「安全安心な職場」と「スタッフの自発性」
経営者やマネージャーとしては、部下が当事者意識をもち、自発的に働いてくれることを期待します
そして、「当事者意識をもって自発的に働く」ことを強制する
「自発性を強制する」という矛盾したマネジメントをやってしまいがちです
僕もやってしまいました(汗)
自発性とは、その人の内側から湧き上がるものなので、外から強制されて湧いてくることはなく、むしろ強制によって枯れてしまうということを身をもって学びました
その人が、「ここは安全安心の場所だから、発言しても大丈夫」と思えて始めて、ミーティングで意見を言えたり、面談で本音を話したり、自分から行動してくれます
「安全安心の職場」とは、スタッフが「ありのままの自分」を出しても大丈夫と思える職場のことだと思います
そのためには、まずはトップやマネージャーが、「ありのままの自分」を出せていないと始まりません
それがスタッフに伝染します
「トップはスタッフの見本となる」
「スタッフはトップの鏡となる」
と思います
うちのチームは良いチームだと思いますが、まだ、安全安心の職場ではありません
それは、トップの僕がありのままの自分を出せない(出そうとしない)ことが起点となっていると思いました
スタッフ全員が「安全安心」と思える職場
小さな子供のように、「ありのままの自分」を出せる職場
高いハードルだと思いますが、そこを目指しています
まずは、トップがありのままの自分を出せるように、自分のことを知って、理解して、認めてあげる必要があります
そのツールが、前回ブログで紹介した「Human OS Migration Technology」です
コーチングの勉強でも、自己基盤(ファウンデーション)が大切だということを学びました
自己基盤(ファウンデーション)とは、動じず、ブレない自分の軸を持つということです
そのためには、自分を理解することが重要だということを学びました
人材や組織のマネジメントにおいて、もっとも重要なことは「トップの自己理解」
これが、現時点での僕の考えです
例えば
会社のミッションは、トップのミッションの影響を受けます
トップが自分自身のミッションを見つけないと、会社のミッションは見つかりません
ミッションが明確でなければ、会社もチームも迷走します
スタッフとの関わりにおいても、トップやマネージャーは自分がどういう色眼鏡でスタッフを見ているかを理解しておく必要があります
色眼鏡 = 信念、価値観、思い込み
それを理解しておく必要があります
そして、自分の良くない言動の癖を知り、修正する必要があると思います
組織のトップ、経営者、マネージャーはスタッフを変えようとしてはいけません
スタッフを変えようと、ありとあらゆるツールやメソッドに手を出した僕が言っても説得力はないかもしれません
でも、その失敗を繰り返さないようにしたいです
そして、そのことを多くの人に伝えたいと思っています
変わるのは自分自身であり、自分のものの見方です
そうすると、外の世界が変わります
そのために「自己理解」が必要です
今日のテーマは「安全安心な職場」と「スタッフの自発性」でした
トップダウン、ピラミッド型の組織、上司が指示命令する
から
ボトムアップ、フラットな組織やティール組織、自分で考えて行動する
に組織やチームが変遷しています
それが世の流れであり、組織の進化だと思います
「ゆとり世代」という言葉は、組織の上層部からはネガティブな意味合いで使われることが多いです
彼らは、競争や出世よりも、「自分らしさ」を優先します
自分らしさ=ありのまま
と考えると、彼らは我々の世代よりも進化した考え方をしているのかもしれません
ありのままで自分らしく、安全安心で、自発性がある
彼らは、無意識的にそういう理想を持ち、そういう方向に向かっているように思います
そういうチーム、組織がこれから発展しそうですよね
同時に、昔からのやり方から抜け出せないと、若者に選ばれる職場にはなれないのかもしれません
そうならないためにも、まずは「トップが自分を理解しようとする」ところから始めましょう
というのが僕の意見です
僕自身、マネジメントで4〜5年悩み、試行錯誤し続けました
そして、僕なりの答えが見つかりました
変革に向けて、まずは自己理解を進め、自分が変わろうとしているところです
それを始めてもう直ぐ1年になりますが、チームの問題が前よりも気にならなくなりました
そして、メンタル面で少し楽になりました
僕はこれを多くの人に伝えたいと思っています
大袈裟かも知れないですが、それが僕の使命なのかもしれないと感じています
なので、ブログを書き続けようと思っています
そして、次のステップとして、マネジメントに悩む動物病院の経営者、院長先生、マネージャーの皆さんに向けたマネジメントセミナーを開催するという目標を掲げました
それが、この業界を変える第一歩になるかもしれません
頑張ります!!
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