃん「そんな記事を見たのー?」
ペコちゃん「そうそう。なんかさあ、表面的でね」
ピコちゃん「表面的?」
ペコちゃん「どうでもいいことばっかりで、大事なことがないっていうかー」
ピコちゃん「あら、ペコちゃん、辛口ね!」
ペコちゃん「だってここは、辛口一魂。だもん」
ピコちゃん「そうねー。どんな内容だったの?」
ペコちゃん「受講した人がちょこっと書いていただけなんだけど、最初の入りにインタビューと関係ない、こんな話をしようとか」
ピコちゃん「余計な話してたら、相手がさっさと始めて! って怒る可能性があるね」
ペコちゃん「相手にどれだけ時間をもらってて、どれだけのことを聞きたいか、って考えてると、『今日はお時間をいただきましてありがとうございます』って言って、すぐインタビュー始めるよね?」
ピコちゃん「わたしたちなら、1分、1秒でも多く、いろいろ聞きたいけどねー。質問のリストを順番に聞けばいいんだと思ってるんだろうなー」
ペコちゃん「写真を撮るときは机のものを片付けろとか」
ピコちゃん「当たり前ー」
ペコちゃん「そもそも、オウンドメディアとかのWebのインタビューカットが、つまんないよね、あれは、編集側がちゃんと指示をしないからだけど」
ピコちゃん「インタビュー中の座っているカットばっかり(笑)。ド素人か?」
ペコちゃん「工夫がないよねー。撮影ディレクションとかしてないんだろうな。座っているところ以外にも、3パターンくらいは考えれば撮れるのに。ひとりひとりのカットもね。教えてあげないけど。ふふふ」
ピコちゃん「頭が切れないように撮るとか、明るいところで撮るとか…」
ペコちゃん「あら、ピコちゃん、優しいのね。教えてあげるなんて」
ピコちゃん「そのくらい、インタビュー講座とかでも教えるんじゃないの?」
ペコちゃん「どうかしらねー。教えている人が、『自分のインタビュー記事はこれです!』って出していればいいのに、出している人、みたことない。『目指すインタビュー記事』の見本を見ないで、受講する人もなんだかなあって感じね」
ピコちゃん「その人のレベルがわからないもんねー」
ペコちゃん「探せば出てくるかもしれないけど、それこそポートフォリオみたいに見られるようにしておくべきじゃないかなー。全面的にそれを紹介してくれないと、その人のレベルがわからないよね」
ピコちゃん「そんなことをしなくても、生徒が来るからいいんじゃない?」
ペコちゃん「そうなんだろうね! 卒業生はインタビューライターと名乗るのかしら」
ピコちゃん「インタビューの仕事をクラウドワークスとかでとって、やりたいんじゃない?」
ペコちゃん「なんか、それでうまくいかなかったらすぐやめちゃいそ」
ピコちゃん「卒業生のどれだけが、インタビュー記事をやれるようになるか……」
ペコちゃん「こんなことを習ってー、先生ってすごーい!って憧れちゃってる人はどうかなー」
ピコちゃん「卒業後のフォローとかしてないんでしょ? たぶん」
ペコちゃん「学校じゃないからねー。カルチャーセンターの1講座みたいなものだから。どっかのカルチャーセンターでライター講座とかなかったっけか?」
ピコちゃん「あった気がするー」
ペコちゃん「その程度な感じなんだよね。受講して、満足しちゃってる。たぶん。本気の人はお金出して習いになんて行かないよ。インタビューの能力あげる方法はたくさんあるもの」
ピコちゃん「それは何か、と考えて、すでに行動している人はもう先を走っている?」
ペコちゃん「そうそう! でも、お金払って習って、ちゃんとインタビューができるようになった人も100人に1人くらいはいるかもしれないから、そういう人には、すごいね、頑張りましたね、といいたい!」
ピコちゃん「100人に1人…。辛いねえ」
ペコちゃん「ま、わたしが見かけた記事書いている人の講座の人だったら、そうかなーと。他は知らない。まあここは辛口一魂。ですから」