左手の薬指に指輪をはめたいかどうか。
「あなたは何歳までに結婚したいですか?」
・30歳まで
・運命の人が現れたらいつでも
・結婚したくない
ふと開いたSNSで見かけたアンケートに強烈なビンタを食らった私です。
未婚シングルマザーの31歳。
内縁関係を8年続けて破局。
指輪欲しい、と可愛く言ったら「キモい」とバッサリ一刀両断。
言葉の斬鉄剣で私の心は綺麗に真っ二つ。
つまらないものを斬ってしまった、とか言わせねーからな。ほんとに。
内縁時代は、煩わしい紙の手続きとかいらなくてよかったわ〜!とか思っていたんだけど、ふと急に「普通」に憧れる時期がある。
そんでもって、それがいま。
なう。(2023年4月1日の夜)
でも、正直「結婚する必要ある?」と思う自分もいるのだ。
皆さんが結婚したいと理由とは何だろうか?
...相手が好きだから、子供ができたから、親が結婚しろというから、はたまた節税?
色んな理由があると思う。
私はその理由の大半を、ノリでやり過ごしてしまった。
相手が好き...別に一緒に暮らせば良いじゃん
子供ができた...認知してもらって同居すれば無問題
親がせっつく...今となってはせっつく人もいない
節税...馬の耳に念仏。
そしていざ、今になって「結婚してみたいかもしれない」となったときに、踏ん切りがつかなくなってしまった。
もう、相手が好きでも子供できても、入籍せずとも「夫婦」として生活できていたという実績と、「結婚をせっつく人がいない」というカードを手に入れてしまった以上、自分の中で思い切って踏み出すだけの理由がないのだ。
そしてまた浮気されて破局を迎えた身としては、「どうせみんないつか心変わりすんだろうな」という諦めもどこかにある。
それでもやっぱり、心のどこかで
プロポーズされてみたかった
指輪をはめてみたかった
ドレスを着てみたかった
苗字が変わるって、どんな気持ちなんだろう?
という気持ちがあるのも事実で。
このやりきれない思いで目から溢れる潮を、風呂の中に溶かし込む。
あぁ、おセンチな夜。
私はいつから少し違った道を歩むようになったのか。
全てノリで「面白そう!」と突っ走った結果、今は関東の空の下でこうしてnoteで皆さんに向けてクダを巻いているのだ。
職なし、資格なし、バツなし。
私は白馬に乗った王子様なんて現れないと知っている。
私が深夜に靴を片方落としたとしても、拾った人はわざわざ相手を探しに来ない。
良くて警察、悪くてゴミ箱。
毒リンゴを食べて倒れたとして、食あたり。
目が覚めて1番最初に目に入るのは王子様...ではなく見知らぬ天井。せいぜい病院だ。
あーあ。
誰か、私に結婚の良さを教えてください。
私もゼクシイ片手に「プレ花です♡」とかTwitterに投稿してみたいよ。
体験談、募集してます。
そんな夜のくだまき。
ご精読ありがとうございました。