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【夫婦秋旅】十津川温泉郷 湯泉地温泉 「温泉民宿かたやま」に泊まる
9月後半の連休に、紀伊山地の奥深く、奈良県十津川村に行きました。
▽前回の記事はこちら▽
道の駅十津川郷で足湯をした後、本日のお宿に向かいます。
十津川村役場横の、離合できない狭めの橋を渡ってスグの場所に本日のお宿はありました。
ヤマト運輸の集配所の横が、お宿の駐車場。バイクツーリング客か、既に先客がいるようです。雨除けのカバーが被さった400CC。
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まっすぐ進むと、公衆浴場「滝の湯」
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この路地は、車では通れないですね。
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お世話になります
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ガラガラと手動の引き戸の音からも旅情を感じる。
玄関入って、ピンポンを鳴らすと奥から女将さんが出てきました。
スリッパに履き替え、部屋のカギを受け取り、一通り館内の温泉、トイレ、食事処の案内を受ける。
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古いながらも清潔感のある客室
布団敷きはセルフでした。ポットに冷たいお茶が入っているのが地味に嬉しい。冷蔵庫の音が夜中割とうるさかったのが、ちょっと気になった。
浴衣、バスタオル、歯ブラシセットは客室にありました。風呂用のフェイスタオルはお風呂にあるそうです。
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おばあちゃん家に泊まりに来たみたいですね。昭和スリガラス、実家にもあるんですけどね。
1時間ほど畳に転がりながらテレビを見たりします。番組は関西圏の編成+村のケーブルテレビが見れました。あと村の数カ所のライブカメラ中継が見えた。意味もなくライブカメラを見るのが、踊る大捜査線感あって好きです。
運転疲れを癒しに、夕食前に交代で温泉にいくことにしました。
階段を降りてフロント?ロビー?へ。
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ちょっとしたお土産コーナーあり。天川村名産の陀羅尼助丸(腹痛の薬)も売ってます。
「だらにすけ?ってなに?」
「あの、ほら百草丸みたいなやつ」
「ひゃくそうがんってなに?」
「正露丸みたいなやつ」
「あー、わかった」
広島県民には百草丸が通じませんでした。
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ロビーから勝手口で、一度外に出ます。便所スリッパ(失礼)に履き替えて奥に進むとお風呂。
母方のおじいちゃん家が外トイレだったので、ものすごくそれを思い出している。
手前が男湯、奥が女湯です。
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女湯の方は扉が閉まっているけど、男湯の方は脱衣所がとても開放的。外から丸見えなんじゃ…
温泉は、洗い場と湯船1つ、半露天みたいな感じです。体を洗っていざ温泉へドボン。
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人が他にいないので
撮らせてもらいました
源泉かけ流しなので、熱めのお湯加減を想像していましたが、42~43度くらいか、かなりの適温。泉質は超とろすべ系?で硫黄の匂いはつよめ。
源泉温度は50何度くらい。冬場はそのままかけ流しですが、夏場は温度調整のため10%加水しているようです。それでも温泉めちゃくちゃ気持ちいいです。
貸し切りひとりじめ状態で、もうしばらく浸かっていたかったですが、別のお客さんが脱衣所に入ってくる気配がしたので、あがることに。男2人以上だとちょっと窮屈かな。
まぁ温泉は、宿泊中は何回でも入れるのでね。
客室に戻って、奥様がお風呂に行っている間、再びライブカメラを見ながらぼーっとする。
夕食時間は、18時からで固定。夕食の用意ができた内線を合図に、食事処へ向かいます。食事処は、客室へ上がってきた階段と別の階段を通って1階へ。民宿ってなかなか入り組んでて好きです。
特産物がふんだんに使われた民宿おゆうはん…テンションがあがります。
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メインは鮎の甘露煮と天ぷらと鍋物(蒸し物?)、小鉢がたくさん。
ホタテと蒟蒻のお刺身もありました。
私は、生魚介食べれないので、蒸し物にホタテをイン。
天ぷらは、海老・かしわ・肉厚しいたけ・丸ごとピーマン・かぼちゃ・ミョウガ・デカいオクラ。抹茶塩でいただきます。
しいたけと、ピーマンがめちゃくちゃ美味しかった…
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蒸し物のなかは、イノシシ肉。十津川村で捕れたイノシシでしょうか?
食事処ではお酒メニューも豊富。私は飲めませんが、奥様はハイボールを所望。
思ったよりボリュームたっぷりで、大満足のお夕飯でした。1人一泊1万円以下のクオリティではない…
食後、2回目の温泉にしようかと思ったけど、まぁ朝風呂でいいか。と思って布団を敷いてごろごろしていたら寝落ち。
歩いて公衆浴場「滝の湯」に行けばよかったと、今になって後悔。
翌朝、5時前に鹿が遠くで鳴く声が聞こえて起きる。朝風呂に行く前に、車にものを取りに、ちょっと散歩。
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朝風呂が最高だったのは言わずもがな。
朝食時間は、7時・7時半・8時で選べたので、7時半に。いつもの我々なら8時にするところですが、今回は早めに出発したかったので頑張りました。
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お朝食は、メインがウインナーと卵焼きと質素。30代にはちょうどいいけど、食べ盛りの大学生とかには、少し寂しいかも。
朝食を食べ終え、9時前にチェックアウト。お世話になりました。
宿泊料金は、2人で一泊17,900円(税込み)でした。
本日は、今回の旅行の真の目的地へ向かって、狭小村道を進んでいきます。
つづく
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