自分に何ができるのか。【8月15日の日記】
朝から、古いPCのデータの始末に悪戦苦闘していた。
BGM代わりのテレビ番組は、甲子園中継。
終始興奮して話すアナウンサーの声、
打球を打ち返すバットの金属音、
スタンドの懸命な声援とブラスバンド。
画面に注目せずとも、それだけでもう、
球場の熱気が十分わかる。
サイレンの音が響く。
試合の終了、あるいは開始を告げるものかと思って画面に目をやる。
そこには、黙祷を捧げる球児たちの姿があった。
時計の針は、午後0時。
このサイレンのことを知ったのは、
幼い頃に夏を過ごし