詩)昼と夜の狭間
山の頂きがオレンジ色に染まる
夜の帳に浸食され色を濃くする
溶けて混ざり合う黒とオレンジ
世界は止まってしまったのか
曖昧な漸次的移行の景色
右手には人々の営み
左手には何処までも続く海
真ん中の道を漂うかの様に歩く
音が眠りにつき星が動き出す
空と海の境目が分からなくなる頃
山の頂きがその姿を隠す
私はたった一人家路を歩く
止まってしまった時計の針を
もう一度進める為に
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