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工具【ペンチ】の英単語・漢字・雑学|ペンチは和製英語?

きむっちです。

工具として使うペンチの1つとしてラジオペンチがありますよね。
ラジオペンチがどのような名前で付けられたのか、知りたくないですか。
ラジオペンチが和製英語なのかどうか、知りたくないですか。

この記事では工具のペンチについての
英単語・雑学について解説していきます。

この記事を読むことで
ペンチの歴史やラジオペンチなどについて知ることができますよ。

ペンチの歴史

今回は日本のペンチの歴史について書いていきますね。

初めてペンチを作ったのは東大阪市(大阪府)の中小工場が集積する場所から生まれたと言われています。

今は老舗ペンチメーカーとされるフジ矢で作られました。

フジ矢は創業1923年で道本佐一郎氏によって「道本製作所」として設立されることになりました。

昭和13年にはいってから富士山の矢が射抜かれたロゴデザインが入れられることに。日本一の富士山を射抜くほどの品質の高さを目指そうという志があったと言われています。

ペンチにかける熱い思いを感じますね。


ペンチの英単語

ペンチは英語で次のように表されます。

● pinchers
 (ピンチャーズ)
● pliers
 (プライヤーズ)

多くの場合は”pliers"が使われるようです。

ただし、工具店では
「プライヤー」と呼ばれます。

ペンチは同じ形のものを対にして使う工具だから、
英語で使う場合には、通常複数形になります。

英語では複数形でないと成り立たないのに、
日本語では複数形にしたら通じないというジレンマがありますよね。

ペンチは同じ形のものを対にして使う工具だから、
英語で使う場合には、通常複数形になります。

英語では複数形でないと成り立たないのに、
日本語では複数形にしたら通じないという困りごとがありますよね。

工具のペンチして数える場合には
次のように表します。

”a pair of pliers"
 (1つのペンチ)
”two pairs of pliers"
 (2つのペンチ)

文房具のハサミと同じ数え方ですね。

ここで出てきたハサミの記事はこちら

【pliersの英英の意味】

ネットの英英辞典では、
”pliers"は次のように表されています。

a small tool made of two crossed pieces of metal, used to hold small things or to bend and cut wire

「金属でできた2つの部品が交差した小さい道具で、小さいものを掴んだり曲げたりワイヤを切ったりするのに使われる」

引用元:pliers(ロングマン英英辞典)

ペンチの由来

ここからペンチの由来について書いていきます。

英単語のところではペンチが”pinchers"で表されると説明しましたよね。
この”pinchers"が日本語として言いやすい「ペンチ」に変化したとされています。

ペンチの漢字

ペンチは
漢字で表すと「鉗子(かんし)」です。

モノを掴んだり引っ張ったりするときに使う器具のことを指します。

ペンチはドライバーで外せないネジなどを外すときにも使えますよ。

実はこの「鉗子」自体は医学の手術などでよく使う器具として知られているんですよ。

ペンチ自体は工具として使うイメージが強い工具だからそれほど清潔なイメージがないかもしれないですが、手術用で使う場合には清潔度の高いものが使われています。

同じ道具でも漢字にするだけで意味が変わるって面白いですよね。

ここで出てきたネジの記事はこちら

ここで出てきたドライバーの記事はこちら

ペンチのあれこれ

ここからはペンチのあれこれを解説していきますね。

【ラジオペンチとは】

工具でラジオペンチと呼ばれるペンチがありますよね。

ラジオペンチと言われる由来としては昭和のラジオ全盛期の時代に登場したペンチのことを指します。

元々は電気工作用で作られたペンチだったのですが、使う用途がラジオだったことから、「ラジオペンチ」と呼ばれるようになりました。

【ラジオペンチの英語表現は?】

そうなると、ラジオペンチの英単語が気になるかもしれませんね。

ラジオペンチだから「ラジオ」の英語が入りそうですが、実は「ラジオ」の言葉は入りません。

ラジオペンチは
英語で次のように表されます。

● needle-nose pliers
 (ニードルノーズプライヤーズ)
● long-nose pliers
 (ロングノーズプライヤーズ)
● long-nose cutting pliers
 (ロングノーズ
  カッティングプライヤーズ)

日本語と英語の関係はなかなかつかみにくいもんですね。

最後に

工具として使うペンチは医学でも使われる場面があると思うと、少し普段と違うギャップを感じますよね。

このようなことにつながったのも、ペンチが作られたことがきっかけに広がったからなんですね。

ペンチを使って繊細な作業からネジ穴が壊れたネジもうまく解決していけると思うと、奥が深い道具ですよね。

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きむっち|継続で電子書籍3冊を出版した人
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