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絵本「おばあさんのパン」

小さな頃、絵本が毎月届いてそれを読むのが楽しみだった。薄いちょっとしたお話。絵本の世界に入り込んで、何度もページをめくった。

たくさん届いただろう絵本のほとんどはすっかり忘れてしまったのだけど、ある1冊がずっと忘れられずにいる。

小さなおうちでパンを焼いていたら、ふくらまし粉を入れすぎてむくむくむくむく大きくなって、おうちを飲み込むほどで、パン自体が大きなマンションのようになって、いろいろな人がパンをつまみながら住んだりするお話だったような。

なんていう絵本だったんだろう、もう1度読みたいと思って、探してみたり、検索してみたりしてもたどり着くことが出来なくて、ずっと心の中にあるだけ。

と、これを書きながらもう1度検索してみたら、同じようにこの本を探している人の質問があって、どうやら「おばあさんのパン」という絵本だったかもしれないと答えが書かれていた。

そのタイトルで検索しても、絵本自体は出てこなくて、もう1度読みたい思いだけがむくむく大きくなってしまった。

パンをつまみながら暮らしたいなぁ、パンの好きな人がたくさん集まってくるおうちっていいなぁと何度も繰り返し読みながら思っていた。小さい時に読んで、すごく憧れて夢がふくらんで楽しかった思い出。

小さな頃にきらきらわくわくした気持ちになった好きの源は、ずっと今も変わらないでつながっていたりしますね。

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