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村上春樹ライブラリー、古書現世、なつかしのゲーセン【早稲田・高田馬場】

 今日もおでかけ日和だ。
 街へと繰り出そう。

 高田馬場で電車を降りる。
 早稲田通りを東にツーッと歩き、一風堂に入る。

俺は朝からラーメンいく男

 本日の朝食、とんこつ醤油。麺はバリカタ。
 朝からこってりラーメンの背徳。
 ちと塩分が濃いめな気がするが、もろみ醤油のうまみが舌に直撃する一杯でございました。

 付け合わせのからもやしが相変わらずうまい。
 「一風堂 もやし」で検索したら、一風堂公式noteの辛もやしについての記事が出てきた。
 「1日の仕込み量は、国内全店の平均で1店舗約12kg(多い店舗では24kg以上!)。全店を合計すると、なんと1日1トン超えに」とのこと。すごいね。

 早稲田大学(早稲田キャンパス)へ。
 お目当ては国際文学館、通称「村上春樹ライブラリー」。
 初めて来た。入場無料。早大生じゃなくても入れます。

カッチェー外観
建物正面

 村上春樹が書いた小説はもちろん、村上春樹に関する書籍で置いていないものは無い、という印象。
 村上青年のトガった発言でお馴染みの、村上龍とのレアな対談集『ウォーク・ドント・ラン』も手の届く位置にサラッと置いてあり、「このライブラリーいいねぇ……」と思った。
 ノートPCで書き物している人がちらほら見受けられた。なんだか筆も進みそうだ。
 あと、村上春樹の書斎を再現した部屋があったりした。

名物・階段本棚

 地下1階にはカフェ「橙子猫-ORANGE CAT-」がある。
 今回はアイスコーヒーのみにしたが、フードもなかなか気合いが入っているようだ。
 館内の本はここで読んでもいいらしい。
 私は本日手持ちの燃え殻氏のエッセイ集を読み、ゆったりとした時を過ごした。

舞台『海辺のカフカ』で使用されたセット

 再び早稲田通りを歩いて高田馬場駅に戻る途中、「そういえばこの近くに古書現世がある筈だよなぁ」ということに思い当たる。
 最近、向井透史さんの『早稲田古本劇場』(本の雑誌社)を読んだ。
 古本屋店主による、古本屋の不可思議な日常(ペーソス多め)を記した面白い本だった。
 その向井さんがやっている店が「古書現世」である。

名著
古書現世

 到着。場所は一風堂のすぐ近くだった。
 うーん、ここが「古本劇場」の舞台になった店かと思うとなんだか感慨深い。ちょっとした聖地巡礼である。
 書棚をじっくり見る。期待を裏切らないラインナップだ。
 今日はそんなに買うつもりはなかったのだが、結局6,000円使ってしまった。ぐふっ。

嬉しい悲鳴

 会計のときに向井さんとご対面。
 「本読みました!」的なことは告げず、「キャ~~ご本人だ~~」と心の中でミーハーにはしゃぐことにとどめる。
 とても人当たりのよい店主だった。
 そりゃあその優しさに付け込んで奇人・変人たちも寄ってきてしまうわけだよ(本を読めばそのあたりがよく分かります)。

 学生時代の思い出の地、高田馬場。
 駅すぐのBIGBOX6階のゲーセン「タイトーステーション」には足繫く通った。
 友人たちと「クイズマジックアカデミー」「ポップンミュージック」をよくプレイしたものである。
 今は特にゲーセンで遊ぶタイトルは無いのだが、高田馬場に来ると思い出の残滓を求めて必ず立ち寄ってしまう。
 昔はもうちょっとレトロなゲームも置いてあったと思うのだが、今はもう最新ゲームだけになってしまったのが少しばかり残念。

 ゲーセンミカド。
 アーケードゲームの聖地。レトロなタイトルも各種取り揃え。
 この空間にいるだけで楽しい。
 2階は格闘ゲームで花ざかり。
 1回プレイするが、腕が無いのであっという間に終わった。

最高


 ブックオフ高田馬場北店で2,000円ほど買う。
 余は満足した。そして家に帰った。





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