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夫は相棒

結婚して2年目に突入したけど、
私たち2人ことを「夫婦」と言うのも、夫のことを「夫」と言うのも未だに慣れない。
私にとって夫は「最高の友達」であり「人生の相棒」であり「彼氏」だ。

私たちは仲が良い。2人でよく話す。
特に散歩中と布団に入った後は、話が白熱することが多い。

先日夫と散歩をしていたら、こんな話が出てきた。

「〇〇(夫)はCPUとメモリで、××(妻)はバッテリーとインターフェースだよね。」

これは互いの得意分野をPCの部品に例えたものだ。
例えば「情報を整理して素早く処理できる夫はCPUとメモリで、夫より比較的体力があり外向的な私はバッテリーとインターフェース」という具合。
私は夫のCPU・メモリを尊敬している。
私が日常生活や仕事でオーバーヒートしている時、夫が素早く状況を整理し方針を提案する様は見事だ。
ちなみに、夫は私の行動を予測して当てる能力が高い。
漢字検定通称漢検、英語検定通称英検を模して、夫は××(妻)検1級と自負しているほどだ。



どんなに高性能なPCやスマホも、1つの部品で構成されていることはなく、複数の部品で構成されている。
各部品が自分の役割を果たしたり、ある部品の不得意な処理を他の部品が補ったりすることで、PC全体のパフォーマンスが最適化されている。

私たち2人も、お互い役割を果たし、自分の得意なことで相手の苦手を補う。
相手の不得意なことうや、相手と違う視点を考慮してフィードバック※する。
この結果、1人暮らしの時より心身の健康が保たれ、楽しく生活できている。

※この文脈でいう「フィードバック」とは、反応・意見・評価の意味ではない。情報を検知して反応を返し、結果ある機構の機能が調整される意味で使っている。



PCの例えは、非常にしっくりきた。
苦手なこともあるけれど悲観しすぎず、互いに苦手なことを補い、自分の得意なことで対処していけば良いのだ。

散歩前より心強くなった気がした。

夫に感謝し、今後も良き相棒でいたい。



参考までに、お互いの特徴を列挙してみる。

凡例
部品名称(能力の優れ度合い)
①性能、特徴…部品としての特徴
②具体例…この製品であることの特徴がわかりやすいエピソード。
③相手の補完の仕方…この性能を活かしてどのように相手を補うか。

バッテリー(私>夫)
①残り20%切ってからの持ちが良いバッテリー。ただし低残量で粘りすぎて限界突破しそうになることも(これは後述の夫CPUが調整してくれる)。
②夫:お出かけから帰ってきたら、家事をする気持ちにならないらしい。
私:長旅から帰ってきても、買い出し、夕食作り、洗濯、食材の下ごしらえ、事務作業をこなし、次の日は仕事をするということもできる。
③夫が疲れて何かができない時は、私が持ちの良いバッテリーでカバーする。例えば、外出後の夕食や洗濯物しまう等を私が代行する。

インターフェース(私>夫)
①-1夫と比較すると社交性、外向性が高い。
①-2夫の出力を見やすく調整するディスプレイ。
①-3相手の意向を考える分解能の高さ。ただし最高画質で出力しようとブーストしてバッテリーを消耗することもある(≒相手の意向を考えすぎて疲弊する)。
②−1夫:関係の深い友人数人で非常に満足しており。趣味のサークル等のゆるい人間関係や会社内での人間関係は極力少ない方が心地よいらしい。内見に行く時の移動で不動産屋さんと積極的には雑談をしない。
私:深い友人数人の他に、趣味のサークル等ゆるい人間関係も好き。同じものを好む人が集まって時間を共有している温かさと、終わるとすぐに解散するさっぱりさの共存が好き。内見に行く時の移動で不動産屋さんとある程度の雑談はする。
②-2夫:多少トゲがあっても正確・素直な結論出す(誰にでもこの結論をぶつけるわけではないので補足する)。
私:相手が傷つくことを嫌い、優しく伝えられる言葉を選択しようとする。
②-3夫:人からお勧めされたものにその場で興味を示すことが少ない(後で自分でそのものを発見し好きになることはある)。異なる立場や思考について議論の余地がないと認識した場合は諦めて割り切る。
私:人からお勧めされたものは、まずトライしてみることが多い。異なる立場や思考に対して理解・想像しようとし、相手の意向を考慮した妥協点を模索する傾向がある。
③-1友人以外の人と2人で会うことになった場合、私が積極的にコミュニケーションをとる(夫は和やかな人なので黙っていても問題なし)。
③-2夫が出した正確(素直)だがトゲのある結論を、私がユーザ目線に立って適切に言い換える。
③-3夫が想像しない範囲を私が考える。

CPU(夫>私)
①-1状況の把握、予測、処理を無駄なく実行する、学習能力付きCPU。効率的。
①-2バッテリーの出力を最適化する。
②-1夫:頭の回転が早い。夫は情報を整理するのが上手。日常生活で、ずいぶん先のことまで考えて行動している。買い物に行く前から帰宅後のことをシミュレーションしている。
私:優先順位をつけるのが苦手。どこから手をつけたら良いかわからず悩み焦る結果時間がなくなる。私が考え始める時には、すでに結論が出ていることもある。
②-2私:テレワーク中、迫り来る締切や関係者の多いタスクに大パニックになった。
夫:私が各タスクの概要、期限、目的、重要度、影響範囲を説明すると、状況を整理して、どの順序で着手すると効率的か理由を説明してくれた。
③-1状況を把握して優先順位をつけ、適材適所に配置する。
③-2私が情報が多くてパンクしそうな時や限界突破しそうな様子を察知し、バッテリー、ディスプレイのブーストを最適化する。

メモリ(夫>私)
①情報を取捨選択して受け取るため、処理対象が多くても冷静なメモリ。
②私:一度に口頭で説明されると緊張する。説明してもらったことを記憶していられる自信がないので、すぐにメモしたくなる(スマホを持つ前は、いつも手にメモが書いていた)。何かしている時に、先のことを説明されると動揺する。夫:情報を取捨選択しながら受け取るので、オーバーフローしにくい。複数の話が出てきても、整理できる。
③私が混乱しそうになった時は、状況を整理し、私のメモリ不足による混乱を防ぐ。私のオーバーフローを防ぐべく、予定などをテキストで共有する。

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