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今日がよければそれで

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かかってこい

最近良いことあった?と聞かれて、とっさに「元気!」と答えたら笑われた。例年この時期は夏バテでぐったりしているのだけど、今年はなんともない。ごはんもお酒も美味しい。ありがてえ。 お元気ですか?わたしは元気です。なんて手紙でも書きたいけど、送る相手もいないので自分語りのプラットフォームことnoteに書いてます。そんな感じの夏日記2023①です。 月曜日(曇り)もう会わないんだろうなーと思っていた人たちと、突然一緒に働くことになった。うれしい。 数日前にこの予定が決まってから、楽

    • 結局あなたは何者ですか?

      国立博物館で「ハローキティ展」を見たら、キティのことがもっとよく分からなくなって帰ってきた。 そもそも特別ファンというわけでもなかった。かつて幼児だった人間としてサンリオショップに興奮するという成長過程を通過してはいるが、それも数十年前のこと。 わたしは国立博物館には頻繁に足を運ぶが東洋館にしか興味がない。ただ特別展のチケットが手元にあった。同時開催のはにわ展と迷ったが、どちらにしてもさして熱意はなく、表慶館に入ってみたかったのと、キティを展示するという状態がイメージできな

      • 撮った瞬間の前後

        夜。カメラを持って出掛けて、一駅歩きながら写真を撮る。最近写真展ばかり見ているせいで単純に触発されている。カメラについてはいろんな面で未熟というか初心者ではあるが、自分で自分の写真を気に入っている。寒さが増していくのを感じながら家に帰って温かいご飯とビールを飲む日々が本当に幸せ。そんな感じの秋の終わり日記です。 月曜日(晴) 今期のおでんを開始した。普段は豚モツを入れるが、今回は牛すじに変更。ちょっと味がくどいので静岡おでんにする。練り物セットについているおでんのもとをベ

        • 治水、近代建築、田んぼに吹く風

          “人間のことばっかり考えるな。もっと5月の田んぼに吹く風のこととか考えろよ” と、誰かが呟いていたのを数年前に偶然見かけた。知らない人だった。どんな状況で何を意図してそう言ったのかもわからないのに、何となく心に残って、今でもずっと覚えている。 田んぼ 台湾高鉄の桃園駅から新幹線に乗り、台南へ向かっている途中に、わたしはそれを見た。よく晴れて穏やかな、5月らしい朝だった。運良く左側の窓際の席がとれて、ぼんやりと外を見ていた。一人旅だと、景色見るかスマホ見るかしかやることがな

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        かかってこい

          週末タイ留学 ②

          一年以上タイ料理を食べ続けているが、いまだに飽きてない。それどころか最近はスーパーへ買い物に行ってもパクチーやとうがらしを購入する始末。飽きるどころか食欲が増進されているのは気のせいではないだろう。タイ料理にふんだんに使われるハーブの爽やかな香りや香辛料の刺激、調味料の無限の組み合わせが、わたしを誘惑している。あの暑くて湿度の高い地域で食欲を増す工夫がされているのは、必然とも言えるだろう。 こればタイに限らずだけど、アジアの国々に文化として根付く食への執念って大好きだ。 ラ

          週末タイ留学 ②

          そういうことの方が私には大事だった

          最近はといえば、季節の変わり目ですのでご自愛ください。とかなんとか書いてビジネスメールを締めている。気の使える社会人を装っているが、ご自愛したいのはわたくし自身でございます。しっかりした文章がかけるコンディションではない。書かなくてもいいのに書きたいから書く、構成もまとまりも印象も考えずに書きたいことを。そんな感じのゆる日記です。 月曜日(晴) 4年に一回くらいのペースで連絡をとる人がいて、その周期がきたので近況報告をした。わたしがぼんやり生きている間に彼の人生はだいぶ遠

          そういうことの方が私には大事だった

          誰かのまぶしい日々のこと

          誰かの生活をちょっと分けてもらって、自分自身の人生からちょっと距離を置く。人の日記を読むのって中毒性がある。どうしてこんなに本や映画や芸術を必要としているんだろうと思うけど、結局自分のことばかり考えてしまう思考を止めたいんだろうな。そんな感じの読書感想日記です。 納税、のち、ヘラクレスメス  のべつ考える日々 これは雨の日に読みたい本だ。しっとりとした雨の日に毛布に包まって温かいココアでも飲みながら読みたい。途中で本を閉じて眠ってしまうのもありだ。 一定のリズムで進む短いコ

          誰かのまぶしい日々のこと

          週末タイ留学

          ことばを学び始めた途端、気がついてしまった。 単語だけ覚えても使い方がわからないこと、ネイティブが使っている言い回しが翻訳アプリで出てくるとは限らないこと、言葉の温度やニュアンスは習慣や価値観を反映していること。これがちまたで言う「言語は文化」というやつか。 ここ一年くらい、週末はタイレストランでタイ人たちと働いている。たくさんいた日本人スタッフはいつの間にか私ひとりになり、気づいたら日本語勢力が小さくなっていた。あらゆる業務連絡がタイ語で交わされ、なかなか私まで届かない、

