手抜きって言わせない!手間なし時短レシピ集
こんにちは、基弘会編集部 あいたです。
外食の機会が減り家庭がある人もない人も、自炊をすることが増えていませんか?
便利な世の中で、本を買わずともネット上にいろんな「手抜き料理」レシピが紹介されていますけど、「手抜き料理」といわれると、普段から料理をしている作り手からすると「作るだけありがたいと思ってよ!」とあまりいい気分にはならないのは私だけではないはず。
今回は「手抜き」という言葉を封印し、手間がかかっているように見えるのに作業工程は少ない、そして時間もかからない「早うま!」な料理を紹介していきたいと思います。
▼レシピ紹介、その前に…
「早うま」は冷凍食材が大活躍します。
常備しておくと、それだけでもサラダとして一品確保できますし、お肉や魚は調味料と野菜と一緒に保存容器に入れて、使う日の朝に冷蔵室へ移動させれば焼くだけ・煮るだけで料理が完成します。
私が常にストックしているのは
・ブロッコリー ・いんげん ・コーン ・えだまめ(剥いてあるもの)
です。
また、大根やキャベツなど一度で使い切れないような野菜はカットして冷凍しておくと、そのままお味噌汁やスープに使えます。
特に大根は冷凍することで味が染みやすくなるので、時短料理に向いています。
例えば週末に、買ってきた食材をカットしたり下ごしらえをしたりして冷凍庫のストックを補充しておけば、平日の料理が楽になります。
野菜の切り方もバリエーションがあると、料理の幅が広がりますよ!キッコーマンの公式サイトではいろんな野菜の切り方を紹介していますので、ジップロックに小分けにして料理に合わせて使い分けるのもテクニックです。
無心で野菜を切る気持ちよさも味わえて一石二鳥!?
冷凍保存の方法は、ニチレイの公式サイトがとてもわかりやすかったのでこちらをおすすめします!
▼副菜編
副菜は一つの鍋もしくは電子レンジ調理で完結すると汚れる調理器具が少なく、時短に繋がります。食材を切る順番も生→加熱する野菜→肉・魚の順にしたり、肉はキッチンバサミを使うなど工夫すると途中の洗い物も少なく済みますよ。
15分でしみしみ・冷凍大根の煮物(2~3人前)
・冷凍大根…5〜6切
・にんじん…1本
・しめじorまいたけ…1袋
・白だし…大さじ3(薄ければ少しずつ足してください)
1.2cm角に輪切りした大根をいちょう切りにし、冷凍しておく
2.にんじんは乱切りにし、耐熱容器に入れ500Wで2分加熱する
3.きのこは石づきを除き、手で裂いておく
4.大根、にんじん、きのこを鍋にいれ、食材が浸るまで水を入れ、調味料を加え、火にかける
5.沸騰したら弱火で10〜15分煮る
★もうひと工夫
仕上げに冷凍いんげんを加えて少し茹で、添えると彩りになります。
※茹ですぎると緑が茶色くなってしまうので、最後にさっと茹でるだけで大丈夫です。
レンジで時短・ナスの煮浸し(2人前)
・ナス…中3コ
・油揚げ…2枚
・白だし…大さじ2
・しょうが…1欠片(チューブの場合3〜4cm)
1.ナスを半分に切り、皮の方に斜めに隠し包丁を入れる
2.ナスを水で濡らし、一つずつラップにくるみ500wで2分ほどチンする
3.白だしとしょうが、水200ccを鍋に入れ火にかける
4.ナスと油揚げを入れ、沸騰したら弱火にする
★もうひと工夫
青のりや白胡麻を散らすと味や見た目のアクセントになります。
レンジオンリー・かぼちゃサラダ(2~3人前)
・かぼちゃ…1/4
・厚切りのベーコンorハム…2枚
・ベビーチーズ…2~4コ
・きゅうり…1本
・マヨネーズ…適量
・あらびき塩胡椒…適量
1.きゅうりは1cm角のいちょう切り、ベビーチーズは1コあたり6〜8つの角切り、かぼちゃはタネを取り除き、皮を剥いて8つぐらいになるように切り、ベーコンは1cm角ぐらいになるように切る
※きゅうり、ベビーチーズ、かぼちゃ、ベーコンの順に切ると包丁とまな板を洗わず調理できます
2.きゅうりに塩をまぶしておく
3.かぼちゃは耐熱容器にいれ、500Wで4,5分様子を見ながら加熱する。フォークなどで押しつぶしたとき、簡単に崩れたら加熱はOK。少し身が残るぐらいまでつぶす。
4.ベーコンを別の耐熱容器に入れ、500Wで1分30秒ほど加熱する。
5.きゅうりの水気を切り、ベビーチーズとベーコンと混ぜ、かぼちゃに加える。
6.マヨネーズとあらびき塩胡椒でお好みの味に整える
★もうひと工夫
半熟ゆで卵をトッピングすると見た目が華やかになります。
パンにつけるディップソースにすると、晩酌のお供にもなりますよ◎
※かぼちゃはジャガイモで代替え可能です!
