スポーツ【ソフトボール】の英単語・漢字・歴史の紹介
ソフトボールでは意外な漢字が使われているのですが、
その漢字を知りたくないですか。
この記事では、
スポーツのソフトボールに関する
英単語・漢字・歴史を紹介していきます。
ソフトボールの由来
12世紀ごろにイギリスで行われていた
クリケット(cricket)が起源となっています。
意外と思われるかもしれないですが、
ソフトボールは室内でもおこなわれるんですよ。
18世紀になるとクリケットが
アメリカに持ち込まれることになりました。
そして、1887年になると
ソフトボールの前身にあたる
インドアベースボールが発案されることになってます。
1933年には「ソフトボール」と名付けられるようになり、
ソフトボールが正式に生まれました。
日本には1921年にインドアベースボールの形で
伝わっています。
そして、1949年になると
日本ソフトボール協会が作られることに。
日本の中では歴史が浅いスポーツってことに
なるんですね。
なお、クリケットは昆虫のコオロギも表します。
昆虫のコオロギのことも知っていただきたいので、
以下の記事を読んでいただけますと嬉しいです。
クリケットとの意外なつながりがあるんですよ。
ソフトボールの由来
インドアベースボールとして始まったときに
「野球のような小さなボールを打てるわけない」と
ヤジが飛ぶことがあありました。
そんなことから野球のボールよりも大きく、
遠くへ飛ばない柔らかいボールを使うようになりました。
そんなことから、
柔らかい、すなわちソフト(soft)なボールを使うってことで
ソフトボールと言われるようになっています。
ソフトボールの英単語
ソフトボールは英語で softball です。
由来で解説したソフトボールで使うボールの特徴が
そのまま使われています。
ネットの英英辞典では、
softballは次のように表されています。
英英では野球との違いを伝えていますね。
a game similar to baseball but played on a smaller field with a slightly larger and softer ball
「野球に似ているゲームだが、野球よりも少し大きくて柔らかいボールを使い、狭い範囲でプレーする」
引用元:softball(ロングマン英英辞典)
ソフトボールの漢字
ここまでの説明からだと、
ソフトボールの漢字は「柔球」になりそうと
思われた方がいるのではないでしょうか。
残念ながら、この漢字ではないですよ。
「柔球」を示す球技もありません。
ソフトボールは漢字で「塁球」です。
この漢字は中国語が由来なんですよ。
baseballをそのまま漢字に当てはめると
この漢字になるわけですが、
baseballの漢字の由来は少し異なります。
baseballの漢字の由来を知りたい方は
こちらの野球の記事を読んでいただけると嬉しいです。
ソフトボールで女性選手が多い理由
ソフトボールと言えば
女子の競技という印象がありますよね。
ソフトボールはインドアベースボール以外に
「キットンボール」とも言われていました。
このキットン(kitten)は「おてんば娘」という意味で、
「キットンボール」は女性でもできるボールゲームのことを
指しているんですね。
この意味合いが今でも強く残っていることから、
ソフトボールは女性のスポーツとして定着しています。
ソフトボールはピッチャーの投げ方が野球と違う
野球の場合には上からかざして投げるピッチングと
下から投げるピッチングがあります。
しかし、ソフトボールの場合には下手投げが
徹底されています。
ピッチャーの投げる球が速くならないように、
野球と違って下手投げがルール化されています。
野球よりもプレーしやすい球技ってことで
ボールの大きさなども工夫されているんですね。
それでも、プロのソフトボール選手だと
時速で120~130㎞出ます。
ソフトボールの場合は野球と比べて
バッターとピッチャーの距離が短いから、
実際には160㎞近いスピードを感じるそうです。
打ちやすいように工夫しているスポーツが
プロのレベルになるとガラッと変わってしまいますね。
まとめ
ソフトボールは1996年のアトランタオリンピックで
正式競技になったと思ったら、
2012年のロンドンオリンピックでは
正式競技から外されることに。
しかし、
2021年に開催される予定の東京オリンピックでは
再び正式競技として復帰する予定です。
そんなことから、
世界的にもソフトボールの人気が高いと
いえるスポーツです。
次回もスポーツの英単語を深堀した記事を
アップしたいと思います。