息子との出会い。記憶のあるうちに記録しておこう。vol.2
昨日じっくりと時間をかけて、息子が産まれる少し前のことを思い出していました。
すごく素敵な時間になりました。
入院中の息子も熱が下がり、ほぼいつもの彼に戻りました。
お父ちゃんに会えないな、なんて違和感や寂しさを感じているのかな・・・なんて思うと切ない。
今日も記録を続けたいと思います。
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コロナ感染による自宅待機も終わり、検査にも行けるようになりました。
予定日が近づいてきた頃の検診で、
「まだまだな感じやからしっかり歩いてくださいねー」「1日2時間くらい」
その時私は、日中の猛暑を避け夕方に1時間弱ウォーキングしていました。
また、家ではマタニティビクスなるものをYouTubeで見ながら一緒に踊っていました。
そんなもんじゃまだ足りないことは分かっているが、なんせ猛暑。
外に出られる時間が限られている。
猛暑マタニティライフはこんな感じ。
朝起きたらまずびしょびしょになったシャツを脱いでシャワーを浴びることからスタート。
洗い流さないスッキリするシャンプー?を襟足にしっかり吹き付けて、スーっとする爽快感を感じる。
室内が暑くなりすぎる前にビクス。
水分摂りすぎってくらいでちょうどよい。
夕方散歩の後も、びしょびしょになったシャツを脱いで、夕飯。
夕飯食べてても汗をかく。
お風呂の後、ドライヤーによってまた汗をかく。
襟足に汗を貯え、タオル片手に寝床へ。
思い出しただけで暑い。
とにかく汗かきまくってた。べそはかいてない。
今考えても、2時間歩くのはさすがに妊婦じゃなくてもきつかっただろう。
予定日2週間前くらいから、夫の帰宅後一緒にウォーキングをすることが日課でした。
体がしんどすぎて行きたくない日もあったけど、ウォーキングしないから子宮口が開かないんじゃないかとか思ったりして、意地でも行くんだって感じで行ってましたね。
家の近くに、緑道があって、木陰を歩けるのでまだまだ暑い夕方でも比較的心地よく歩くことができます。
何往復するかを毎日決めながら、夫と楽しく歩きました。
出産が間近に迫り未知への恐怖と、体が思うようにいかない苛立ちと、なんやかんやでグラグラと不安定だった私の中に面白い感情が湧いてきました。
こうやって夫と2人で歩くなんて、ここから何十年かできないのかもしれない。
子どもの事以外を楽しく話せて、お互いを見てお互いのために時間を割くなんて、ここから何十年かできないのかもしれない。
この時間が持てなくなるなんて、いやや!
ブルーってました。
この感情が湧いてからは毎日ウォーキングの度に、ウルウルしちゃったりして。
夫に悟られないようにしていたけど、自分でもどうしようもなくなってきて・・・
結局言う。
「しばらくこうやって2人で歩くとかないんやろうなー」
「そやなー」
ま、私の状態が異常だったので、「そやなー」くらいですよね。当然の反応。
体験したことのないことへの恐怖や、楽しみなど、その日に感じていることを感じているままに夫へ話しました。
多分毎日同じこと言ってたんやと思う。
同じことを言っていたんだろうけど、未知の領域へ着実にむかっていることへのワクワクというか、ドキドキというものは心地よいものだったということは思い出せます。
毎日「でん」(タッチ?)してUターンすると決めていた木があります。
しなくてもよかったんだけど。
でも息子が産まれて散歩に出かけるようになってから、2人で歩いていた緑道を3人で歩き、でんしていた木に「無事産まれました。これからもよろしくお願いします」なんて言ったりして・・・。
私の中ではあの日々が続いていると思えて、またウルウル来ちゃいそうになったりして、これからも「でん」拠点を増やしたいななんて思っちゃった日もありました。
そんなブルーってて感情的な日々の終わりが近いことを告げるかのように私の体に変化があらわれました。
いつものようにウォーキングから戻り、汗を拭いてシャツを着替えようかと思い段差に腰かけていると、だんだん胸が苦しいような少し痛いような、そんな感覚に襲われました。
2階に服を取りに行っていた夫を緊急招集し、急いで降りてきてくれたところでやってきた『バリ痛、悶絶級腰痛』
びーーーーっくりしました。
本当にびーーーーーっくりしました。
今は痛みは思い出せないけど、びーーーーーっくりしたことは思い出せます。
ほんで、身動きが取れず、無印のビーズクッションに抱きついたけど効果なくて、結局地面に這いつくばったことを思い出します。
何しても楽にならなくて、「いたいーーーーーーーーーーー」しか言えなくて、恐怖の時間だったことも思い出します。
夫は一生懸命に背中をさすってくれますが、何の安らぎもうみませんでした。
目の血管切れるかと思いました。
産まれてんのかと思いました。
どこかで冷静な私が、「え。これ陣なん?腰に来る?聞いてない。」って思っていました。
体感15分。
実際は多分2分くらいの戦いの末、去っていった腰痛。
怖かったー。
でもお腹の張りはあんまりない。
(あとあと考えると、結構お腹張ってたのかもしれません。どれが何なのか分からなかったです。軽く張ってんなーってのはあったけど)
今思えば、あの悶絶で病院に電話してみたらよかったのかもしれません。
でも、病院から「〇分感覚で張りが来たら電話ください」て言われていたもんだから、違うって判断しちゃった。
次の日から3日間、主に夜に腰痛はやってきました。
なんなら「くる」って分かるくらい、仲良くもなりました。
初日のがやばすぎて、残りはなんか耐えれてしまった。
痛いんですけどね。やばいんですけど。
手帳にも、その日の体調記してて、
初めましての日はレベル10
2日目8・5
3日目6
4日目7.3
とかレベル書いてた。だから耐えてしまったんです。
ほんま、変やなーを大切にして連絡すべきでした。
そんな感じで息子との出会い前日までを過ごしていました。
あー思い出しただけで、腰がぴきーんてなります。
ちなみに、妊娠による腰痛は全くありませんでした。
妊娠前から通っていた整骨院の先生が、マタニティ期もみてくれて、臨月までケアしてくれていたのです。
あとは、毎朝起きたらキャット&カウというヨガのポーズを深い呼吸で行っていました。
出産してしばらくしてから、キャット&カウは再開し、腰痛は最小限に留まっているんじゃないかなって思っています。
かけがえのない時間のことを思い出す時間が持てて、それをお読みいただけて、嬉しいです。ありがとうございます。
では、また。