▼メイン編
メインの料理を作る時に気をつけていることは、「ソースの絡め方」と「彩り」です。
全体にソースを絡めてしまうと、見た目が一色になり見た目が地味になりがちです。調理の順番を食材→ソースにして、ソースはあとのせにすると料理にコントラストが生まれ、技あり一品に見えやすいですよ!
もう一つ、緑が少ない料理の場合は仕上げにかいわれ大根やスプラウト、乾燥パセリなどをのせ彩りを加えるとそれだけで手間がかかった料理感を演出してくれます。
あっためるだけ・鶏肉のトマトソース掛け
・鶏肉(サラダチキンプレーン味)…2枚
・ナポリタンのパスタソース…1人前
・粉チーズ…適量
・黒胡椒…お好みで
・乾燥パセリ…お好みで
1.ボイルした鶏肉、もしくは温めたサラダチキンを1~2cmぐらいに切り、お皿に盛り付ける
2.温めたパスタソースを上からかけ、仕上げに粉チーズを振りかける。
★もうひと工夫
パスタソースに角切りにしたトマト、ズッキーニなどを入れて電子レンジで500W1分ほどチンすると、盛り付けのとき野菜のごろっと感がでて、レトルトソースを使ったようには見えなくなります。
レトルトキーマカレーの豆腐グラタン(2人前)
・レトルトのキーマカレー…1袋
・木綿豆腐…1丁
・チーズ…好きなだけ
・乾燥パセリ…お好みで
1.木綿豆腐はキッチンペーパーに包み、電子レンジで500W2~3分ほど加熱させ、水気を飛ばす
2.豆腐を2cmの厚さに切る
3.グラタン皿にカレー、豆腐、チーズ、カレーの順に重ねる
4.チーズをのせ、オーブンかガスコンロのグリルで焼き目がつくまで焼く
★もうひと工夫
冷凍のブロッコリーもトッピングして焼くと彩りになります。
味の決め手はドレッシング野菜炒め(2~3人前)
・肉(鶏or豚)…200g
・玉ねぎ…半玉
・にんじん…1/2本
・彩り用の野菜(小ネギ、かいわれ大根など)
※上記の野菜のほか、冷蔵庫にある野菜・きのこでもOK
1.玉ねぎは半月切り、にんじんは5mm程度で斜めに薄く輪切りして冷凍対応の保存袋に入れる
2.小間切れ肉はそのまま、切る必要があるサイズのお肉は食べやすい大きさにカットして、同じ保存袋に入れる
3.お好みのドレッシングを全体に混ざるぐらい、保存袋に注ぎ揉み込む
4.厚みが偏らないようたいらにして冷凍庫に入れておく
5.使う日の朝、冷凍庫から冷蔵庫に移しておく
6.フライパンに少量の油を入れ、もみほぐしながら保存袋の中身を出し、炒める
7.味見をして薄い時は使ったドレッシングか塩を追加し、味を調整する
8.皿に盛り付けたら仕上げに彩り用の野菜をのせる
★おすすめドレッシング(スーパーで手に入りやすいもの)
うま塩(リケン)、すりおろしオニオンドレッシング(キユーピー)、ごま油&ガーリックドレッシング(キユーピー)、まろやかレモン(ピエトロ)
※写真はうま塩(リケン)を使っています
▼ごはん編
ごはんに味がついているとそれだけで一品増えたようなお得感、ありませんか?
