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ときめきnote

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これめっちゃスキ!と、ときめいたnoteを束ねています。エッセイ、小説、漫画など、創作系の記事が中心です。
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#コラム

BUMP OF CHICKENが歌う「強さ」と「強がり」の境界線

人の強さってなんだろう? 頭の隅にずっとありながら答えが出なかった問いだ。誰かの言葉で簡…

Mica
4年前
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シルバニア赤ちゃんと出会っていない人たちへ

「いっしょにトイザらス行かない?」  友人の一言がきっかけで、私はシルバニア赤ちゃんとい…

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わからない勇気

いつからだろう。わからない、と言えなくなったのは。 ちょっとスマホで調べれば、たいていの…

想いをそのまま言葉にできるか問題

自分の想いをそのまま書くことってできるのだろうか。 もし、そのままだと相手が受け取れない…

クラクションの大きさ

先日の仕事帰り、ある交差点の右折車線に入って、対向車線の車列が途切れるのを待っていた。 …

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春を泳ぐように/Splendid.

何の予定もないお昼すぎ、コートを羽織って散歩に出ると、梅やさざんかの花びらがそわそわとひ…

西平麻依
5年前
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永遠のさよならをほんの少しだけ和らげる方法

いつからでしょうか。 人の死が、日常から消えてなくなったしまったのは。 昔は、おうちで看取ることがスタンダードでした。 病院で亡くなる、というのはここ数十年のあいだに生まれた新しい価値観。ずっと昔からそうだったように感じますが、実はそうではありません。 臨床で患者さんの死に直面しているわたしから言わせると、この弊害は意外とやっかい。死がさらに日常から遠いものになり、自分ごととして考えられる人が少なくなっているように思います。 孤独死のあった物件は、物件としての価値を失い

妻には言えない秘密の趣味

もし私が何も言うことなくnoteから消え去ったら、妻にバレたのだろう、と思ってほしい。 私は…

たけのこ
4年前
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このまま溶けて、なくなってしまえたら

調子が悪く、ごまかしながら使っていた電動シェーバーがついに壊れた。 電気屋に買いに行くの…

父とタピオカと「これでいいのかな」

父がよく、「人生で一度も〇〇しないまま死んでいく」と言う。 父は72歳で、数年前にがんを経…

吉玉サキ
4年前
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忘れられない授業のはなし

看護学生の頃、こんな授業があった。 それは、看護学生に必須である解剖生理学や薬理学ではな…

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ありがとう、と彼女は手で言った。

私は、耳が、聞こえません。 彼女が手にしていた、磁石の力で白いボードに文字や絵の書けるお…

文章の世界でさまよう書き手を導く、フクロウの一声

いったい何者なのだろう、と思っていた。 淡々としていてクールな印象。透明感の中に温かさ…

Mica
4年前
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ちょっとブレイク 「窯の後継と終活」

窯たき完徹で鉛のように眠い朝。この記事(有料記事一部よめます)を読んで、なんだかすっきりした。飲食店の後継について書かれているが、ここに我が狭小工房を重ねる。 風がふいてる 「息子さん継ぐの?」 工房あっていいね、末長くがんばって!と、檄を飛ばしてくれるのだろうが、こんな狭小工房は継続なんかでなく、むしろ終活である。そもそもわたし自身が陶芸家系でない。後継はまったく不要というか、息子の道など考える器用さがない。ダートな己の道を進むのに精一杯だ。 大学卒業後、あちこちの地