管理職は「感情」をうまく使った”エモーショナル経営”を実践すべき!

みなさん、こんにちは!前回の更新から、少し間が空いてしまいました。
その間にトランプ大統領が就任し、数多くの話題を振り撒き、株式市場は下落基調ということで、私の心も穏やかではありませんでした。笑

さて、そんな中ですが、本日は管理職にぜひ実践してほしい”エモーショナル経営”について書いていきたいと思います。

エモーショナルとかいうと横文字で難しそうなのですが、要は相手の気持ちをしっかりと理解し、マネジメントしよう、という至極当たり前のことです。なぜ、これを書こうと思ったかというと、私の上司がこの経営がとても下手くそでして、元々営業部所長として女性の部下を数多く持っていた私としては「なぜこんなことマネジメントしかできないんだろう・・・」と考える中で出てきた答えが、これだったからです。

ぜひ、今日のお話が、管理職で既にマネジメントされている方やこれからマネジメントの役割を目指されている方に有益なお話になれば幸いです。


現代のビジネス環境では、単に業務を管理するだけでなく、感情をうまく活用する「エモーショナル経営」が求められています。部下のモチベーションを高め、組織全体の成果を向上させるために、管理職は感情のコントロールと活用を学ぶ必要があります。本記事では、エモーショナル経営の重要性とその実践方法について解説します。

管理職の役割とは?

管理職の役割は単なる指示役ではなく、メンバーの力を引き出し、組織の成長と成果の最大化を促すリーダーです。具体的には、以下のような役割があります。

  • 業務の管理:プロジェクトや業務の進行状況を把握し、目標達成に向けた調整を行う。

  • 人材育成:部下のスキルアップやキャリア形成をサポートし、成長を促す。

  • 意思決定:チームの方向性を決め、的確な判断を下す。

  • 組織文化の醸成:職場の雰囲気を作り、働きやすい環境を整える。

この辺りは、なんとなくイメージできますよね。すごく簡単に書いていますが、この中身は壮絶でとても大変な仕事です。「意思決定」なんて、簡単に書いてますが、この意思決定を下すまでに様々なハードルを乗り越えねばなりません。

部下が管理職に求めていることとは?

では、そのハードルとなるのは、どんなことが想定されるでしょうか。
私の経験で1番大変だったのは、部下と意見が食い違った時です。
部下も自身の意見を持っていることが多いので、そこで意見が食い違った場合、
管理職側は「折れる」か「突き通す」かを決めて進まねばなりません。

管理職としても大変なのですが、では部下サイドから見ると、何が大変でしょうか。それは、上司と方向性や考えが合わなかった場合です。さっきと反対ですね。

では、部下はどんな上司を求めているのか。それは、意見が食い違ったりした時に単に指示を出す上司ではなく、以下のようなことを求めています。

  • 適切なフィードバック:頑張ったら成果をきちんと評価し、成長につながる具体的なアドバイスをくれる。

  • 公平な評価:成果や努力を正しく評価し、報酬や昇進に反映する。

  • 信頼関係の構築:困ったときに相談できる、安心感のある関係を築いてくれる。

  • 感情の理解と共感:部下の悩みや意見をしっかり聞き、気持ちを理解してくれる。

要は、立場上、部下が上司に反抗したとしても権力で押し潰されてしまいますから、最終的には従って上司と同じ方向性を向かざるを得ません。ですが、その時に上司が怒鳴りつけてやらせるだけの上司だったら、もう2度とついていきたくないですよね。

そうではなく、やってできたら褒めて評価してくれ、報酬にも反映するのであれば文句はないですよね。つまり、そういった当たり前のことをきちんとやってくれるかが大事なのです。

部下の力を引き出し、成果を最大化するためにはどんなマネジメントが必要?

では、上司から見た時に、部下の力を最大限に引き出すためには、どのようなマネジメントが有効なのでしょうか。私は、以下だと思っています。

  1. 目標の明確化:部下が目指すべき方向性を明確にし、達成感を持てるようにする。

  2. 権限委譲:部下に裁量を与え、自律的に行動できる環境を作る。

  3. 感情のコントロール:感情を適切に表現し、部下が安心して働ける雰囲気を作る。

  4. モチベーションの向上:一人ひとりの強みを活かし、やりがいを感じさせる。

目標を明確にして、部下にやらせて・・・というのは比較的当たり前ですが、やはり部下が感情面でプラスになるような働き方をさせてあげられるかが勝負だと思っています。

エモーショナル経営とは?

