立ち上がったライオン!噛み付けバビロン!
Spinna B-ill & The Cavemans の名曲『ライオンの子』
Spinna B-ill & The Cavemans の『ライオンの子』。今の時代だからこそ心に響く名曲です。ぜひ聴いてみてください👇
この曲は、spinna b-ill & the cavemans のサードアルバム『Reggae Train』(2004年リリース)に収録されていて、マキシシングルとしても発売されています。
僕が Spinna B-ill & The Cavemans を知ったのは、2020年の春。コロナが流行り始めたときでした。コロナの流行と共に僕は膠原病(関節リウマチ)に罹り、3週間の入院をしました。退院後の僕は心がモヤモヤしていて、その時にこの『ライオンの子』から希望と元気をもらったのです。
悶々としたコロナ禍。そして僕の病気。そんな中で出会ったこの曲には、とても思い入れがあります。
未来への希望を唱えるアンセム
曲はもちろんのこと、歌詞がとても響くのです。
ラスタの思想です。
ラスタの思想とは、ラスタファリ運動のことを指し、1930年代にジャマイカで始まった宗教・文化運動です。この運動は、エチオピア皇帝ハイレ・セラシエ1世を神(ジャー)と崇拝し、アフリカ回帰を目指すことを中心としています。
「ライオン」は、ラスタファリ運動において非常に重要なシンボルで、力、勇気、正義の象徴です。彼らの精神的な強さや抵抗の象徴となっているのです。
「バビロン」は、ラスタファリアンにとって抑圧的で不公正な西洋の制度を象徴します。特に、植民地支配や奴隷制、現代の資本主義社会など、民衆を抑圧するシステムを指します。
「立ち上がったライオン 噛み付けバビロン」の歌詞が特に好きです。これは時の権力者への抵抗と闘いを示しており、自由を掴むためのメッセージが込められています。今の時代に通じるものがあります。その抵抗する姿勢が歌われています。
オフィシャル HD movie と DUBバージョン
オフィシャル HD movieです。未来を担う子どもたちが素晴らしく表現されています👇
DUBバージョンです。じわりじわりと効いてきます👇
3:46~の語り、「やりたいことをやろう」「行けばわかるさ」「新しい景色が見えるさ」。良いフレーズですね。
このDUBバージョン、1:17 1:26 1:34 2:55 3:33 3:11 のところが、ボブマーリーの『Is This Love』のイントロなんですよ。こういうのって、なんだか嬉しくなりますね。
カバーバージョンが良いですよー
シンガーソングライター・倉沢よしえのアコースティックバージョン👇
力強いヴォーカルに打たれました。歌に魂が宿っているようで、胸に響きます。
まとめ
音楽というのは、その人に限りないパワーを与えるものです。特に、自分の正義を貫き、不正に立ち向かい、希望を追い求める姿勢は、僕たちにとって非常に重要です。この『ライオンの子』は、そんな勇気と力を与えてくれる一曲です。ライオンのような強さと決意を持って、不条理に立ち向かうメッセージが心に響きます。聴くたびに、自分自身も勇気を持って前に進む力をもらえる、そんな素晴らしい曲です。
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