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きいち
2019年11月29日 03:30
ふと目覚めると消したはずのテレビが狭い部屋を照らしていた。薄型テレビが普及した今では珍しいブラウン管だ。煌々と光るその箱からは、抑揚のない電子的な声でまるで意味の無い言葉が永遠と流れている。「……ーーー父親も母親も、醜悪な悪代官に操られているのだ。土の中の螻蛄(オケラ)や蛙(カエル)こそ、この世の何にも代え難い偉大な存在である。彼らに清き一票を。清き一票を。」…何一つわからな
2019年7月16日 00:45
なんだか最近、自分の投稿する頻度が増えたっていうのもあるかもしれないんですけど私の投稿を見て「スキ」を押してくれる方が増えたように感じます。このnoteでの投稿は元々かなりの自己満あるいは自身の記録のためにやっていたのですが、やっぱりなにかしらの反応があると嬉しいものですね。TwitterやInstagramでも投稿しているものの、絵やドローイングに添える言葉をどうも当たり障りのないものに
2019年6月16日 03:35
4月から日記とドローイングを(ほぼ)毎日続けてます。前々から日記書きたいなあと思いつつ、しかし三日坊主の自分はどうせ続かないだろうと半ば諦めていたのだけれどとある出来事があり、大したこともせず怠惰な毎日を送っていたら駄目になる…と日記を始めた今年の4月22日。とある出来事、とは不甲斐なさ過ぎて明かしたくはないことなのだけどぼんやり表すとしたら「スタートダッシュが遅れた」。周りのみんなが大
2019年6月12日 07:19
たとえどれだけ不便だとしても、現代の生活より昔の生活に憧れてしまうんだよなあ。ただ、それは実際に経験していないからこその憧憬フィルターがかかってるからきっとそう思うんだろうね。だからなんか「憧れ」のままでいいや、とも思う。話は変わり、私は幼い頃から「となりのトトロ」が大好きで、当時ビデオのテープがてろてろになって再生できなくなってしまうまで何度も何度も見ていた。あの頃はおそらく単純にトトロ
2019年6月12日 05:00
とある夕方、バスに乗って何気なく外を眺めていたらガソリンスタンドで給油しているスーツ姿の男性と女性の後ろ姿があって、なんだか、なんとも言えない気分になってしまって、ああこれはだめだと、明日誰にも何も言わずにパッと消えてしまいたくなった。毎日繰り返される日常の中で、自分でもよくわからない方程式でこういう「消えてしまいたいなあ」という思考が生まれる。なにがきっかけかなんて、本当に些細などうでもいい