大東亜戦争での敗北後、GHQによる占領政策の下で日本の教育システムは大きく変更され、従来の「歴史、地理、修身」の学科は廃止され、それに代わり「社会科」という学科が新設されました。これは、当時の日本社会を変革し、日本を新たな時代に導くための措置の一つでした。
戦前戦中の日本は、国際的にも強力な国として知られていました。そして、国民一人一人がとても思考力のある優秀な民族でした。戦後のこの変化は、日本の教育に大きな影響を与えました。
この記事では、特に「歴史科」の廃止とそれに代わる「社会科」の導入に焦点を当て、教育への影響を探ります。
「社会科」が暗記重視であることの謎が解けた
こちらの動画をご覧になってください。素晴らしい内容です。
「社会科」は深掘りはしません。なぜかといいますと、生徒はテストでなるべく高得点を取りたいため、テストに出題される部分を丸暗記する勉強になるからです。なので、その事柄の真実や本当のことは良く分からないままで進んでいく場合が多いのです。
戦前戦中の「歴史科」とは
「歴史科」は、生徒たちに「なぜ?」と問いかけ、深く考えることを促す学問でした。たとえば「なぜ?1600年に関ヶ原の戦いが起こったのか?」という問いに対して、生徒たちは授業で討論し、様々な意見を交わしました。歴史は常に「正解」があるわけではなく、いろんな根拠や考えに基づいて「こうだったのではないか?」「いや、こっちだよ」といった具合で、自由な発言が奨励されていたため、生徒たちは自分で考え、自分の言葉でしっかりと発言できる。当時の授業は生徒たちにとって魅力的でした。
戦後の「社会科」について
戦後、新たに導入された「社会科」では、「歴史的分野」が含まれていますが、その教育方法には大きな変化が見られました。「社会科」の授業では、歴史の事実を単に暗記することが主流となり、深い考察や討論の場が失われました。結果として、生徒たちは正解を求める学習に重点を置くようになり、思考力や議論を重視する姿勢が減少しました。
「社会科」とういうのは、社会人となったときに一般常識として「これは知っておいたほうがいい」というものを学ぶのを目的とした学科です。たとえば、友人同士の会話で「今年の大河ドラマの『どうする家康』観てる?」と会話になったとき、もう一人の人が「え、家康って誰だっけ?」だと、話が進まない😅 なのでそれを避けるために「一般常識としてこれを知っておこう」ということを勉強するのが「社会科」なのです。
教育の変化がもたらす問題点
この教育の変化は、現代の日本社会にも影響を及ぼしています。多くの人々が、知識を深めることよりも、単に正解を知ることに重点を置くようになります。高い偏差値を目指すために、点数を取ることに重点を置いています。このため、表面的な知識を得ることが重視され、偏差値が高いほど「優れている」という誤解が生まれています。
また、日本社会には「特定の知識を持っていないと恥ずかしい」という風潮が存在します。このような圧力は、知らないことを隠して知っているふりをするような行動を促します。この結果、表面的で浅い会話が増え、実際には双方がその話題について十分に知識を持っていないにもかかわらず、その話題について話を続けることがあります。これは社会にとって有益ではありません。知識がないことを認めることができる環境でしたら、知っている人が他者を軽蔑せずに知識を共有することで、お互いが深く学ぶ機会になります。
現在の日本人の中には、チャレンジ精神や自己肯定感が低い傾向が見られます。これは、知識が不足していることや間違いを恐れるために、新たな試みを避けるようになることが一因と考えられます。
学校の授業では、教師が質問を募るものの、生徒たちが質問をすることはほとんどありません。これは、変な質問をして他の生徒に笑われることを恐れるためだと思われます。こうした現象は、現在の教育方法に問題があることを示唆しています。
本当の「歴史教育」を復活させよう!
僕は、戦前の「歴史科」のような教育方法を復活させることで、日本人の思考力や表現力を取り戻すことができると考えます。日本は伝統的に強い国であり、日本人は才能に恵まれています。そんな自信を取り戻し、教育を通じてさらなる発展を目指すべきです。
本当の「歴史教育」を復活させようじゃないか!💪
ー 追記 ー
この記事をテーマにして、ラップのリリックを書きました。
ーー kindle出版しています --