見出し画像

心のグラスが溢れたときは

「ごめん、なんだか涙が止まらないの」

最近、大学の友達から相談を受けた。

仕事や恋愛で心がいっぱいいっぱいになってしまったらしい。


思い返せば、うつの時。

僕もたくさん泣いた。

株主に「会社を休みます」と伝える電話をかけたくても、かけられなくて。

家の外のベンチでスマホを握りしめて1時間ほど泣いた。

「連絡すらできないのか」
そんな自分が情けなくて。

帰りが遅いのを心配した母親に見つかり、回収された。

「泣いていいんだよ」
「今は心のグラスがいっぱいになってるだけだから」
「スッキリするまで泣けばいいんだよ」

母親の言葉が印象に残った。

不思議なことに、
「泣く」という漢字の中に『立つ』という漢字がある。
「涙」という漢字の中に『戻る』という漢字がある。

心のグラスが溢れたときは、たくさん泣いて。
元の自分に戻って、また立ち上がる。

「泣けるときはたくさん泣いていいんだよ」

「そうしたらまた、元の自分に戻れるから」

教わったことを友達にも伝えた。

「うん…なんか少しスッキリした。ありがとう」

心のグラスが溢れたときは、たくさん泣こう。

また立ち上がるために。




いいなと思ったら応援しよう!

きむら ゆうすけ
さいごまで読んでいただき、ありがとうございます! シェア、スキ、コメントをしていただけると、泣いて喜びます! サポートはありがたく受け取らせていただきます✨