仕事を学問にしたいと思った話
現在、ある意味ニッチな領域で働いているのですが、今の仕事は自分の感覚と非常に相性がいいと感じています。
仕事というのは、それぞれに専門性を極める作業であります。
体を使って感覚を磨くものや、頭脳を使って知識を増やすもの…様々あると思います。
私の仕事は、体と頭脳の両方を使う作業なのですが、実は、歴史があるにも関わらず、制度化された状態がそれほど長くはない、そんな業種であります。
今回は、そういった業種の中に身を置く一人の人間として、やりがいを感じている反面、過去の膨大なデータについて、どのように把握をしていけばいいのか、その暗中模索の状態を綴ってみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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どのような仕事をしていく中でも、何らかの形で法律といったものに触れる機会もあると思います。
これは、さまざまな状況には、必ず自由と責任がついて回り、その所在を明らかにするために法整備がされているものと捉えることができると思います。
日本の法律は憲法に始まり、特別法を含めると非常に多くの法律が存在します。
その全てを把握することは非常に困難ではありますが、それでも、社会人として自分の仕事に関わる法律を覚えておくことは、決して損なことではありません。
とはいえ、業種によっては、それこそ膨大な量の情報を、その身に蓄積する必要があります。
また、その業種が繁栄しきっていない状態、すなわち、未開の地が残っている…そんなビジネス領域である場合は、是非とも開拓の記録を残しておきたいと思うものではないでしょうか。
私は、キャリアコンサルタントという資格を所持していますが、このコンサルタントあるいはコンサルティングというものは、過去の実績を信頼に置き換えて相談者(クライアント)に対してアプローチをする仕事でもあります。
今までコンサルティングというのは、あくまでも相談業務という側面でしか認識しておりませんでしたが、現在の仕事に就いてからは、過去の実績というものが、いかに第三者にとって信頼に足るものかというものを痛感しています。
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先に述べた法律で例えますと、法整備がなされた変遷を把握しておくことで、世の中の流れが明らかになることがあります。
それは、法律というものが社会の流れによって作られているからに他なりません。
現在、様々な仕事が世の中にはあります。
新しく興った仕事というのは、歴史も浅く、属人的な面もあると思いますが、過去の実績がある仕事というのは、それだけで、何らかの形で信頼を勝ち取っている存在であると言えるのではないかと私は感じています。
今回のタイトルにある「仕事を学問にしたい」という考えは、従事している仕事の領域について、過去から現在までの変遷をたどり、自分の知識体系を信頼の担保にすることで、相手との関係構築につながるのではないでしょうか?
そう考えるのであれば、必然的に芽生える考えではないかと思います。
とはいえ、この年齢になるまで、仕事に対してそのような認識になることはありませんでしたから、逆説的に考えれば、今の仕事はそれだけ私にとって相性の良い仕事ではないかと思うのです。
現在、日常の業務に従事する傍ら、業界のデータを取りまとめている最中です。
今の業界は、実に複雑な法律と制度が混在しています。
これらを紐解き、一つの体系として取りまとめ、次世代につなぐ。
この想いが叶うとしたら、それはひとつの学問になり得るのではないか…。
そうなった場合、私の日々の作業というものがその礎となる。
これが、今の私のモチベーションの一つになっています。
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このような考えは、世の中的には特殊なものなのかもしれませんが、誰でも持ち得る考えなのだとも思います。
ですから、仕事に対しモチベーションが上がらない場合、私にとっては学問ですが、それぞれに、ほんの少しだけ思考をズラすことで、新たな気持ちで取り組むこともできるんじゃないかと思うのですが、皆さんはどう思うでしょうか?
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です
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