見出し画像

【至高】極寒のバルト海が水風呂!本場フィンランドのサウナで史上最高に整ったフィンランド旅行記。

Hej!こんにちは!スウェーデンの大学に交換留学中のむぎばたけです!
みなさん『かもめ食堂』という映画を見たことはありますか?小林聡美さん演じるサチコが小さな日本食堂「かもめ食堂」をフィンランドの首都ヘルシンキに開くことから始まる映画。私は大学一年生の頃に、アマゾンプライムの無料トライアル期間を有効活用しようと映画を見まくっていたときにこの映画に出会ったことを記憶しています。フィンランドの穏やかな空気感と片桐はいりのなんとも言えない魅力的な演技、淡々としているのだけれど飽きがこない心温まるストーリー。
かもめ食堂は私の好きな映画リストにノミネートされています。

いつかフィンランドを訪れてみたいな。
かもめ食堂を見てから抱いていたそんな願いが実現した2022年3月下旬の1泊2日のヘルシンキ旅行の記録です。なかなか海外旅行ができないご時世ですが、少しでも海外旅行をしている気分を感じていただけたり、次の旅行のアイデアにしていただけたら幸いです。

【1日目】

午前11時ごろにフィンランドに到着。
着陸前に飛行機の座席の窓から見えた銀世界。
もうすぐ4月に差し掛かろうとしているのにまだ湖も凍っています。

いつもお世話になっているヨーロッパ格安航空ライアンエアー。

ヘルシンキ・バンター国際空港に着くと
「おうおうよく来たな、ワイがフィンランドの人気者やぞ、ワイを欲しがっとるんやろ」と言わんばかりにムーミンショップが早速お出迎え。((絶対ムーミンの一人称はワイではない))

靴下がとても可愛かったけど、靴下一足12€は私にはちょっと高いので、ムーミンには早々別れを告げました。

カラフルな靴下がたくさん。かわいい。。。また今度な、ムーミン。
空港にはこんなボードもたくさん。


最初の目的地は、iittala&Arabia Design Centre

フィンランドの代表的な食器ブランド、iittalaやArabiaのショップやカフェ、ミュージアムが煉瓦造りの素敵な建物の中にあります。

外観:ARABIAの文字とえんとつが目印
ショップ:iittalaが多め、セカンドハンド品も売っていましたよ。
奥には名前は忘れてしまいましたが、寝具類を売っているお店もありました。
長くつづく廊下とペンダント電球ライトがおしゃれ、カフェも併設。
色の標本なんかも展示。
このぶつぶつのシリーズがずっと欲しかったけど結局買わずじまい。
あとどこでこんな木見つけてくるのよ。おしゃれ。


最上階にはミュージアム。無料で入れました◎
スウェーデンの大学で北欧デザインの授業を履修したときにiittalaがすごく気に入ったのでいろんな時代の作品を実際にみることができて嬉しかったです。

お気に入りのAlvar Aaltoの花瓶。フィンランドの湖にインスピレーションを受けた作品。
社会人になってお金貯めて絶対買う。(宣言)

トラムとバスに乗って今度は市街地へ。

Helsinki Cathedral

真っ青の雲ひとつないヘルシンキの青空に、純白の教会が映えてとっても綺麗。

Market Square

このHelsinki  Cathedralから少し歩くと、港があってそこにMarket  Squareという小さな市場があります。
工芸品や屋台、小さなテントのカフェなどが並んでいます。
マーケットは午後5時まで開いているのですが、午後3時ごろに訪れたせいなのか出店はもう少なめ。観光客もまばらでした。ここのテント式レストランで遅めのお昼を食べました。

シーフードがたくさん。フィンランドの伝統料理も。
さすが、サーモン大きい。美味しそう。
シーフードミックスをチョイス。
オニオンリングとイカリング、ハーブの効いたポテトと野菜。
煮干しがちょっと大きくなったみたいな魚の揚げ物。
うかうか外で写真をとっていると大量のカモメが目をぎらつかせてやってきたので急いでテントの中へ。
サーモンスープというフィンランドの伝統料理も一緒にいただく。
優しいミルクスープとサーモンがよくあって美味しい。

ご飯を食べてちょっとまちをぶらぶら。
実はデンマークコペンハーゲンの深夜便→イギリスで地べたで空港泊・早朝便→ヘルシンキに到着したので、さすがにクタクタ。もう観光する元気はないので、ホテルにチェックイン。からの爆睡。

