たくあんづくりのシーズンを迎えるにあたって。(2)
昨日の続きです。
だいこんの種まきは早い人は8月下旬から始める生産者もいらっしゃいますが、うちの生産者の方はだいたい9月10日前後から。
今年は9月上旬にフィリピンの東に台風ができ、中旬には大雨が降って畑が水浸しになってしまった関係でやや遅れた9月20日ころから始まりました。
大雨によって、ふかふかに耕した土が雨で締まって、ぺったんこのふとんのようになってしまったり、堆肥が流れたり、強風によって芽が折れたり飛ばされたり。
※上記3枚の写真は過去に台風の被害を受けたときの写真です。
このように毎年、種蒔き時期と生育期が台風シーズンと重なるのです。その台風も年々地球温暖化の現象のせいか、大型化・強力化していて以前では考えられなかった勢力で日本に近づくものも出てきました。
おかげで今年の場合は何年ぶりかに、その後の台風の接近や大雨等もなく現在順調に育っているようですが、以前には台風の影響で2度種まきを行ったシーズンもありました。
※今年はおかげさまできれいに葉も揃っています。
たくあんの原料になる大根をこうした毎年違う気象条件下でいかに、良質につくるか、が難しくなっているという現状があります。
続く
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