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憂うつな心をそっと癒してくれる本4選

私はうつ病を患っていることもあり落ち込むことが多いのですが、そんな日々のなかでも「人生って案外良いのかもな」と思えた本との出会いがありました。

今回はそんな本を4冊紹介していきます。
なんだか元気が出ない方憂うつな日々が続いている方は機会があれば手に取ってみてください。


繊細な人が快適に暮らすための習慣 医者が教えるHSP対策

最初の一冊は、HSP関連の本です。

私はHSPの特徴を持っており、毎日生きづらさを感じていました。繊細な特徴を活かそうといわれても、そんなことよりもっと楽に暮らしたい、そんな気持ちからこの本を手に取ってみたのです。

読んでみると、どうしてこんなにも生きづらいのか、その原因が明確に書かれていて目からうろこでした。

特に響いたのが、やるべきことに優先順位をつけていないから毎日疲れ切ってしまうということ。日々タスクに追われ、やりたいことにも追われ、それを完璧に仕上げようとする完璧主義にも追われていました。疲れるのも当然です。

本に紹介されている取り組みを続けてみると、何かに追われる感覚が減っていきました。優先順位を付けたタスクをコツコツこなし、気になることが出てきても、一旦置いてすぐには手を付けないようにする。

そんな日を続けているうちに、いつもごちゃごちゃだった頭は整理されていき、さらには夢に向かって着実に進んでいる感覚が出てきているのです。

この本は、疲弊する原因を特定しつつ明確な提案がある本で、私にとってはHSP関連の本の中でも特に読んでよかった一冊になりました。

日々忙しいと感じている方、毎日焦りが取れない方におすすめです。



今日も一歩も外に出なかったけどいい一日だった。 気にしすぎさんが自分軸を作るまで

HSPやうつ病を公表している「なおにゃん」さんが書いた本です。

彼女を知ったのはX(Twitter)。彼女のほんわかしたイラストや、「本当はこうしたい」という本音の表現がとても心に響いて、つらい時にはよく見ていました。

これまでにも彼女の本をいくつか読んでいましたが、この本は特に私に癒しと元気をくれた一冊です。

私はどうしても人と比べてしまいがちで、何かしなければという焦りが強い方です。本当は家でのんびり過ごしたいのに、怠惰な自分が許せなくて、何かしなきゃと外に出てしまう。そんな私に「ストップ」をかけてくれる本でした。

「自分はどうしたい?」という問いかけは、普段から自分の気持ちをおさえている人には難しいものです。どうしたいんだっけとわからなくなったら、この本を手に取ってみてください。いいなと思える言葉があったら、それが本当の自分の気持ちなのだと思います。

もっと肩の力を抜いて、自分の好きなように生きていいんだよと寄り添ってくれるお守りのような本です。

とにかく毎日疲れている方、なにもする気力がない方におすすめです。



山と食欲と私

私は二年ほど前から登山を始めました。自然のなかで過ごす静かな時間と、歩いたあとの爽快感が心地よく、これからも続けたい趣味になっています。

でも、登山は気力も体力もたくさん使います。始めたのはいいものの、リスク管理やルート設定などハードルが高く、気軽には行けない状態が続いているのが現状…。

そんななか読み始めたのが、「山と食欲と私」というマンガ。主人公の日々野鮎美ちゃんが一人で山に登り、登山飯を楽しむ様子が描かれています。

もくもくと山に向き合い、食をいただき、また日常に戻っていく。その繰り返しですが、物語には人生の気づきが散りばめられています。良いときもつらいときも山はそこにあり、登るたびに自分の心がむき出しになって、下山後はすっきりと答えに導かれていく。

自分の好きなことが生活のなかにあると、悩みとうまく付き合えるようになるのかもしれません。鮎美ちゃんの姿を通して、生き方のヒントを教えてもらえる本です。

登山に興味がある人もない人も、人生に疲れたら読んでみてほしいです。



定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ

このマンガは、主人公が月21,000円でどう日々を乗り越えていくか、さまざまな節約マスターとの出会いを通して探求していく物語です。

ただの節約本だと思いきや、深い人生のテーマが隠れていて、読むたびに感動させられます

お金はいくらあっても足りませんよね…。でも使える額が限られている人は、自分はなにがしたいのだろうという取捨選択に本気なのです。人との比較もなく、自分の心にまっすぐに向き合い、決めたポイントにお金を使っていく。読んでいてすがすがしいものがあります。

私は病気を患ったことでお金について不安が募るばかりでしたが、この本のおかげで「お金がないことは、悪いことではない」と痛感しました。工夫次第で人生は好きに生きられると勇気をもらえています。

最近は物価がどんどん上がっていますね。財テクだけでなく、様々な人生観を知りたい人にもおすすめしたいです。



憂うつな日々にも意味がある

以上、憂うつな心を癒してくれる本を選んでみました。

これまでもたくさんの本を読んできましたが、これらの本は強い主張はないものの、多くの気づきを与えてくれた本だと感じています。

落ち込む日が続くとしんどくなりますが、そんな時こそ自分の人生を見つめなおすチャンスなのかもしれません。なにか読んでみようかなという気持ちが出てきたら、ぜひ気軽に手に取ってみてください。
どの本も読みやすいので、心の負担がなく読み進められると思います。

私が紹介した本が、だれかの心に少しでも光を届けられたら、とてもうれしいです。



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