![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/128495611/rectangle_large_type_2_1bdc9568fc7e4bde6bb40e7eb4fd682e.jpeg?width=1200)
わたしのはなし:靴下からクッション
with クッションの作り方
この前「ソデからぬいぐるみ」と題して捨てられないお気に入りセーターのお話をしたのですが。
実は、靴下問題も現在進行形です。
永遠の課題、それは“靴下の穴”。
お気に入りの靴下に穴が開くのが早過ぎる問題。ダーニング(✳︎1)で塞ぎたくても、ちょうど良い針や糸がなかったり、めんどくさかったりで一向に空いた穴は塞がらないわけで。
一時期ニットの靴下が好きでよく履いていたのですが、履いていたブーツとの相性が悪かったのかほとんど穴が空いてしまいました。
いつか修復するために、と大事にしまって早数年…。
ある時ふと、色々あるからパッチワークみたいに繋げたらクッションに出来るかも!と思いついたわけで、溜まりに溜まったお気に入りの靴下をクッションにすることを決意したのです。
ダーニングするには数が多くて気が引けたけど、クッションを作る時は何故か低くなったハードル。
✳︎1
“ダーニング”とは木で出来たキノコ型の道具を、靴下の内側から当てて、糸を綾織にして縫うことでその穴を塞ぐこと。by kikapedia
ダーニングして、また履くのが本当の理想です。
▼以下ダーニングについてのリンクです。
靴下クッションの作り方
ここからは靴下クッションの作り方を図で説明していきます。今回は小さめ(ほぼ猫用)ですが、繋ぎ合わせて色んな大きさに応用できます。
今回のデザインはグラニーなほっこりした感じですが、幾何学模様でも模様なしでも好きな感じに思い通り!
元々が無地でなくても、柄✖️柄でもとっても素敵だと思います。キャラクターもの同士で合わせてもきっと可愛い!
【用意するもの】
・ 似た長さの靴下2足
・ 捨てそうな洋服(クッション材として使用)
今回使ったのはこちらの靴下
![](https://assets.st-note.com/img/1705671845092-p29xC8jubh.jpg?width=1200)
長さが少し違っても気にしない
![](https://assets.st-note.com/img/1705710439268-WN3pBRrbTr.jpg?width=1200)
まずは靴下の開きを作ります。
今回はほとんど長さが一緒だったので、足首部分でカットしました。
足首部分でまっすぐカットしたら、膝方面から足首方面へ向かってカットします。
合計4枚の四角に近い長方形の布ができます。
足先の部分も飾り付けや綿として後で使うので、大切に取っておきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1705710467614-kBGTtDWp7b.jpg?width=1200)
2枚を1セットにして、端と端を合わせて縫い合わせます。
縫っている部分が裏になるので注意!
![](https://assets.st-note.com/img/1705710513775-9iSQkgfN7D.jpg?width=1200)
縫っていきます。
2枚になった布の表同士を合わせます。
図の赤い部分、綿の出入り口を10センチくらい残して縫っていけばほぼ完成!
![](https://assets.st-note.com/img/1705710545436-hIj6ApHkn1.jpg?width=1200)
飾り付けは、靴下の開きの時に出た踵から指先の部分の布を使います。
好きな形に切って“まつり縫い”で縫い付けたり。
ぽんぽんを作って四隅につけたり。
【ポンポンの作り方】
ぽんぽん(丸い飾り)は欲しい丸の大きさよりも少し大きめに生地を切ります。
図の赤線のように縫ったら、最後に糸を引っ張るのですが、縫い目より外側の部分を内側に入れ込みながら引っ張ります。
あとは絞った部分を縫ったら、四隅に縫い付けます。この時も“まつり縫い”を応用すると、糸が目立たずキレイに仕上がります。
▼詳しいまつり縫いはこちら
![](https://assets.st-note.com/img/1705710564823-tCk48d1SuZ.jpg?width=1200)
止めるのは安全ピンでOK!
飾り付けが終わったら、綿を詰めたいところ。
クッションには、気なくなったTシャツや余った端切れなどを入れていきます。
硬いクッションが苦手な方は、綿でふかふかに。
“綿の出入口”は安全ピンで止めるのも簡単で良いです。
ちなみに写真のクッションにはホック釦を使用したのですが、良い解説が見つからなかったため、説明は割愛します。
“アメリカンホック”や“ホック釦”で探すと良いかと思います🔍
![](https://assets.st-note.com/img/1705709424669-9tnWNCCgPM.jpg?width=1200)
裏と表で模様を変えてみました。
このクッションは思いつきで作ったので何とか良い感じに出来て良かった!
作り方の解説をしてみたのですが、適当に作ったものを説明しているので真似しようとするとやりづらい事この上ないかもしれません。
なので、何となくの参考になれば嬉しいなと思っています。
可愛くて切れない問題
いっぱいある靴下のうち、結局使ったのは先程の2足のみだった事にお気づきだろうか…。
お気に入りの洋服や靴下にハサミを入れるのは、とても勇気がいる。結局、もう履かないけど大切な靴下をクッションにするためにどんなデザインが良いか目の前にして吟味していると、やっぱり可愛い!と思ってしまうので…
☺︎また履くかも?
☺︎え、穴塞ぐのめんどうだよね?塞いで履ける?
☺︎塞がないかあ、可愛すぎて切るのやだなあ
という自分の押し問答が始まり“また今度”にして寝かせてしまうのである。
この壁を越えられるようになりたい。
履かなくても大好きな靴下を捨てる、という選択肢は今のところないのです。
じゃあダーニングしようよ、とわたしはわたしに性懲りも無く言ってみたりするのでした(なんのはなし…)。
あとがき
前回のわたしのはなし「ソデからぬいぐるみ」がたくさんの方に注目していただいてびっくりしました。“お気に入りの、お洋服を長く大切にそばに置きたい”という気持ちに共感して頂けたのかな?と、とっても嬉しかったです。
ありがとうございます!
ぬいぐるみの記事を書く前に作っていた“靴下クッション”も参考になったら嬉しいなと思い記事にしてみました。
大事なお気に入りと、優しい気持ちで長〜く一緒にいられますように^^
ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます!とっても嬉しいです♪
fin