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モノの精神、コトの理念。


私は自分を偽って生きていると思います。

それは、社会との接点において仮面を被り…誤解を恐れずに言うのならば「虚勢」を張って社会人として生きています。

そんな考えの私は、自己肯定感の低い人間だと思っていました。

ですが、第三者からすると、その虚勢を張った姿というものが「自己肯定感のある人間」だと映り、結果として周りの人の自己肯定感を上げる作用があるのだと気づかされました。

今回は、その「自己肯定感」について書いていこうと思います。

最後までお付き合いいただきたいと思います。

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自己肯定感は、そもそも「高い」や「低い」という概念がないということは以前の記事に書いたように思います。

…が、どの記事だったのか、すぐには見つからなかったので、リンク貼れませんでしたm(__)m。

自己評価の高低は、他者と比べるからこそ、そのように感じるのであって、本来は「有無の問題」であると私は認識しています。

自己肯定感という言葉を冒頭から使っていますが、聞きなれない言葉だと思う方は「自信」という言葉に置き換えてもいいでしょう。

さて、言葉は悪いかもしれませんが、自信がない人間というのは「自信がない者同士で集まる」か「自分より自信がある者に憧れを抱く」かのどちらかではないでしょうか?

私自身は、どちらかといえば自分と同質のものに親近感を抱く、そんな人間でした。

ですから、私のような人間に対して、自己肯定感が高い人と感じる方が現れるなんて思いもしませんでした。

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今まで経験の無かったことに躊躇いつつも、これは一つの「転機」ではないかと思うようになりました。

自分が、より高みを目指す時期に来ているのではないかということです。

私にとって「働く」ということは「自分の価値を知る行為」であると思っています。

私は若い頃、「自分の価値=提示された金額」だと思っていました。

ですが、それはただの幻想に過ぎないことには、早々に気がつきましたが…。

自分の価値は、働く場所によって高く見積もられることもあれば、低く設定されることもあります。

これは誰かに原因があるのではなく、会社の規模であったり、マクロな経済的事情、社会情勢…そういったものが関与するものです。

そもそも、自分の価値とは何でしょうか?

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それは、自分がどう感じるかに尽きると思います。

今の自分を今の自分が評価するのではなく、過去の自分を未来の自分が評価するという形なんだと思います。

私は製造業に勤めていましたが、働いている間は自分の価値を今よりも低く見積もっていました

ですが、その職から離れてみて、そこで得た技術よりも何よりも、精神面に高い価値があるのではないかと今では思います。

一般的に経済活動というのは、モノを売るかコトを売るかです。

モノを売る、あるいはモノを作るという作業は、個人の精神に大きく依存します。

古くから日本では「職人気質」と呼ばれるものに対して、自身の生き様を投影するようなものづくりが「心の在り方」として存在していました。

一方、サービス(コト)売るにせよ作るにせよ「理念」というものが存在します。

なぜそのサービスが存在するのか

理念とは、その意義を問う作業となります。

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日本ではあまり馴染みがない言葉かもしれませんが、そのサービスの提供の根底にある想いには、アントレプレナーシップフロンティアスピリットと言った「諦めない精神」が求められるように感じます。

極論に聞こえるかもしれませんが、ビジネスマンにとって究極とも言える姿は、「(モノの)精神と(コトの)理念の融合」なのではないでしょうか?

まだ未熟ではありますが、私は製造の現場に立った経験から精神を養い、現在のサービスの世界において、理念を心に灯すことから始めています。

そのことが、この究極形の足がかりになっているように思うのです。

今まで自己肯定感があまりなかった時は、自分に対して、そのように思うことはありませんでしたが、小さな工場から広い世界に立って、初めて今、このように思うのです。

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自分のことを過小評価することは、日本の文化的には美徳かもしれませんが、ビジネスにおいてはマイナスでしかありません。

自信のない商品を誰が使用するでしょうか?

自信のない態度で示すサービスを、誰が利用するでしょうか?

そして、多くの人が見落としていますが、人間は言葉や態度から相手の内面を見定める審美眼を持っています。

ですから、ビジネスライクに口だけ達者でも売れるはずがないのです。

そう考えるのであれば、自信あるいは自己肯定感というのは、決して自分自身で低く見積もってはいけないものだと、今の私は考えています。

もしあなたが、自信や自己肯定感を持てずにいるのでしたら、転退職をする必要はありませんが、今よりも広い世界に、その身を置いてみてはいかがでしょうか?

もちろん、このnoteという世界を大いに活用して、たくさんの人と繋がりを持って、自分に落とし込むことも非常に有益だと思います。

精神理念

一見似ているようですが、この二つの言葉を今一度噛み締め、自分の生き方に落とし込んでみてはいかがでしょうか?

ということで、最後までお付き合いくださりありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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