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テストステロン最適化のための栄養素施策まとめ
目的:内因性テストステロンの分泌、受容体結合を最大化する。
①テストステロン分泌施策
・亜鉛を一日50㎎以上摂取する。
テストステロンの生合成に直接かかわるだけでなく、銅と共に活性酸素除去にも寄与する。またインスリンにも大きくかかわる。
・ビタミンDを一日2000IU以上摂取する。
精巣、骨格筋に受容体があり、テストステロン生合成に直接寄与する可能性が高い。テストステロン合成低下を抑制する。
・マグネシウムを一日450㎎程度摂取する。
マグネシウムはテストステロン生合成だけでなく、ヒトの生命活動の円滑化に寄与する重要なミネラル。
受容体活性化戦略
・L-カルニチンを1000㎎~2000㎎摂取する。
L-カルニチンは安静時のアンドロゲン受容体発現を促進することが報告されている。これだけでなく、L-カルニチン自体が脂肪燃焼に関わる栄養素。
・Na⁺ : K⁺=1 : 1.5-2にする。
細胞内液への水分の流入を増やし、細胞膜に存在する受容体っを活性化させる。インスリンやIGF-1だけでなく、膜アンドロゲン受容体も活性化させることができる。
・イソブラボンを一日100~150㎎摂取する
エストロゲンβ受容体とイソブラボンを結合させ、アロマターゼ阻害及びエスロトゲンα受容体へのエストロゲンの結合阻害。
・ボロン一日10㎎若しくはトンカットアリを一日600㎎摂取する。
SHBGとテストステロンのの結合を阻害することで遊離テストステロンを増やす。
抗酸化施策
・NACを摂取する。
NACを摂取するタイミングでセレン100~200mcgも一緒に摂取したい。
・ビタミンC一日1000mg~ビタミンE一日300㎎程度摂取する。
マクロ施策
・体重×2~2.5gのタンパク質を摂取する。
・総カロリーの20~30%を脂質で摂取する。
・総脂質の70%以上を不飽和脂肪酸で摂取する。
・ω-3を一日4g以上摂取する。