呪いから解けたきっかけは。
※今回の投稿は、詩ではありませんが、読んでいただけたら幸いです
「できちゃった結婚しかできないんじゃ…かもしれないね」
私は、友人から言われた言葉に、もう何年も呪われている。
言われた当時、私は結婚式を挙げる3ヶ月前に婚約破棄となり、正直絶望していた。(籍は、式の後に入れる予定だったため、未入籍のままだった)励ますためなのか、話を聞いて欲しかったのか、それとも私を傷つけたかったのか…飲んで食べよう!と誘われた焼肉屋で、彼女の口から呪いの言葉が出たのだ。
できちゃった結婚が悪いと言っているのではない。いろんな形の結婚があって良いと思っているし、お互いに答えを出して、結婚に辿りついたのなら素敵だ。
呪いとなったのは【それしかできない】と勝手に人生の選択肢を限定されたことだった。私はジャッジされたと感じた。咄嗟に曖昧に言い換えてはいたが、既に呪いの言葉として、私を支配するには充分だった。
その言葉を聞いてから、私は彼女に会うことをやめたため、真意を聞くことが出来ず、15年の友人関係は終わった。前から疑問に思っていた、彼女が私に向ける言動も、友人ではない事実に繋がってしまった。
私のことは、雑に扱っても平気でかわいそうな人と思っていたのだろう。 ちっぽけな出来事かもしれないが、私にはダメージが大きすぎた。 そして未だに呪われたまま、苦しんでいる。
と、上記の文章を、noteに公開する前にじっくり読み返してみた。
あれ?私、こんなことで傷ついて引きずっていたの?
と、あっさり呪いが解けてしまったのだ。
その重さに苦しむこと…8年!
時折、どうしてあの時言い返さなかったのかと後悔していた。ただ、その当時私は本当に疲弊していて、ボロボロの網戸状態だったのだ。蚊が入り放題、刺され放題だ。すり抜けないはずだった言葉が、すり抜けて刺さったのだ。
こうして文章にして、やっと呪いが解けた。
今やっとだ。
noteよ、ありがとう。
貴方がいなかったら、私はここで詩を書くこともなかったし、呪いを解くことも出来なかった。
もし、友人の言葉に苦しんでいる人がいるなら、私のように文章にしてみるのも良いかもしれない。下手くそでも、子供っぽくてもいいのだ。
心が晴れるなら。