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文房具【ホッチキス】の英単語・漢字・雑学の紹介

きむっちです。

文房具でよく使われるホッチキス。

実は、ホッチキスは和製英語なんですよ。

大学院で化学系の研究していたときに
先輩から『海外でホッチキスって言ったら「ホットキス(^ε^)-☆Chu!!」と間違えられたことがあった笑』というエピソードがあって面白かったです(笑)

つまり、ホッチキスは和製英語ってことです。

ホッチキスの英単語について知りたくないですか?

意外かもしれないですが、
ホッチキスには漢字表記もあるんですよ。

ホッチキスの漢字を知りたくないですか?

この記事では、
文房具のホッチキスについての英単語・雑学を紹介していきます。

この記事を読むことで
ホッチキスの英単語・漢字がわかるようになりますよ。

ホッチキス以外にホチキスと言われることもあるんですが、
今回の記事ではホッチキスで書いていきますね。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
紙のことを知っておくとさらに面白く読むことができますよ。

なんてったって、ホッチキスは紙で使うことが多いですからね。

ホッチキスの歴史

ホッチキスの原型が出たのは、
18世紀頃のフランスと言われています。

19世紀に入ると紙を使うことが多くなったことから、ホッチキスの開発が行われることになりました。

1877年になると、
ヘンリー・R・ヘイルによって1回の作業で針刺しと折り曲げを同時にできるホッチキスが開発されたんですよ。

翌年の1878年には
予備の針をホッチキスの中に留めておけるものも開発されました。

今あるホッチキスの針があるのも、
100年前のことからつながっていると思うと面白いですよね。

【日本での歴史】

日本でのホッチキスの歴史は
アメリカからの輸入がきっかけです。

1903年に株式会社イトーキが
アメリカの「E・H・HOTCHKISS社」から輸入したのが
日本での始まりなんですよ。

ホッチキスの漢字

意外かもしれないですが、
ホッチキスにも漢字があります。

ホッチキスは
漢字で「紙綴器(かみつづき)」です。

漢字の通りで、
紙を綴るための道具ということですね。

普段は漢字で見ることがないから、
この漢字を見ると「なんのこっちゃ」ってなってしまいそうです汗

ホッチキスの英単語

ホッチキスは
英語で”stapler"です。

日本語ぽく読むと
「ステープラー」ですよ。

ここで、”stapler"は
動詞”staple"と”-er”でできているんですね。

【”staple"の意味】

”staple”には
名詞で「ホッチキスの針、U字型の針」、
動詞では「ホッチキスでとじる」の意味があります。

なので、
stapler"は
ホッチキスでとじるモノ」ということなんですね。

【”staple"の意外な意味】

ここからは
”staple"の意外な意味について書いていきますね。

”staple"には
定番、お決まりのもの」という意味があるんですよ。

ちょっと意外な意味ですよね。
この意味をなぞとくために、語源について解説していきますね。

【”staple"の語源】

”staple"の語源としては
古期英語の”stapol"から始まっています。
この意味は「杭(くい)」なんですね。

そういったことから、
「杭のように動かないもの」
→「定番、お決まりのもの」ということにつながるわけです。

このようなことから、
”staple"にはコアの語源として
「U字型の杭」という意味があるわけです。

ホチキスは「コの字」の形ですが、
U字型を崩したと思えばわかりやすいですよね。

1本の杭よりは
2本の杭の方が固定しやすいわけです。

【staplerの英英の意味】

ネットの英英辞典では、
”stapler"は次のように表されています。

a tool used for putting staples into paper
「ホッチキスの針を紙の中に入れ込むための道具」
引用元:stapler(ロングマン英英辞典)

【stapleの英英の意味】

ここからは
”staple"の英英についても紹介しますね。

ネットの英英辞典では、
”staple"は次のように表されています。

この英英の中でも
「定番」のような意味が含まれているんですよ。

1. a small U-shaped piece of metal with pointed ends, used to hold something in place

「U字型の金属部品で先端が尖っていて、何かをまとめるときに使われる」

1.の英英では
「ホチキスの針」を表していますよね。

2. a food that is needed and used all the time
「いつも必要であり、食べられる食品」

2.の英英では、「定番」のような意味合いですよね。
この場合には、次のような例文で使われます。

staples like flour and rice
「小麦やご飯のような定番(かかせない食品)」
引用元:staple(ロングマン英英辞典)

日本でホッチキスと呼ばれるようになった理由

英単語と日本での呼び方が違いますよね。

このようになったのは
輸入したときの会社の名前から由来しています。

E.H.ホッチキス社(E.H.Hotchkiss)のHotchikiss No.1というモデルを輸入したことが日本の中での始まりです。

この”Hotchikiss”をそのまま「ホッチキス」って呼んだことから、
日本でホッチキスと呼ばれるようになったんですよ。

【日本でもステープラーとも言われていた】

意外かもしれないですが、
日本でも一時期は「ステープラー」と言われていたんですよ。

日本で
「ホッチキス」と呼ばれるようになったのは、
NHK(日本放送局)が「ホッチキス」と統一するようになったからなんですね。

そして、
日本では「ホッチキス」と言われるようになりました。

呼び方が変わることもあって、
言葉の由来は深みがありますね。

海外でもホッチキスと呼ばれている

実は
海外でも「ホッチキス」と呼ばれていることもあるんですよ。

日本以外では
韓国でも「ホッチキス」と呼ばれています。

韓国で「ホッチキス」の名前で広がっているのは、
日本統制時代に広まったためとされているんですよ。

英語だけが広がっているわけじゃないと思うと
言葉の広がり方って面白いですよね。

最後に

今でもコの字型の針でとめるのが
主流となっているホッチキス。

最近では
針がなくても綴じられるホッチキスが出てきて、
ムダなごみを減らせるようになりました。

それでも、
ホッチキスの針を使った方が何枚も綴じることができますよね。

すごいものだと
240枚もの紙を綴じることができるホッチキスもあります。

ホッチキスで
自分自身の書き上げてきた記事などもどんどん綴じるようにしていきたいところです。

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