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フコウ〜 フコウ〜 不幸は要らんかぇ〜 音割れのするアナウンス。夕暮れ時…
居てもいいのか悪いのか まず君は考える それを憐れにも思い好きとも思う 僕は君に居て欲し…
水をこぼす 昨日も今日もコップを倒し 水をこぼした これは何かの前兆か …
一般的にはそれほど悲惨でもない境遇の私はそれでも死にたがりだ。 子供の頃は何とか大人の言…
私は星の一つであるかのような振りをする。しかし常に漂い大気にあるわけで、生き物に干…
鳴きたい鳴きたいかき鳴らされて とんぼがえりで猫と寝たい やりたいやりたい衝動は コーラゼ…
いつもは平気な顔してる ふと魅力的な横道へあの人が居るとわかっているのに喉から胸の辺りかなキュウウよりも弱い加減で小さい手のひら寂しいちゃんがすがりつく 忘れたいのはわかるけどごめんなさいと寄りかかる 寂しいねあっちいって寂しいね寂しいよどうしようね 寂しいちゃんと私で困る やがていつも食べてるキノコ菌に連れられて寂しいちゃんは行ってしまう 身体にはびこるキノコ菌 幾枝にも別れ別れて別れるたんびに寂しさ増幅寂しい目つき寂しく肩落とし寂しげな背中になった 身体は寂しいを標榜す
世の中戻らないものだらけ。秒以下前の私には、今となっては戻れない。戻れないのに傷だけは、…
おかしいな さっきトイレに行ったのに またしても 行きたくなっている でもしたいものは 仕方…
私の唇 よくむける 若い頃から むけむけだ ピンキリ リップも なんのその ワセリンベッタリ な…
私は初めから人間ではなかった。姉は私をいじめてくるし、何のために居るのか解らなかったし、…
ねばならぬが降臨した時 あらゆる事が 輝きだした 輝きは影を生み出し ねばならぬのみに 影を…
背の高い あなたのそばに 猫の間合いで 忍び寄り いつの間にやらと 気づかれて 意識されて 好…
あなたに披露する私の詩。どんな詩でもイラつかせるらしく、すっかり自信を無くすけど、詩なんて不幸であればあるほどいいらしい。 生ぬるく不幸な私は、生ぬるい詩を綴る。それでも史上一番愉快な気になって、詩を舞ってみる。下手くそな舞でも救いがあり、私はやめられない。 誰もいない海、誰もいない道、誰もいない部屋。それらは私を思い切り甘やかす。そこへ真綿売りがやって来て、あなたが定期購入を申し込んだと言う。月にどのくらいなのと聞くと、毎月五キロだと言い、モコモコの大きな包みを置いて行