冷凍野菜と調味料で簡単炊き込みご飯を中心にご紹介します。
多めに炊飯しておけば、次の日の朝ご飯やお弁当にも使えますよ!
枝豆ごはん(2合)
・米…2合
・冷凍枝豆(剥いてあるタイプ)…50g
・白だし…大さじ3
・しょうがチューブ…3cmぐらい
1.お米を研いで、通常分量の水を注ぐ
2.冷凍枝豆を50g投入する(凍ったままでOK)
3.白だし、しょうがチューブを入れかき混ぜて炊飯スイッチオン
★もうひと工夫
味付けを白だし→鶏がらスープの素に変え、ごま油をひと垂らしすると中華風の枝豆ごはんになります。
コーンご飯(2合)
・米…2合
・冷凍コーン…50g
・醤油…大さじ2
・粉末だし…小さじ1
1.お米を研いで、通常分量の水を注ぐ
2.冷凍コーンを50g投入する(凍ったままでOK)
3.醤油、粉末だしを入れかき混ぜて炊飯スイッチオン
★もうひと工夫
バターを入れるとおかわり不可避
しゃけバターごはん(2合)
・米…2合
・しゃけの瓶…50g
・しめじ…1/2袋
・バター…10g
・醤油…大さじ1
・粉末だし…小さじ1
1.お米を研いで、通常分量の水を注ぐ
2.しゃけは塊が多い時は少しほぐして、投入する
3.しめじは石づきを切り取り、ほぐして投入する
4.バター、醤油、粉末だしを入れかき混ぜて炊飯スイッチオン
★もうひと工夫
バターはサイコロ状に切って入れると、全体によく混ざります。
混ぜるだけおかかごはん(2合)
・米…2合
・めんつゆ…大さじ3
・かつおぶし…1パック
・あおのり…大さじ1
1.お米を研ぎ、通常分量で炊飯する
2.炊けたご飯にめんつゆをかけ、満遍なくかき混ぜる
3.かつおぶし、あおのりも同様にまんべんなくかき混ぜる
▼おまけ・汁物
汁物に関しては具体的なレシピではないのですが、画期的な時短テクニックがあるので紹介します。
1回分ずつ具を切って、鍋を使って、味噌を溶かして…って、1人や2人分の汁物を作るのに手間がかかってしまうので敬遠しがちですよね。そこで「味噌玉」。一人分の調味料と具材を混ぜて丸めて冷凍。使う時に解凍し、お湯を注いだらそれだけでお味噌汁の完成です!
食品メーカーなどでもwebサイトにレシピを載せているので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
マルコメ(https://www.marukome.co.jp/recipe/detail/koji_920/)
ニチレイ(https://www.nichireifoods.co.jp/media/4875/)
もしくは、1回分の分量の野菜などの具をラップなどでなるべくたいらに包んで冷凍すると、カットする手間が省けます。野菜炒めやおひたしにも応用できるので便利ですよ!
▼最後に
いかがでしたか?
忙しいけど家族やパートナー、自分のためにちょっとでも食べるものに工夫がしたいと思っている方は、ぜひ実践してみてくださいね。
実際フルタイムで仕事をして、2~3品+ごはん汁物を作るのは結構なエネルギーが必要かもしれません。「今日はメインだけ作ろう」「サラダをプラスしようかな」と一部を自炊に変えるだけでも栄養の偏りをちょっと改善できたり、節約になったりといいこともあるはずです。
今回の記事をきっかけに時短レシピを上手く使って、自炊のレパートリーを増やしてみてはいかがでしょうか!
Text by あいた
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