超スマート社会って「そのうち勝手に完成するモノ」じゃないんです‼
あなたは、超スマート社会という言葉をご存知でしょうか?
内閣府によると「Society5.0」という名前でも呼ばれていますが「IT」や「IoT」、いわゆるインターネットを活用した社会基盤を用い、新しい生活様式を作り出そうとする動きの事です。
…この段階で、すでに「IT」や「IoT」といった知識に疎い自分には関係ない…と思ってしまう人もいるかもしれませんですが、どれだけ技術が進歩しても、忘れてはならないものもあるのではないでしょうか?
今回は、技術の進歩によって見えづらくなっている「社会の根幹」について考えてみようと思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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さて、超スマート社会(Society5.0)とはどういったものかは、下記サイトをご参照ください。
インターネットというものが世の中に登場しデジタルディバイド(情報格差)という言葉もだいぶ認知されてきました。
しかし、この格差の中で、自分がどこに位置しているのかを把握できている人も、まだ少ないのではないでしょうか?
格差解消には、技術の進歩についての新たな知識を習得する必要があり、自分の時間やお金といった資源をどのように投資していくか、というものに個人差が発生していると私は考えています。
ここまでの話で「インターネットや IoT というものを知らなければならない…」と安直に考えるのは、少し気が早いと私は考えています。
超スマート社会というのは、膨大な量の電子機器や各種のセンサーとインターネットがリンクし、それが私たちの生活をより豊かにする社会である、と言えるでしょうが、まず初めに考えなければならないのは、私たち一人ひとりの「心の在り方」なのではないでしょうか。
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今はSDGsの概念も浸透しつつあり、様々な「人間が生まれつき有する権利」についてフォーカスされることが多くなっており、それについてメディアやインターネットも対応してきているとは思います。
ですが、どれだけ技術が進歩しても、私たちの心の中が変わらなければ社会というものは変わらないのではないでしょうか?
例えば、インターネットで「ジェンダー」という言葉を検索する行為を考えてみましょう。
この言葉を検索するのは、その言葉を認知しており、興味を抱き、知ろうとする欲求が高い人のみがアクセスするのではないでしょうか?
ジェンダーに対し、特に意識することもなく、新たな知識を得ようとすることもない人間がいる限り、本当の意味でジェンダーに代表されるような課題が解消されることはないでしょう。
何度もお伝えしている超スマート社会というものは、技術の力で社会を豊かにする概念ではありますが、どれだけ技術が優れても、そこに心が通っていなければ、本当の意味で豊かになることはないのではないでしょうか?
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心がない人間はいません。
そこに知識は必要ありません。
大切なのは「思う」ことと「考える」ことだけです。
誰もが均等にその機会を得ている状態に、いったいどれだけの人が気づいているのでしょうか?
豊かな社会を創るのは機械だけの仕事ではありません。
私たち一人ひとりが思考を巡らすことが前提条件なのではないでしょうか。
だとするならば、どれだけ技術が発展しようとも、まず始めに考えるべきなのは一人ひとりが自分の心を磨いていくということだと思うのです。
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便利になればなるほど、私たちの心は悲しいことに、怠けていくものです。
結果として自分が損をするのは仕方のないことですが、あなたの心ひとつで他人が傷つくことだってあるのです。
豊かさ=お金ではありません。
自分という一人の人間が、この世に今、生きていることの意味を考える。
そこがスタートラインではないでしょうか?
今後も人工知能をはじめ、新しい技術によって私たちの生活は便利になることでしょう。
それを本当の意味で豊かにするには、一人ひとりが自らの心に問いかける、そんな時間が必要だと思うのですが、あなたはどう感じるでしょうか?
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。