そのために必要なことが、「エモーショナル経営」です。エモーショナル経営とは、感情を経営に活かし、従業員のモチベーションやエンゲージメントを高める経営手法です。単なる感情論ではなく、以下のような要素が含まれます。

  • 共感力の強化:相手の立場や感情を理解し、適切な対応をする。

  • ポジティブな職場環境の構築:心理的安全性を確保し、社員が安心して働ける環境を整える。

  • 感情の可視化:定期的な1on1ミーティングやアンケートで従業員の感情を把握する。

エモーショナル経営の具体的な事例

例えば、世の中にはこんな会社がエモーショナル経営を実践されています

  • Google

    • チームメンバーが自由に意見を言える環境を作り、生産性を向上させた。

  • パタゴニア

    • 社員が働きがいを感じられる制度(例:育児支援、リモートワーク)を導入。

色々なやり方が当然ありますが、このようなことをやってくれる会社だと嬉しいですよね。

エモーショナル経営の効果

では、エモーショナル経営を実際にやったとして、どんな効果が出ると思いますか?例えば、こんなことではないでしょうか。

  • 生産性向上:社員のモチベーションが上がり、仕事の効率が良くなる。

  • 離職率低下:働きやすい環境が整い、社員の定着率が上がる。

  • イノベーション促進:心理的安全性が高まり、新しいアイデアが生まれやすくなる。

特に、イノベーションが起きてくるようになると会社業績にも直結したりするので、会社全体に好影響かもしれませんね。

部下の感情が読めない上司の末路

では、部下の感情が読めない管理職がマネジメントをしていた場合、反対にどんな効果が出てくるでしょうか。私は、以下のような問題を引き起こすのではないかと思っています。

  • 信頼の喪失:部下との関係が悪化し、指示が通らなくなる。

  • モチベーション低下:部下がやる気を失い、成果が出なくなる。

  • 組織の崩壊:優秀な社員が離職し、組織が衰退する。

部下と上司の関係性が悪い組織に起こること

こうなると、悪いことが重なってきて、以下のような事象の原因となります。

  • 離職率の増加:上司との関係が原因で辞める社員が増える。

  • 業績の低下:コミュニケーション不足により、業務効率が悪化。

  • 組織の停滞:新しいアイデアが出にくくなり、成長が鈍化する。

エモーショナル経営をするために必要なこと

そのため、感情を大切にしたマネジメントをしていくことが重要だとわかっていただけたかと思います。それでは、どんなことに注意すれば良いでしょうか。以下のようなことにはぜひ、注意してください。

  1. 感情のコントロール:冷静に判断し、感情的な言動を避ける。

  2. 共感力の向上:相手の立場に立って考える習慣をつける。

  3. 定期的なフィードバック:部下の状況を把握し、適切なアドバイスを行う。

管理職になりたくない若者が増えているのはなぜ?

こんなことばっかり管理職に要求すると、要求度合いが高くなってきているように感じませんか?そういえば、最近、管理職になりたくない若者が多いなんていうニュースも目にしますよね。それは、要求が多い割に対して見返りもない、ということらしいです。

  • 責任の重さ:ミスの責任を問われるプレッシャーが強い。

  • 長時間労働:管理職になると労働時間が増えやすい。

  • 給与の見合わなさ:責任に対して報酬が少ないと感じる。

管理職になることで得られるメリット

確かに目に見えてメリットが得られていないように思うかもしれませんが、管理職も悪くないですよ。例えば、以下のようなことが手に入ります。マネジメントやっていましたという人間は「優秀そう」というレッテルを手にいれることも可能です。

  • キャリアアップ:より高い役職へのステップになる。

  • 自己成長:リーダーシップやマネジメントスキルが身につく。

  • 裁量権の増加:意思決定の幅が広がり、やりがいを感じやすい。

管理職になることも悪くない理由

管理職は大変な仕事ですが、部下の成長を支援し、組織をより良くするやりがいのある役割です。感情をうまく利用し、部下と良好な関係を築くことで、組織全体の成功につなげていきましょう。

結局、人が動くことで全て成り立つ世の中なので、マネジメントができないということは人間関係が築きにくい人ということになってしまい、多くの仕事で苦労します。管理職のマネジメントという仕事は、スキルとして捉えることもできます。

これからの社会で生き残るため、少しでも自分の強みを身につけてみましょう!
それでは、ごきげんよう!アディオス!

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