気の利いた事は言えないけれど
ナオトインティライミの
『タカラモノ〜この声がなくなるまで〜』
の歌詞より。
人から受け取る言葉は難しい。
叱咤激励、アドバイス、指摘、いろいろ
慣れてる相手と会話してると、
ある程度、返ってくる言葉やリアクションが、
読めてくる。
今自分が返されたい、
言葉・リアクションがある時に限って、
自分が相手に発した言葉に後悔する時が多い。
そんな言葉では
自分が求めてる言葉・リアクションは
返ってこないから。
自分の人生がろくでもない時って、
ひとの人生が大変だっていう話を耳にする、
僕はよく分からないけど、
思いっきり耳を傾けてしまう。
自分が相手に
言葉・リアクションを与える立場になると
痛感する。
あー当たり前のことしか言えん
なんかヒネったことや、
気の利いた事言えるかなって思ったら、
ありのまま、これじゃない感しゃべってる。
相手に寄り添ってるつもりでも
結局自分の尺度でしか話せないんやなあって
ひとによって尺度変えていても難しい。
自分の範囲外は喋れない。
それでいいんだけど、
きくだけっていうのがもどかしい。
前の会社の先輩から、口酸っぱく言われた
『人って無力だから』
18で社会ぽっと出のヤツの耳に
今でも強くリフレインしてる言葉。
約10年間、その言葉の意味をわかった気がする。
ろくでもない奴と付き合う友人に対して
変な商売を進めてくる久々あった友人に対して
すぐ陰口を言いふらす都合のいい友人に対して
何言っても、なにかアクション起こしても、
人は変われないにどうしようもない。
ろくでもない奴でも優しかったり
変な商売でも同じ釜で食う仲間がいたり
陰口叩くだけ、話せる人がいたり
人って無力だから、
人=自分に置き換えると、
誰かとくっついて自分を装備して
無力だからこそ
力を借りようとしてるのかも
頼ろうとしているのかも
根拠なんてある訳ない言葉に溢れている。
頑張って、なんて代表格。
もう頑張ってるやん。
具体的に言え。
言葉は軽いけど重い
でも不思議、
軽い気持ちで言った言葉ほど
相手に重くのしかかったりする。
ぽん、って出た言葉が
ずっと脳内にこびりつく。
『人って無力だから』のように。
確かに人は無力かもしれない、
言葉、行動に力があるのだと思う。
人は言葉、行動をおこす
道具、表現物に過ぎないのかも。
この1年、いろんな人に関わって
すごく自分を見せようとしてきた。
自分をすごく、ではなく
すごく自分を、だ。
自分という人間をおっぴろげに見せていく、
ハダカスタイル。
そこで無理なら無理で構わないし、
仲良くなれそうなら、仲良くしていく。
自分をトークのたたき台した。
相手の話を聴く、コミュニケーション術からは
外道なのかもしれないけど。
こんな奴だけど、って自分の価値を下げる術、
用法用量守れないと、
ずっと下等扱いのまま、劇薬。
自分をスタートダッシュに使って、
あとは相手のワードに引っ掛けていく、
興味があるもの、ありそうなもの、
自分の考えで切り込んで、相手の答えを聴く、
そうなれば最高だけど、ね。
気が利いたことが言えない、ものですから、
日々勉強です。
言葉はムズい。
画像は
2022年元日の焚き火