
#統計データ No.11
以前の投稿にありますが、私は現在「通信制大学」に通っています。
ですが、そもそも大学という機関について何も知らないな~ということで、大学に関する統計データにフォーカスしていこうと思います。
上記のデータは「高等専門学校・短期大学・大学・大学院の学科別学生数」と言い、出典は統計局ホームページです。「統計局 日本の統計」で検索しても出てきます。
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今回はボリュームを絞る意味でも大学以外については割愛します。
さて、いろいろ気になる部分があるのですが、そもそも論で「何故、人口減少・少子化が進む中、大学生の数が増え続けているのか?」です。
皆さんも、少し考えてみてください。
回答として考えられるモノって、複数あると思います。
ここからは、個人的に考えたコトを書いていきます。
①進学率の上昇
以前に比べて、最終学歴「大学卒」の方が増えたのだと思います。「学歴社会」なんて言葉もありますよね。
最終学卒歴が生涯賃金に比例するという話は周知の事実だと思いますが、現在は少し変化がみられます。「個の尊重」の流れです。
「自分らしい働き方」を模索する方が増えてきていますよね。ですが、これも現実問題「学歴」によって成功確率は変動します。切り離すことは難しいと言えるでしょう。
「より高いレベルの大学へ、より専門的な大学へ」という風潮があり、「大学の数」も増えていますが、一方で、「学歴のコモディティ化」ともいえる状況でもあります。
多くの方が大学進学されると「大学卒」の肩書だけではブランドになりません。「○○大学卒」だからこそ就職できるという企業もあるくらい、今は学歴への評価水準が高まっていると言えます。
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ここで、考えておかなければならないことは、「大学進学率の上昇の裏側」です。
たまに話題になりますが、日本という国は学力水準が高い国です。「義務教育制度」があるおかげで、私たちは普通に「読み・書き」ができますが、これは世界的には普通のことではありません。
つまり、日本人であるが故の恩恵を私たちは意識しなくても享受しているという事実が土台にあるということです。
また、進学には費用が掛かります。親として誰もが子供に教育を受けさせるためにこの費用を捻出することを想定しておかなければなりません。
子どもは生まれた環境の生活水準を選ぶことは出来ません。そのような思いを幼少期に体験された方もいるかもしれません。
金融教育は社会人になってからでも遅くはないので、将来のためにご一考いただければと思います。
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②海外からの留学生の増加
こちらのリンクには、「日本の大学に在籍する外国人学生数」のデータがあります。(出典:統計局ホームページ)
見ていただけると分かるのですが、「上昇し続けている」わけではありませんが、増加しています。
皆さんの中にも、留学生と親交のある方がいると思いますが、彼らの学ぶ意欲はものすごく高いです。互いに切磋琢磨することで、スパイラルアップしていきたいですね。
③浪人・留年
大学進学者の増加に伴い、これらのイメージがそこまで悪くなくなってきたことで、ハードルが下がり、自らこのような選択をされる方が増えたように感じるのは私だけでしょうか?
少子化により、子供一人に対する出費は増加傾向です。一昔前なら「1年浪人してダメだったら就職する」という選択が主流だったのかもしれませんが、「受かるまで受験する」という選択をされる方が増えたのではないでしょうか?
もちろん、「継続した努力ができる」という良い傾向もありますが負の側面もあるでしょう。
また、現在の社会情勢のような状況下において、「1年かけて就活する」よりも「1年留年して”新卒”として就活する」ということで生じるメリットも場合によってはあるようです。
④リカレント教育
私のように…というと、おこがましいのですが、「学び直し」で社会に出た後、大学に入り直すという選択をされる方も増えてきていると感じています。
学習意欲、というよりも不安定な社会で自身の将来に危機感を抱き、セカンドキャリアの形成を考えるうえで学ぶという、将来設計の面も大きいのではないでしょうか?ちなみに私は両方ともあります。
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あー( 一一)、ホントは「学部の数」とか「都道府県別学生数」とかもツッコミたかったのですが、文字数が増えてしまうので、気が向いたら、またの機会に投稿したいと思います。
皆さんは、「この時代に大学生が増えるわけ」を、どのように考えましたか?
コメントいただけると嬉しいですが、ご自身で伝えたい主張があれば各自で投稿してみてはいかがでしょうか?
ということで、今回の投稿は以上です。