写真と民俗【青森県・高山稲荷神社】~神様の使いが眠る場所~
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どうもメダカです初めましての方は初めまして。
今回は青森県の高山稲荷神社に行ってきました。
高山稲荷神社
高山稲荷は青森県つがる市にある稲荷神社で、鎌倉時代創建。
五穀豊穣 商売繁盛・道開・芸能上達の神様である稲荷大神をお祀りしています。
龍神宮もあり津軽龍神霊場として信仰され、豊漁・豊作、海や水の安全祈願も出来ます。
豊作・豊漁どちらもここ一つで済むお得な神社ですね。
ここの千本鳥居はインスタ映えスポットとしても有名なので観光客も多く大変にぎわっています。
お稲荷様って何?
お稲荷さんはキツネの神様ではない
ここで少しだけお稲荷さんとはどんな神様か、簡単に知っておきましょう。
まず初めに言っておきたいのは、お稲荷さんとはキツネの神様ではありません。
キツネはお稲荷さんの使いです。
つまり神様の眷属ってやつですね。
お稲荷さんは豊穣の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)という日本神話に登場する女神さまです。
キツネそのものが神様と勘違いされがちですが、神様そのものが本殿の外側に出て鎮座してるなんておかしいですよね?
ではなぜキツネなのか?
ではなぜキツネは豊穣神の使いなのか?
これはキツネが初午(旧暦で2月最初の午の日)つまり田植えの時期頃から、
稲刈りの終わる秋頃まで人里に姿を見せる事から、
田植えの時期に田の神様と一緒に山を下りてきて、稲刈りの時期に神様と同じ時期に山に帰っていくことから、
田の神と一緒に行動する神の使いとして考えられるようになったと言われています。
つまり農家にとってキツネはとても縁起の良い動物なんですね。
写真で観る高山稲荷神社
それでは高山稲荷をまわっていきましょう。
まずは参道から。
あまり見ない大理石で作られた狛犬がお出迎え。
狛犬も大理石で作られると中国圏の置物に見えます。
参道を抜けると拝殿が現れます。
ここは上り坂下り坂が多いので足の悪い方はご注意ください。
稲荷神社だけあって立派なキツネですね。
他にも小さな社がいろいろ、なんか木がすごい方向に生えています。
参拝を終えたら、階段を下っていきましょう。
階段を下りた先には龍神宮があります。
農家の方は稲荷神社、漁師の方は龍神宮にお参りしましょう。
もちろん両方参拝してもokです。
ここから千本鳥居が始まります
千本鳥居を抜けると小高い丘に出ます。
千本鳥居と龍神宮を上から見ることが出来ます。
ここからが本番
とまあこんな感じの今人気のパワースポットでした。
ですが、僕はパワースポットとか興味ないんですよ。
僕が本当に興味があるのはこの先なんです。
高山神社は全国的に変わった特徴を持つ神社なんです、それはお役目を終えた、稲荷神社のキツネがここに集まるんです。
一説では明治のころから、神様の使いとしてお役目を終えたきつね達が、
北海道~関東から集まるようになったそうです。
きっかけは祈祷師が役目を終えたキツネを高山稲荷に持っていけば良い事があるとアドバイスしたことが始まりらしいです。
魂は神様の元に還されているので、本来はただの石ですが、今でも生きていて、隣のキツネ同士で仲良くお話しているみたいですね。
よく見るとなんかキツネ以外もちらほらいます
ネコまでいます。
狛ネコ?
キツネの石像だけじゃなく役目を終えた祠なんかもここに集められています。
こちらはキツネたちと違い草に埋もれて少し寂しげです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
普通の観光スポットとしても十分楽しめますが、ちょっとだけ調べて意味を理解して行くのとでは見えるものも変わってくると思います。
青森に行かれた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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おまけ
せっかくなんでキツネの写真でも観てください。
終わり