月詩
同じ世界線のお話です。 全てが繋がってるけど全部パラレルワールドな気がします。
昔旅行した時の写真を上げてます。
ひっそりと失恋をした。 何気ない会話の中で好きな人に彼女がいたことを知った。 しかももう1年近く付き合ってたんだね。 気づかなかった。 でもまだその頃は話したこともなかったから当然か、 最初はね、君の絵に一目惚れしたんだ。 春に黒板の隅にいたペンギンを見つけた。 この絵を書いた人と話してみたいと思った。 友達に聞いて君が書いたということは分かったのだけど何を話せばいいのか分からないまま夏になった。 そろそろ授業用のノートが2冊目に変わる時期になって、新しいノートに君の絵を
新しい生活が始まると 新しい出会いも増えていく。 歩く度に知らない人ばかりで 初めての世界に胸が踊る。 見渡すかぎり大人びていて そこにいる人が同年代だなんて思えない。 負けないように背伸びして 毎日必死に追いかけてる。 知らない人に追いつこうとしてる。 そんな毎日はやっぱり疲れるもので そんな時に見つけた私の居場所。 私が唯一背伸びをやめて ありのままでいられる部室。 そこで出会ったあの人は まるで “深窓の令息” だった。 最初の印象は、よく分からない人だった。 気
すごく仲の良い男友達がいた 小さい頃からずっと一緒にいて 一緒にいるのが当たり前なくらい 大好きで、大切で、家族みたいな存在 明日、そんな彼とお別れする 別に付き合ってた、とかそういう訳じゃない 確かに好きだった時期はあった でもそれは、私が「好き」の種類が よく言う“love”と“like”の違いみたいなのが 分からなかったっていうのが理由な気がする 告白、だってした 振られちゃったけど それでもずっとそばにいてくれた 昔は嫌いというか怖かった ちょっと変わった子だと思
私は話すのが好きだ プレゼンとか人前で話すのが得意 でも本音だけは人に言えない いつからそうなったかは分からない でも言ったら迷惑かけちゃうのだけは分かる だから言わないし言えないんだ、笑 信頼してるから打ち明けたのにな、 「気にしすぎだよ〜」 「そんな事ないって笑」 「みんな思ってるって」 いいよね、あなたは愚痴れる人がいて 友達にも、恋人にも、親にでさえ ずっと仮面を被って生きてるのに 迷惑かけたくないから ずっと1人で抱えてるのに 自分に価値が感じられなくて 頑張っ
自分で自分を認められなくて 捨てられたくないからと 喧嘩すらできずに 君が言いたい放題言って 君だけが罪悪感から解放されようと 別れ話を始めたたき 私が本当に言いたかったことを 結局最後の最後まで 別れ際でさえ笑顔を張りつけて 「行かないで」さえ言えなかった自分を 未だにずっと思い出しては タラレバを並べて浸っている そんな私が今日も嫌いだ
結婚式を挙げる夢を見た 野外会場で、 右手には青い海、 左手にお客さんがいた お客さんって言っても 両親くらいしかいなかったけど なぜか5組くらいまとめて式するようだった 式のリハーサルの時に、 結婚を誓い終わったあとに行く場所で 5組まとめて少し待機させられてた 普段は恥ずかしさで甘えられない私だが 待機している間に 新郎にとても甘えていたのを覚えている 後ろに回って肩に顎置けると思ったら 横に並んでも頭が腕にしか当たらないみたいな新郎の身長変わっているし もはや新
私の高校には毎年全校生徒で 短歌を詠む行事がある。 私も一応文系の端くれなので 毎年そこそこ気合を入れて 高校生らしい歌をひねり出している。 今年もその行事の時期なので 最近はネタ探しをしているのだが 私の性質上、短歌は堅実に作るものでなく ふとした時に降ってくるものなので 考えるだけ無駄とは思う。 でもこういうのを考えるのは楽しいので ついつい書き出したくなってしまう。 私はいつも短歌を作る時 入れたい言葉を書き出していく。 いいかんじのエモい言葉とか、 最近流
いくつになっても夜道ってやっぱり怖くて 誘拐されたらどうしよう、とか お化けが出たらどうしよう、とか。 そして、そのまま死んじゃったらどうしよう って妄想にいつも行き着く。 そんなことそうそう起こらないのにね。 まず、誘拐犯かお化けか分からないけど、 交渉して最後の言葉を残す妄想をする。 最後なんです。だから、誰かにLINEだけ 送らせてください、ってね でもいつも、足掻いてSOSを出すか 誰かにメッセージを送るかで迷う。 だってもう死んじゃうかもしれないんだから。 私
私は少女漫画嫌いだ。 恋愛小説もあんまり好きじゃない。 だって読んでるときは楽しいけど、 本を閉じた瞬間に虚しくなる。 誰かの1番になりたいのに、 誰の1番にもなれない。 一度変わろうとしたことがあった。 それまでの私は委員長タイプ。 言ってしまえば先生の犬みたいだった。 みんなから信頼はされていた。 でも誰も私の味方じゃなかった。 私をわかってくれる人は多分いなかった。 だって先生が言っていた。 リーダーは孤独だって。 それを押し付けられてた気がする。 だってみん
とてつもない寂しさに襲われる。 スマホの画面を見る。 あ、今日は16日だったのか。 別れてからもう半年も経つのに。 あの日のことは今でも鮮明に思い出せる。 私は、未だに彼のことを忘れられない。 思い出す方が辛いってわかってるのに、 また彼との思い出に浸っている。 もう戻れないあの日々が、 私の人生で一番幸せだったから。 彼が私の友達を好きでも関係なかった って言ったら嘘になるけど、 それでもいいと思えるくらい大好きだった。 だからスマホの写真はまだ消せてないし、 君か
雨の日は泣きたくなる 頭は痛いし、体はだるいし、 あの人のことを思い出すし 正確には “あの人たち” 私には忘れられない人が2人いる 1人は元彼。 初めてできた彼氏だった。 新学期が始まって病んでた私の話を まだ話したことがないのに相談に乗ってくれて それがきっかけでクラスでも話すようになって 映画を見に行ったり 花火をしたり バレンタインにチョコを用意して 告白した よろしくお願いしますって 言ってくれたあの日が懐かしい なんだかんだ7ヶ月近く付き合ってけど はっきり言っ