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#読書感想文 No.54
前回からだいぶ期間が空いてしましました( ̄▽ ̄;)。
今回、読み終わった書籍はこちらになります。
直接の面識はありませんが、Twitter上で、いつもツイートを拝見している森田先生は、「国家資格キャリアコンサルタント」の先輩でもあります。
こちらは、「キャリアコンサルタントとして売れるための本」ではなく、「個人事業主として生き残るために必要な本」だと感じました。
「note」でも、個人事業主の方や副業をされている方も多いと思いますが、きっと参考になると思いますし、まだ躊躇っている方の背中を押してくれること思います。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
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3つの視点
「好きなことを仕事に」というフレーズが一般的に認知されるようになって久しいのですが、多くの方は「好きなことで食べていける世の中じゃない」と思っているはずです。
ですが、実際に好きなことでお金を稼いでいる人がいることも事実です。
では、「稼げる人」と「稼げない人」の違いとは何でしょうか?
本書では「天職の輪」という図を用いて説明をされているのですが、非常に分かりやすく納得のいく解を示してくれています。
また、例えば「キャリアコンサルタント」という仕事をするにあたり、「就転職の悩み相談をします」と言われても、多くの方は、どこか他人事に感じて依頼しようとは思わないでしょう。
それは、簡単に言えば「差異化」や「差別化」がされておらず、ターゲットとなる「ペルソナ」の設定が甘いからです。
「私は自身の転職での経験を元に、30代から40代の方向けの転職の実情や採用の動向、万が一に備えておくべき家計を中心としたライフプランニングをご提供します」というと、当てはまる人物像が多少は絞れた感じがしますよね。
先の「天職の輪」にしても、自身のビジネスコンセプトにしても、「3つの視点」から、「なぜ稼げないのか?」という点を丁寧に教示してくれています。
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私個人にはドンピシャな内容でした。
「キャリアコンサルタント」という資格は、典型的な「資格だけで食べていけない資格」だということを、合格して、各種の登録をしていく中で悟りました。
他の何かしらの資格やスキルにも共通する事だと思いますが、大切なのは、自身の他の強みと掛け合わせることです。
とは言え、そこまでは、大抵のビジネス書に書かれていることです。
本書の肝は、「どうやって稼ぐか?」を明確に打ち出しているところだと思います。
要するに「ビジネスプラン」まで助言及び指導をしているということです。
一般的な書籍では、そのあたりを伏せ、「偶然に」とか「運がよく」などといった文言で「成功の過程」の言葉を濁したりしますが、本書にはそれがありません。
はっきり言ってしまえば、誰でも、本書を読めば「お金を稼ぐまでのステップ」で迷うことが無くなります。
無駄にSNSのアカウントだけ作って、フワッと集客している気になっているだけの生活から脱することができます。
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ビジネスの原点を見つめ直そう。
今回は「稼げる」といった言葉を使っていますが、そこに抵抗感を示す方も多いでしょう。
しかし、お金をいただくことは、悪いことなのでしょうか?
ビジネスというのは、誰かの不便を解消するために在るものです。
サービスにせよ財の提供にせよ、誰かに求められているから存在しているはずの仕事が、「稼げないから」の理由でなくなることは、その後の大きな機会損失になるのではないでしょうか?
だとするならば、適正な価格を提示し、新たな誰かの不便を解消する元手を得ることに、何の罪があるのでしょうか?
特にサービスの提供は、財の提供と違い、明確な「原価」が存在せず、工賃を定めるのも手間なこともあるでしょう。
ゆえに適正価格を見積れず、安価になったり、逆に言値を要求するということになるのだと思います。
「値付け」は、大変に苦労を伴う作業です。
ですが、ビジネスとしてやっていくためには、避けてはいけないのです。
こういった基本的な考え方から、本書は読者に寄り添ってくれます。
ぜひ、独立起業を考えている方、副業を考えている方は、本書を手に取ってみてはいかがでしょうか?
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
ここからは余談ですが、月曜日ということで、こちら↓↓↓
読んで下さった皆さん、ありがとうございました‼
今回の投稿は以上です。