          週末タイ留学

          しみじみ滋味

          涼しくなってきた。何食べたいのかよく分からないまま食べたいものが変わる。旬とか粋とかを楽しめるのって生活の余裕だよね。そんな感じで秋の食べ物日記です。 月曜日(曇りのち雨) マイバスへ行きふと見つけた根菜のパックを買ったらすごく良かった。にんじん大根ごぼうなどをカットして真空パックされている。水分は野菜の味が出ているので捨てずにそのまま使ってください、とのこと。酒、しょうゆ、麺つゆを適当に入れて煮込み、鶏肉と一緒にけんちんうどんにした。根菜のしみじみした滋味がうどんに染み

          しみじみ滋味

          本屋のそれぞれどれ

          日に日に秋が深まって読みたい本がたくさんあって内にこもりがち。それなのに本屋を開拓して積読を増やしてる。絶賛読書ブーム。知識が増えるって楽しいね。そんな感じの読書日記です。 火曜日(晴れ時々雨) シトシトと霧のような雨が降っていたが外に出ることにした。ちょうど近くに気になる本屋があった。南池袋にある「新榮堂書店」 小さな店だ。昼下がり、店内にはラジオがかかっていた。雨と書店とラジオの組み合わせがこんなにも相性が良いとは。店主が作業をしている音が奥の方から聞こえる。なんとい

          本屋のそれぞれどれ

          ふつうに飽きたら

          閉館して4ヶ月余りで再開した水族館「あわしまマリンパーク」に行った。生き物への愛がすごくて信じられないくらい癒された。何が愛かって?展示の熱量がすごい。熱すぎてこわい。本当に好きな人が書いた体温のある言葉。 それを読みつつ魚たちを見ると解像度がちょっと上がって楽しい。「本当だね」とか「確かに」とか「じゃあこれは?」とか、書いた人に話しかけたくなった。 なんか地方の観光地って特に最近手を入れてきれいになったところが、同じコンサルが入ってんですか?ってくらいどこに行っても似た

          ふつうに飽きたら

          旅行に行きたいけど準備がめんどくさいわたしへ

          カレンダーを見て今月は月末に仕事がない、つまり連休があることに気がついてああこれは旅行に行かなければと思っているのにいつまでもいつまでも詳細が決まらない。後でいいやと思っているうちに刻々とその日が迫り結局どこにも行かずに休みが終わってしまう。そんな悲しいことを繰り返している。 なにが億劫かというと、考えることだ。 どこに行って何をしてそのための交通手段と必要なものと当日の天気、計画するのがめんどくさいんだ。わたしのキャパの問題なんだけど、日々の生活でリソースを使い切ってしま

          旅行に行きたいけど準備がめんどくさいわたしへ

          また会えましたね

          9月に入った途端にほんのり涼しくなって、セプテンバーさんに呼び掛けている人を複数見かけた。一瞬で猛暑に戻ったけど、夏と秋の間の季節って好き。終わりそうで終わらない夏って、まだまだいけるぜって気持ちになるから。そんな感じの九月日記です。 月曜日(晴)ルッコラをもらったのでサンドイッチを作ることにした。カンパーニュとハムを買う。ハムはモモハム。パンは近所のOKストアで買った。店で焼いているやつが安くて美味しい。それにさっと水をかけてトーストして、マヨネーズとマスタードを塗り、ハ

          また会えましたね

          車窓から見てた

          もうずっと暑くて疲れてうんざりしているけど、車窓からみる夏の光だけはずっと好きだなとふと思った。車からでもバスからでも電車でもそう。青みがあって若々しい光。降りたら空気には秋が混ざっていて、風が吹くと涼しいなって思うけどまだ30℃なんだよね。 とはいえ猛暑を乗り越えてここまで来た、そんな感じの八月日記です。 月曜日(晴)庭で育てているバジルの葉を摘んでレンジで乾燥させ、ドライバジルにした。こういうものを用意しておくと料理が楽。かけるだけでそれっぽい味になる。 最近は作り置

          車窓から見てた

          なながつの真ん中

          書き途中だったり書いても公開しなかった日記が下書きにたくさんあって、そのひとつを再利用して7月の日記を書いた。7月を「しちがつ」と読むか「なながつ」と読むか。これはただの好みなんだけど、今回は、なながつの方がしっくりくる気がしたからそうした。そんなかんじの夏日記です。 月曜日(晴)無性にスイカを食べたくなって、買った。1/8だか1/6だかで、500円だった。高いと思ったけど、もっと安く売っているスーパーまで歩くには暑すぎて(時間をお金で買うのだと言い聞かせながら)それを買っ

          なながつの真ん中

          paradiseの外側へ行く

          「最近のディズニーリゾートは混みすぎて入園前から地獄。園内は外国人観光客で溢れかえり金持ちと情報戦を制した者しか楽しむことができない」みたいなつぶやきをベッドの上でながめて、ディズニーよ、変わってしまったんだな。もう行くこともないんだろうねえ。なんて思いながらゴロゴロ。こういう怠惰な時間って最高にしあわせだとかみしめていたら、旧知の友人からLINE。明日、ディズニーシー行かない?空いてるっぽいから!と。えー本当かよ、と思いつつ快諾。突然のディズニー行きが決まりました。学生の頃

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