夜ご飯は、現地のスーパーK Marketで調達

旅先でスーパーに行くことは旅行の楽しみの一つです。

K  Marketしか見かけなかった。強い、K  Market。
サーモンの品揃え◎
お酒のパッケージがポップでキュート。
さすが北欧、ベリー類が充実。
ムーミンはあらゆるところに潜んでいます。かわいい。
帰り道雪で滑って転倒した友人。


ホテルに戻ってロビーで素敵な出会い&一緒に夕食

ホテルに戻るとロビーで日本人ですか?と声を掛けられました。
彼は日本からその日到着したばかりで、フィンランドのサッカークラブのテストを受けに来ていたサッカー選手の人でした。しかも全員九州出身ということで仲良くなり、せっかくなので一緒に共有キッチンで夜ご飯を食べることになりました。

ちなみにこれは鹿肉のハンバーグ。フィンランドでは鹿肉を食べるそう。
あんまりクセもなくてほぼ牛肉。美味しかった。


【2日目】


朝ごはんはホテルで食べて、9時ごろ出発。

向かった先は

Marimekko  Herttoniemi  Prime&Outlet。

大柄の花柄のデザインが代表的なフィンランドブランドMarimekkoの本社であり、
定価よりも安く購入できるアウトレットや誰でも利用できる社員食堂があります。

マリメッコといえばこの柄。かわいい!
20%から70%オフで買えます。

生地や切れ端の計り売りなんかもありました◎

戦利品。ペーパーナプキンとトートバッグは日本の友人たちと母へのお土産に。

マリメッコ社員食堂へ潜入

お昼ご飯は社員食堂で食べることに、メインディシュが選べるランチだと13ユーロ、スープランチだと11ユーロほどでした。サラダとパン、飲み物は自由に取れて、健康的で美味しかったです。なんと入ってもテーブルウェアが全部マリメッコ!テンション爆上げランチでした。

社員さんやお客さんが混じって食べてます。白を基調とした空間にマリメッコのカラフルで大胆な小物がアクセントになった素敵な場所でした。切実にここで働きたい。


旅のハイライトはサウナ:Lölyl(ロウリュ)Helsinki


フィンランドはサウナの聖地!フィンランドの自然と融合したサウナで最高に整いたい!そこで2016年にオープンした中心部に近いこのサウナを選びました。
なんとこのサウナはバルト海に面していて、熱々のサウナの後は目の前のバルト海に飛び込むのです。

平日は15時から22時まで開いていて、せめてもの抵抗で暖かい時間を狙い15時から予約。二時間制で男女共同水着着用です。水着は有料ですがレンタルもあるし、シャンプーや石鹸タオルは料金に含まれているのでプラっといけちゃいます!ですがオンラインでの予約制なのは注意。(サイトはこちら)

サウナの外観を撮ってなかったですが、かなりモダンでおしゃれな建築になってます!(ホームページを参照してみてください)
中にはロッカーシャワールーム、薪が炊いてあるリラックススペース、二種類のサウナがあります。一つは暗闇サウナみたいな感じで、もう一つはまあ普通の一般的なサウナで中にでっかい鉄釜があります。20分に一回ほどスタッフの人が、この鉄釜の蓋を開けて水をかけることがアッツアツの蒸気がサウナに蔓延し、体が一気に暑くなり、汗が吹き出します。そしてもう無理!!というタイミングでダッシュで外へ!覚悟を決めてマイナスのバルト海にドボンです。私も含めみんな叫びながら入ってました。超寒かったです!!

最高に整います。
日本でも岩盤浴や留学しているスウェーデンでもよくサウナ行っているのですが、
今までにないくらいの爽快感を感じました。サウナと極寒のバルト海のセット最高でした。
二時間サウナ長くね?と思っていましたが、あっという間でした。フィンランドを訪れた際はぜひ、試してみてください!

この階段をダッシュで駆け下り、バルト海へジャボン。

帰りはヘルシンキ中央駅でクラブのテスト終わりのサッカー青年と再び合流して最後に夜ご飯!
駅前のハンバーガーをチョイス。普段はハンバーガーを食べないという徹底した食事管理と夢を遥々ヨーロッパの地で追いかける人生に刺激を受けつつ、くだらん話もできてとても楽しかったです!素敵な出会いに感謝!私ももっと頑張ろうと!


長くなりましたが、これにて1泊2日のヘルシンキ旅行記おしまいです。
サウナと北欧デザインへの愛が深まった充実した二日間でした。

いいなと思ったら応援しよう!