インフルエンザになると。
インフルエンザになるのは何年ぶりだろう。めちゃくちゃ久しぶりだ。5年とかではきかない。ヘタしたら10年? いや、それ以上? ええ? 久しぶりじゃん!
ドクターから「イトーさん、陽性です」と言われたとき、むしろ納得感しかなかった。これがただの冬風邪だとしたら、どれだけ私の免疫力は下がってるんだろうと思ってたから。
しかし、ワクチンもしっかり打ったし、日頃の予防、食生活、運動にも気を配っていた(気がする)のに、なぜインフルエンザなんかになってしまったのだろう。……考えてもしょうがない。考えてもしょうがないことは考えない。
これは、ただただ今の状態を書く記事だ。
いまもしも、後ろから羽交い締めにされたら、なんの抵抗もせずに捕まる自信がある。私の身長は日本人の平均よりはたぶん大きいほうなんだけど、カンタンに背後をとれるし、余裕で捕まる。
いまもしも、隔離先のホテルの中に、だれか悪意を持った人間が潜んでいるとして、それに気づかない自信がある。注意散漫になっているから、気付けない。
……
…
おもしろくないな。
この切り口はおもしろいんじゃないか? と思って書いたんだけど、どういうわけか全然おもしろくない。むしろサブい。なんか「どや? この表現おもろいやろ?」みたいな心が透けて見える気がして、全然おもんない。
というか、もうずっとおもんない。
おまえ、おもんないぞ。
はぁ。ひとつ、インフルエンザになっての発見といえば、オナラが長く伸びゆく音色になったことくらいか。
まるでバズーカのような音が鳴る。空腹だからなのか、この理由がよくわからない。肛門がブルブル〜とうなるのが自分でわかる。
ブピーーーーーーとは違う音。
ブピーーーーーーだったら不健康だ。
ブーーーーーーーーーー!!!
が最も近い。オーソドックスでいい屁だ。
ベッドでひとりさみしく、やることもなく過ごしていると「あ、オナラが出そう」と思う瞬間がくる。そしてワクワクする。バズーカみたいな屁が出るとわかっているから。
力を込めると、いい音が鳴る。
最高の音。
……
…
おもんない。
おまえ、結局こういうネタしかできねーのか?
全然おもんないって。
「こういうネタを書ける俺」とか思ってんじゃねーの? それ、つまんねーから。肛門に謝れよ。
インフルエンザになると、とにかく自分に厳しくなる気がするし、自己肯定感も下がる。とにかくなにもやる気が起きない。
明日には治っててください。神よ。
【告知】たぶんいける。もしかしたらいけない