見出し画像

文房具【チョーク】の英単語・漢字・雑学の紹介

きむっちです。

意外かもしれないですが、
チョークはクレヨンと関係があるんですよ。

チョークとクレヨンでどんな関係があるのか、知りたくないですか?

チョークには漢字があるんですよ。
チョークの漢字について知りたくないですか?

今回は
文房具のチョークに関する
英単語・漢字・雑学について紹介していきます。

「チョークは黒板で使うんだから、文房具じゃないでしょ?」と
突っ込まれるかもしれないですが、
そこは優しく見守ってくださいね笑

書くための道具ってことでは、
チョークは筆記用具の1つだったりするわけで。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
クレヨンのことを知っておくと深みが増しますよ。

クレヨンの記事はこちら

黒板でコンパスを使うときには
チョークを使うことが多いですよね。

コンパスのことを知っておくと
違う面白さがわかりますよ。

コンパスの記事はこちら

チョークとは?

まずは、チョークとは何なのかについて解説しますね。

チョークは、
主として有孔虫などの死体の殻が沈積(ちんせき)してできた、白色で柔らかい石灰岩のことなんですね。

チョークの歴史

19世紀初め、イギリスで建築材料に使われる石灰岩で、
白い線が引けることが知られるようになりました。

そのような特徴から筆記用具として使用されるようになり、チョークと呼ばれるようになったと言われています。

その後、フランスで石灰岩(せっかいがん)を粉状にして焼いたものを水に溶かして、棒状に固めたチョークの原型が作られました。

【日本でのチョークの歴史】

日本にチョークが輸入されたのは1873年のことです。

そのとき使われていたチョークは石膏(せっこう)を原料とした、硫酸カルシウム(CaSO4, calcium sulfate)製のものでした。

1926年には、石灰岩を原料とした炭酸カルシウム(CaCO3,calcium carbonate)でできたチョークが生産されるようになりました。

その後、色チョーク、蛍光色のチョークが開発されたんですよ。

チョークの漢字

チョークは
漢字で「白墨(はくぼく)」です。

白墨は
焼石膏(しょうせっこう)または白亜(はくあ)を
水でこねて棒状に固めたものなんですよ。

日本では地層が堆積した年代から、
白亜紀の語源になったとも言われているくらいです。

ここで、
「白亜」の漢字は
「白堊」で表されることがあるんですよ。

チョークの英単語

チョークは
英語で”chalk"です。

イギリスのドーバー海峡周辺で崖を作る厚い地層のことを指しますよ。

【chalkは不可算名詞】

ここで、
chalkは不可算名詞になります。

つまり、chalk自体は
英語では形が決まっていないものとして捉われるんですね。

なので、
”chalk"を数えるときには
次のように伝えることになります。

● a piece of chalk
● two pieces of chalk

【種類を数えるときには可算名詞でも使える】

場合によっては、
"chalk"を可算名詞として捉えて
使う場合もありますよ。

可算名詞だと
次のように使います。

three colored chalks
「色チョーク3本」

ここで、
「不可算名詞ってなんだっけ?」と
思い出せない方がいるかもしれませんね。

可算名詞・不可算名詞について
解説している記事はこちら

【chalkの英英】

ネットの英英辞典では、
"chalk”は次のように表されています。

ここでは、
文房具としてのchalkの意味で解説しますね。

small sticks of a white or coloured substance like soft rock, used for writing or drawing

「白色もしくは色のついた柔らかい岩石のようなモノの小さい棒のことで、字を書いたり絵を描いたりするときに使われる」

引用元:chalk(ロングマン英英辞典)

チョークとクレヨンはどう違うの?

ここで、
クレヨンの英語の語源を覚えていますか?

”crayon"の語源としては
「白亜」という意味があります。

チョークを漢字で表すと
「堊筆」と書かれます。

さらに
「堊」は「亜」とも同じ漢字で、
クレヨンと共通して「白亜」の意味合いがあります。

そうなると、
チョークとクレヨンでどう違うのか気になりませんか?

ここから解説していきますね。

まず、
クレヨン”crayon"はフランス語から生まれています。

クレヨンには実際には石灰石の粉末などが含まれないことが多いです。

クレヨンは主に蝋(ろう)やチャコールなどで
作られている
んですね。

一方で
チョークには「白墨」という意味があるくらいだから、
石灰石で出来ているものが多く存在するわけです。

つまり、
チョークとクレヨンは全く関係ありません。

クレヨンの場合は
英単語がフランス語からきているから、
チョークとは違うニュアンスになるんですね。

【チョークの発達によって便利になる】

さらにチョークの発達によって
便利な世の中になりました。

チョークが役立つことの1つとして
ハンディキャップを抱えている教育の場への提供です。

黒板に書かれる白色や黄色は明度が高いことから
ほとんどの場合に見やすい色なんですね。

一方で、
明度の低い赤・青・緑などは
黒板では見にくい色と言われています。

ここで、
男性だと20人に1人、
女性では500人に1人は
色覚が捉えにくい人がいると言われているくらい。

そう言ったことから、
黒板での色使いがわかりにくい方がいるわけです。

このようなことから、
チョークの歴史のところで書いた
蛍光色のチョークが注目を浴びるようになりました。

ここで、
蛍光色と言えば「蛍光ペン」がありますよね。

蛍光ペンについて知りたい方は、
こちらの記事を読んでいただけたら嬉しいです。

最後に

ここ最近では
電子黒板なども出てきていることから、
チョークを使わなくなっている学校もあるくらい。

しかし、
長いチョークで黒板に書こうとすると
途中で折れてしまうことがあることもありますよね。

このようなことを体験できるのは
チョークを使って黒板に書くからこそ
得られる経験だったりするんですね。

今の時代は電子化が進んでいますが、
貝殻などから生まれてきたチョークを大事に使ってみるのもいいですよ。

ーーー

書くための文房具はその他にもいろいろあるんですよ。
こちらの記事を参考にしてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございます。

今回の記事で
書くための文房具・筆記用具についての
記事は最後になります。

次回から消すための文房具について
取り上げていきますね。

この記事が良かったとおもっていただけたら、
「スキ」を押してくださいね。

コメントもめっちゃ嬉しいです。

<きむっちの自己紹介の記事はこちら>


いいなと思ったら応援しよう!

きむっち|継続で電子書籍3冊を出版した人
記事を読んでいただくだけでも大変嬉しいことではありますが、宜しければサポートいただけますとさらに嬉しいです。よろしくお願いいたします。