きずいた繋がりで、きづきが拡がる。~酪農ドキュメンタリー上映会@函館~
11月10日。
"イイぎゅう"の日(?)。
函館のとあるカフェにて。
酪農ドキュメンタリー映画が上映されました。
ドキュメンタリー映画は社会連携サークルきづききずきの「いっちー」が企画、北海道大学映画研究会と連携して作成されたもの。VR×農業体験の企画をした彼が、次のステップとして"映画"を作成していたんですね。
そして、上映時間にカフェを訪れた15名の感想がコチラ。
ぎゅうぎゅうに詰まった感想の密度を見るだけで、上映会が届けた感動の熱量が伝わってくるようです。
さて、なぜ函館市で実施されたのでしょう。
そこにはどんな想いが込められていたのでしょう。
函館メンバーだからこそ
社会連携サークルきづききずきのnoteで時折振り返りの記事を書いている私、「名畑」は、函館市を拠点にしている学生メンバーです。
きづききずきの活動は基本的に札幌周辺。
遠方を拠点とする私の活動は、オンラインでのミーティング参加や、デザイン系のサポート、note記事の作成などがメイン。
たまに隙を見つけては、札幌メンバーに協力をしてもらいながら現地で企画に参加したりもしてきました。
↓これとか、
↓これとかも。
ただ、札幌と函館はやはり遠いんです。
5時間かかります。
東京ー大阪より時間がかかります。
いや遠いて。
なかなか、頻繁に行き来できるものではございません。
note記事を作るため札幌のメンバーにインタビューするとき、一緒に企画を作り上げることの難しい状況にもどかしさを感じることもありました。
そんな中、「いっちー」のVR体験・映画作成の企画の話を聞いて気付いたのです。札幌で作ったコンテンツを函館でもやってみれば立派なきづききずきの活動になるじゃないかと。
逆に考えれば、札幌のみんなが函館で何かするのは難しい。
函館にいる私なら、できちゃう。
じゃあやるか。
で、やりました。
×函館だからできない
○函館だからこそできる
発想の転換ができたとき、もどかしさは裏返っておもしろさに。
きずいた繋がりが活きる
きづききずきは札幌拠点の活動ですが、
私は函館拠点の団体でも活動しており、1つのプロジェクトの代表をやっていたりします。
↓↓
函館の団体には学生でカフェ・バー運営をしている取組みもあり、そこでドキュメンタリー映画の上映会ができないかを打診しました。カフェのコンセプトは「生産者の想いを届ける」こと。我らが「いっちー」の想いと重なっています。
やらない理由がないはず…!と掛け合ってみると、快くOKをいただきました。ありがとうございます!!
そうして、
社会連携サークルきづききずき初の函館での出張企画、酪農ドキュメンタリー上映会が実現したのです👏👏👏
こうして繋がった企画。
社会には、同じ方向の想いをもって活動している人は至る所にいるはず。
でも、そうした人たちが一緒に何かをやるということは意外なほどに少ないなと思います。
きっとそれは、単に出会っていないから。あるいは、お互い知っているけれど共創のきっかけや時間が無いから。
なんだかもったいないですよね。
今回の企画も、私が2拠点で活動し、それぞれの場所で繋がりを築けていたからこそ実現できたのだなぁと。
そう思うと嬉しいです。
上映会の様子
私からお客さまへ、ドキュメンタリーの作成経緯と感想ボードの作成協力のおねがいを簡単にご説明し、およそ13分間の映画を鑑賞していただきました。
鑑賞後、希望者には牛乳とかぼちゃドーナツのセットを提供しました。酪農のドキュメンタリーを見た後の牛乳の味は、きっと何気なく飲んでいる時よりも濃厚だったのではなかろうか。
きづきが拡がる
鑑賞後の時間。
私の予想をもう遥かに超えて、みなさん本当に熱心に感想コメントを描きこんでくださいました。
それは間違いなく「いっちー」と北大映研の作品としてのパワー、そして何よりもドキュメンタリーの主役、妹背牛牧場の佐々木さんの想いによって、みんなの心が動かされたからだと思います。
(このドキュメンタリーの作成秘話・内容については、今後「いっちー」からの発信を期待したいところです)
一応、企画者として私も感想を集める=書きたくなる工夫をしていました。
その効果も多少あったと思いたい。
感想ボードは寄せ書きの形をとりつつも、まっさらな牛の絵を先に描いておき、みなさんの感想で牛柄を作りましょうと呼びかけたんですね。
結果的に、みなさんメッセージを張り付ける過程も楽しんでくださったようで、工夫は大成功だったように思います!
(ただ、想定よりもたくさん感想があつまったことで、牛肉の部位説明みたいに見えるというツッコミもいただきました笑。)
…大事なことは、
今回の上映会によって生産者の想いを見聞きし、新たな気づきを得た人の輪が拡がったことだと思います。
そして、みんなの気づきを見える形で記してもらい、それを「いっちー」へ、さらには関係者の方々へ感謝とともにお返しすることができたことだと思います。
生産者側の想いを消費者が受けとる機会はあれど、受け取った消費者側の想いを生産者にお返しすることってそんなに多くないですよね。
でも、想いを双方向に送りあうことが実は大事なんじゃないかなと。だってその方が、お互いが嬉しいと思いませんか?お互いが頑張れると思いませんか?
この企画を通して、私はそんな気づきを得ました。
いや、もともと考えてはいたので、やっぱり大事だなと気が付きました。
今回関わっていただいたすべての人たち牛たちへ、感謝。
輪、拡げたいなぁ。
おわりになりますが、
こんな取組み、拡げていけたら素敵だなぁと思います。
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