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銚子、夕暮れは青色。

少し前に長女と一緒に来た銚子に、今日は次女とやってきました。

ふたりで銚子電鉄に乗るのは3度目。
銚子電鉄は小湊鉄道と並ぶ「奇跡のような素敵な路線」です。


こどもたちが小さい頃にはよく来ていた君ヶ浜。砂浜が小さくなったなあという感じ。
南海電鉄から新たにやってきた電車は銚子の雰囲気に馴染んでいい感じです。


銚子はとても好きな街です。
海が好きだからというのもありますが、地形的に「端っこ」にある感じが落ち着きます。「端っこ」は「すべてを見渡せる場所」であり「自由に囲まれた場所」なのです。(そう感じるのは自分が山口県生まれのせいかもしれません)


列車に乗ると車窓風景に夢中になるわたし。ずっと文庫本を読んでいる娘。
廃屋か!というくらい風情のある仲ノ町駅は銚子電鉄の本社の建物でもあります。


写真を撮る人ならご存知の通り、夕暮れは青い光の中にあります。
だから、夕日の色が映えますし、建物の明かりにも温かさを感じます。

海辺の街の夕暮れは格別です。


列車で一往復する間に外川駅はすっかり夜になりました。
犬吠埼の灯台は150周年だそうです。札幌の時計台より古いのか。


「最近は一年中花火をやってるから『最後の花火』ってなくなったよね」。そう言って「若者のすべて」を聴きながら海岸へ。

車を降り、海からの風に吹かれていると、思いがけず遠くで花火が上がりました。

「あ、『最後の花火』だ。」


夜はわりと空いている「鈴女」。ブリの漬け丼がおいしくて泣けてきます。


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kimura noriaki
「科学」と「写真」を中心にいろんなことを考えています。