たくあん漬けには大きく2種類あります。
大根を漬物にしたものが「たくあん漬け」と思われている方、多くいらっしゃるのではないでしょうか?
大根を塩で漬けたものは「農産物塩漬け類」、醤油で漬けたものは「農産物しょうゆ漬け類」という分類になります。
では、たくあん漬けはというと、
つまり、だいこんを「塩ぬか」に漬けたものを「たくあん漬け」と日本の法律では決められています。
ぬか漬け=たくあん漬け
なのです。
そのうち、天日で干し上げた大根を漬けたものが天日干したくあん(干したくあん)、天日で干さない大根を漬けたものをたくあん(塩押したくあん)と呼んでいて、大きく分けてこの2種類が日本の法律上定められています。
たくあん漬けとよく勘違いされがちなのが、実は「梅干し」です。
みなさんが梅干しを思われているものは実は「調味梅干し」もしくは「調味梅漬け」です。
細かいことと思われがちですが、「天日で干す」という作業はとても大変ですし、手間暇がかかります。だから「調味梅漬け」よりも「調味梅干し」の方が高単価になります。
これらの境目がなくなってしまったら、生産者の方が「塩漬けした梅を天日で干す」という作業はしなっちゃうと思います。
同様に同じ大根の漬物でも、「農産物しょうゆ漬け類」や「農産物塩漬け類」と「たくあん漬け」は違うカテゴリーの商品だと私は思っています。
来週にはいよいよ来シーズンに向けて栽培面積の確保、種の手配などが始まります。
宮崎県産天日干し大根の生産についても、その苦労や工夫などを生産者を代弁してきちんと伝えていきたいと私は思っています。
引き続きの応援をよろしくお願いいたします。